藤沢とおるが1997年~2002年に週刊少年マガジンで連載していた漫画。単行本は全25巻。
2009年~2011年には続編となる「TO SHONAN 14DAYS」連載。単行本は全9巻。
2014年からは週刊ヤングマガジンにて「GTO パラダイス・ロスト」を連載中。単行本は2022年11月現在、既刊20巻。
元暴走族・五流大卒の男・鬼塚英吉が吉祥寺を舞台に、学苑の問題を持ち前の型破りさで解決していく物語。
鬼塚(22)は大学卒業を控え、無茶な欲望からマスコミ関係の就職を狙っていたが、途中、不純な動機で方針転換してグレートな高校教師を目指すことに。その後、紆余曲折を経てなぜか名門私立「東京吉祥学苑」の桜井理事長に目をつけられ、(中等部の)教師として奇跡的に採用される。
しかし鬼塚の採用には裏事情があった。吉祥学苑は表向きは名門として知られるものの、内実は生徒や教師による問題が山積み。その中でも特に中等部3年4組(元2年4組)は問題クラスとされていた。桜井はこれらの解決に、鬼塚の筋を通す発言や、採用試験で内山田教頭にかましたジャーマンスープレックスのような力技が必要だと説き、鬼塚を一番の問題クラスである3年4組の担任に任命するのだった。
元暴走族のヤンキーということもあり一般的な教師像に比べモラルが欠けている感は否めないが、そのギャップを含めて楽しめると、作品への評価は概ね高い。
作品タイトルの「GTO」はGreat Teacher Onizuka(グレート ティーチャー オニヅカ)の頭文字を取ったもの。
同じく週刊少年マガジンに連載されていた同作者の漫画『湘南純愛組!』の続編(スピンオフ)であるが、ストーリー上の繋がりはほぼ無く、あったとしても回想や解説台詞が入るので未読でも楽しめる。(とはいえ、湘南純愛組!のキャラクターが登場したり、読んでおく事によって感慨深くなるシーンは存在する。)
GTOの知名度が高すぎて、逆にスピンオフ元の『湘南純愛組!』が知られていない気がしなくもない。
GTO人気にさらに拍車をかけたのが、1998年フジテレビで放送されたテレビドラマ版である。
GTOの名を一躍轟かしたヒット作だが、学苑(「武蔵野聖林学苑」)や登場人物の名称・年齢といった設定が変更されるなど、原作とは異なる点が多く、特に生徒達は中学生ではなく高校生という設定である。鬼塚の年齢もこれに合わせ、3歳上の25歳(大学既卒)に引き上げられている。
鬼塚英吉役を反町隆史、冬月あずさ役を松嶋菜々子が演じたことで話題を集め、高視聴率を記録。その後反町と松嶋がリアルで結婚したのは周知のとおり。
小栗旬が吉川のぼる役でドラマ初レギュラーを得た作品でもあるが、当時高校生だったことやいじめられっ子役ということもあり、現在の彼のイメージとはかなり異なる。また、冬月の部屋には竹野内豊のでかでかとしたポスターが飾られているが、竹之内はGTOの1年前にドラマ「ビーチボーイズ」で反町と、1年後の1999年にはドラマ「氷の世界」で松嶋と共演している。
そのほか希良梨(水樹ナナコ)が下着姿になったり、鬼塚が見ていたアダルトビデオの映像がおっぱい丸出しでそのまま映ったり、小栗(吉川)がブリーフ一丁になるなど、時代を感じさせる。
1999年にはそのまま同じタイトル「GTO」で映画化。鬼塚(反町)以外のドラマキャストは一切登場せず、ヒロインの冬月(松嶋)も例外ではない。代わりに藤原紀香や田中麗奈、ブレイク前の妻夫木聡などが出演している。
2012年7月には、上記ドラマのリメイク版が放映。鬼塚役がEXILEのAKIRAになる等、前放送から14年経ったこともあり配役はほぼ全て変更されている。
1999年から2000年にかけてアニメ版が放映。が、「これ、ゴールデンでやっていいのか?」と思わせる描写がいくつかあった(むしろ原作の方が遥かに過激であり、アニメではそれよりソフトな表現に抑えている)。
設定変更は多少あるものの、ドラマでは無きものにされた神崎らもちゃんと登場。ドラマのように舞台が中学から高校になるような大きな変更は少ない。内容は原作の修学旅行編(13巻辺り)まで+オリジナル展開の最終回。このため原作で夏休み明けに登場する和久井繭などのキャラは出てこない。
元々は水曜に放送していたが、日曜に枠を移動した。しかしその結果、野球のナイター中継、FNSの日27時間テレビ、特番の乱発によって放送回数が極端に減ってしまい、ヒットする事はなかったとされる(wikiより)。ちなみに原作よりも二年ほど早く終了している。
オープニング・エンディングには、L'Arc~en~Ciel「Driver's high」やポルノグラフィティ「ヒトリノ夜」などを採用。なお初期のエンディングを担当したKirariは、1998年ドラマ版に水樹ナナコ役で出演している。
テレビ放送時は原作のネタに連動させた楽曲BGMが随所に使用され、ガンダムのBGMや中島みゆきの「世情」などが流れるシーンがある。ただしDVD版では著作権料の問題からか、別のBGMに差し替えられている。
さらに沖縄編に登場する「ガンダム三兄弟」の声優には、ガンダムシリーズの各主人公を務めた声優らが出演する(白井木馬[しらいもくば]を古谷徹、時田晴男[ときたはるお]を関智一、三島軍人[みしまぐんじ]を緑川光)。
さらに原作者の藤沢が受験生役で特別出演している。また、中学生にこだわりがあり、ドラマ版の高校生から中学生に設定が戻ったことを喜ぶとともに、(原作の内容から放送時間が)もっと夜中に回されると思っていたらしい。
→アニプレックス公式サイトのインタビュー https://www.aniplex.co.jp/GTO/interview.html
下記キャラクター名は全て原作準拠。
1998年のドラマ版では名称が変更されているキャラクターも多く、神崎、藤吉、草野、上原らに至っては代替キャラに差し替えられたり元々いないものにされたりで登場しない。
掲示板
279 ななしのよっしん
2024/10/20(日) 21:42:43 ID: VUwF2fPhwN
GTU −怒りのDEATH山田−
https://
スピンオフってこれかあ
いつ頃のストーリーなんだろう?
280 ななしのよっしん
2024/12/24(火) 10:18:23 ID: 4GH8sMi2U7
>>268
GTO以外の作品でも「普段は大人を馬鹿にするくせに都合が悪くなれば、未成年である立場を盾に図々しく強者に助けを求める悪ガキ」をよく見かけるけど、『明稜帝 梧桐勢十郎』では半グレに絡まれた悪ガキに対して主人公が「子供に同情する大人しか知らないガキが付けあがりおって」「自分で責任の取れないような世界に首をつっこむな」などと一喝してた
281 ななしのよっしん
2025/01/18(土) 21:51:09 ID: XgSo+ltV3A
藤沢とおる、不安になるレベルで衰えてる
画力、台詞ワーク、小ネタ、コマ割り全て素人レベル
純愛組後期~GTOでVカット前まではものすごくいい雰囲気でよかったんだけどね
GTO後期もキャッチーな日常ネタやってた人とは思えないくらいの内容
提供: ws
提供: ヤギサワヘイスケ
提供: サム次郎
提供: トルコマフィア
提供: 核砂糖入り紅茶
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/03(木) 01:00
最終更新:2025/04/03(木) 01:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。