holp 単語

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holp(Held Object's Last Place)とは、スーパーマリオ64においてオブジェクトを移動や生成させるためにあらかじめ記録しておく印のようなものであり、本来はマリオが物体を最後に持っていた座標の事でもある。要はマリオが木を投げた間の木の位置=holpということである。
ボタンが壊れてしまったコントローラーツールアシストによるプレイを行う場合、TASは最も効率の良い攻略方法をAボタンを使わないという縛り遂せねばならない。そんなムリゲー的状況に一対処し得る手段がholpを利用したオブジェクトの生成である。
なお、「新しいコントローラ買えよwww」などというコメ禁句である。

概要①基礎

 正常な状態であれば、マリオが物体を持ち上げている間、holpは常にマリオの手あたりに存在し、マリオの動きに同期して移動し続ける。 実は持ち上げる前の物体とマリオが持ち上げている物体は同じに見えて違うものであり、マリオが物体を投げた間、物体は一度holpへ移動(変換)し、そこからオブジェクトとして射出される。
 物体を投げたのち、マリオが手に何も持っていない場合、holpの位置は更新されない。 また、マリオがぼうし(はねやメタル等)を手に持っている場合は物体を持ち上げてもholpは更新されない。 その仕様を利用し、holpを固定することで任意の位置にオブジェクトを生成させることのできるバグ技が可となる。また、holpの座標はステージをまたいでも保持されるため、Aのステージ記録したholpをBやCのステージでも利用するといった事が可
 ただし、移動や生成させたオブジェクトリセットされる。
このゲームにおけるオブジェクトとは、クリボー等の敵、コイン竜巻、動く床、リフト等の事をす。

 holpを利用したオブジェクト生成の手順と解説は以下の通りである。
・まず最初に、オブジェクトを生成させたい場所に物体を投げることで、holpを記録、固定させる。
・正確なタイミングで2つのぼうしを取ることで、ぼうしを手に持った状態のマリオができる。
マリオがぼうしを手に持っている間は物体を持ってもholpが更新されないため、物を持ってもholpは最初に記録した場所のまま。
・持っている物体を投げることで、物体はマリオの手から最初に記録したholpへ移動、変換されオブジェクトとして出現する。
オブジェクトの種類には様々なものがあり、マリオが元々持てるボム兵等の他、後述する様々なテクニックバグを利用することでクリボーのようなものや、コイン竜巻渦潮などもオブジェクトとして利用できる汎用性に富む物である。これによって生成されたオブジェクト普通コインのように獲得できるし、普通渦潮のように飲み込まれれば死んでしまう。
ただし、要はバグを利用したオブジェクト瞬間移動であり、生成という単を用いているのはオブジェクトの特徴や性質をholpによって違うものに変換できるためであって、必ずしも無限増殖という意味ではない。

なお、スターオブジェクトではないので、移動や生成はできない。 
 ↑訂正。スターも特殊なオブジェクトの一つであると確認された。生成には普通にプレイし出現させる他に手段はなく、出現させてから判定が発生するまでの2余りしか運ぶことができない。
DS版に至っては全く別のゲームであるため、このバグを利用することは不可能である。

概要②応用

※この概要②は、概要①の内容を十分に理解して頂いた上で、ゲーム仕様バグの応用によって攻略された関連動画への補足説明を含むものである。リンク先や関連動画を1度視聴して頂かないと深く理解が出来ない場合があり、またあくまでも推測の域を出ないもの、内容が不十分、不適切な項なども含まれる。くれぐれも注意されたい。

holpの応用

この一連のバグは、TAS動画アップロード者スコットブキャナン氏よって、少なくとも2015年5月29日以前に発見されたものである。
Youtubeリンクhttps://www.youtube.com/watch?v=YpcMlj8BwWE
exit

ニコニコ転載版→http://www.nicovideo.jp/watch/sm26757234
exit_nicovideo
 関連動画サムネイルを見てもらえばすぐにわかると思うが、沢山のクリボー中に浮いているように見える。
が、これは厳密にはクリボーではなく、「クリボーに見えるなんらかの物体」といった表現が相応しいのではないかと思われる。
 このニセクリボー(と呼称する)は、通常のクリボーの様に歩いているかのような動作をし、通常同様に当たり判定を持ち、踏みつけることができる。 しかし、このニセクリボーは倒すことは出来ず、宙に浮いたまま移動することもない。
この不全なオブジェクトは、「新しくholpを記録するために投げられた物体」がを及ぼしているのではないかと思われる。 この踏み台、ニセクリボーを生成するために利用された物体は、いずれも「爆発したのになぜか消えずにマリオに持ち上げられているボム兵」(以下、ニセボム兵)が使われている。
なお、holpは慣性も記憶する。スーパーマリオ64には明確な方角概念があり、マリオが例えば東に物体を投げたとすれば、holpに移動し変換されたオブジェクトもまた東に飛んでいくことになる。ただし、物理エンジン依存しないオブジェクトには効果がない。

その他のテクニックとバグの応用他

 どうやら敵キャラクター死亡判定と、当たり判定消失、存在の消失までにはわずかにラグがあるらしく、TASはそのラグを利用し死んだはずの不全なボム兵、「無を取得」できたと思われる。詳しいことはまだ不明であるが、この無を取得している間、スロットになる。
 スロットとは、スーパーマリオ64における仕様の一つで、次に画面上にどんなオブジェクトを出現させるのかを決める控室のようなものである。スロットきができると、次に復活する敵キャラ等の情報がすぐさま補填されるが、このように強引ににされている場合は、物体を手放した間にスロットが補填され、補填された情報に則ったオブジェクトに変換される。
 補填される情報の内容は、敵の種類(任意にコントロール可)、出現場所(holpで書き換え可)、出現するタイミング(任意に変更可)があり、 スロットいてからマリオが初めて近づいた物体になる特性があるため、変換させたいオブジェクトに近づいた後、画面上に他のオブジェクトを映さないよう注意しながら物体を任意の場所に投げることでオブジェクトの変換を簡単に行うことが出来る。holpと組み合わせることであらかじめ設定した座標にオブジェクト生成が可である。
 また、オブジェクトを利用するには、オブジェクトそれぞれに特定の動作の要、及びトリガーが用意されている。持つ、掴まる、近づく、踏みつける、等、多くの場合Bボタンまたは定された条件での接近によってトリガーを発動できるが、元々持てる物体に対する座標の数値「holp」はそのすべてを変換によって「持つ」のみに集約し発動する。よって渦潮を持ち上げたりコインを運んだりできる訳である。

」はであるが、同時にいかなる物へと姿を変える万の「有」であったわけである。

 発見者はこの方法を2年がかりで発見したらしいが、 最近出てきた技術であるため、このようなテクニックフルに利用したユニークTASはまだ数が少ない。
 相当大きなポテンシャルを秘めたテクニックであるだけに、今後もスコットブキャナン氏の活動にはが離せないところである。

スコット氏のYoutubeページhttps://www.youtube.com/user/pannenkoek2012exit
スコット氏のGoogle+ページhttps://plus.google.com/100418676397369639795/aboutexit

なお、関連動画無断転載の疑いもあるため、Youtube本家版の動画を視聴することを推奨する。

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