FMラジオとは、超短波(VHF)の電波を使った周波数変調(FM、Frequency Modulation)方式との変調方式を使った音声放送である。
AMラジオは音声信号を電波の強弱との形で電波に乗せるが、FMラジオは電波の周波数の高低との形で電波に乗せる仕組みで、ノイズや混信に強く高音質な放送が可能。
世界初のFMラジオ放送局はW2XMNが1937年に開局した。
発明者はアメリカのエドウィン・アームストロングで1902年に発明された。
国によって周波数帯が違うという問題を抱える。特に日本はロシアとともにガラパゴスである。特にロシアは大きくずれている。
日本のガラパゴスな放送帯は敗戦による在留米軍の使用周波数の影響(レーダーや通信)である※1。
関東広域圏をサービスエリアとしている外国語FM局「Inter FM」では76.1MHzであったが、2016年6月30日に表向きの理由は送信アンテナの高さを高くしてより受信しやすくする改善をする一方、コミュニティFMとの混信が考えられるとのことで89.7MHzへ変更した。hamlife.jpによると周波数変更は外国人旅行者が持っている海外の国内仕様のFMラジオ受信機でも受信できるように(西欧バンドとアメリカバンド)配慮したのではと推測している。
日本の場合はかつてすぐ上を地上波アナログテレビ(NTSC方式)の1chから3chが割当られていた。周波数は次の通り(0.01MHzの範囲内でオフセットされている場合があり)。
モノラル音声はFMであるため、108.0MHzまで受信できるラジオ受信機の場合はテレビの音声を受信できた。
※1:かつて米軍が使用していた周波数はVHF1chで、首都圏ではNHKが影響を受けている。NHK総合に1chを割り当てできず3ch割り当てた。最終的にはNHK総合とNHK Eテレのチャンネルを交換し、それぞれ1ch、3chとしアナログテレビ放送の終了まで使った。
日本においては和信号(L+R信号)をFMで、差信号(L-R信号)をAMのひとつ搬送波抑圧変調で送ることによってステレオ放送を行っている(パイロット・トーン方式、アメリカのゼネラルエレクトリック社とゼニス社の提案)。
1チャンネルあたりの帯域はAMラジオに比べて広い。AMは9kHz(欧米では10kHz)間隔に対しFMは100kHz(0.1MHz)間隔でその分多くの情報を電波にのせることができる。FMステレオ放送をしても帯域に余裕があるので、文字多重放送(JFNの見えるラジオなどのFM文字多重放送)やデータ多重放送(VICS<道路交通情報通信システム>)が行われる。
日本においてはLMSK(Level controlled Minimum Shift Keying)という変調方式で変調したデータ信号を音声信号より高い周波数で送っている。LMSKとは音声信号のレベルに応じてMSK信号の振幅を変化させる仕組みで、AMのひとつ搬送波抑圧振幅変調であるステレオ信号(L-R信号、差信号)との干渉を相互に制御しながらデータ信号を送ることによって文字情報などデータを送る。NHKが開発したDARC(Data Radio Channel)という技術である。
春から夏にかけてスポラディックE層(Eスポ)という自然現象によって混信が起きる。通常、上空の電離層を突き抜けるので混信のおそれはないが、スポラディックE層が発生すると電波が反射されて地上に戻ってきて混信する。
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最終更新:2026/06/15(月) 11:00
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