IE、FireFox推奨とは (インターネットエクスプローラファイアーフォックススイショウとは) [単語記事]

IE（Internet Explorer）、FireFox（FF）推奨とは、ニコニコ動画のコメントアート（CA）を観覧する際の推奨環境を伝えるタグである。

その一方で、コメントアートには互換性を目指しコメントを投下している人もいるため、一概にもコメントを見る際の環境とも言えないのでタグを付ける際には注意が必要である（後述）
また、コメントアートを貼っている人々の中にはこのタグを芳しく思っていないという意見があることも理解し、タグをつけてほしい（後述）

なぜIEとFFが推奨されるのか？

まず、コメントアートとはニコニコ動画に投稿される際に使用するフォントや文字タイプ、コマンドなどの特徴をくみ取り、投稿されるものだ。（詳細はコメントアートの記事をご覧ください。）

コメントはそのOSやブラウザ環境によって文字のフォントや文字幅が変わってしまう特徴を持っており、これらはコメントアートを作るCA職人の敵となっている。
代表例として、2016年現在で最も使用されているブラウザであるGoogleChrome（Chrome）^[1]では、コメントの幅がIEやFFとは異なり、Chromeではコメントアートが崩れてしまう現象が多々発生している。

このタグを使用する際の注意点

互換性を使ったコメントアート

このタグでは、Chromeなどの環境では正常にコメントアートを観覧できない際に付けるべきタグであると前述で述べているが、一方でCA職人の中にはコメントに互換性CA（どの環境でも見れるように調整したコメントアートのこと）というものがある。
これらはCA職人が「誰もが見られるコメントアート」を目指して作成されたものであり、職人の更なる努力がそのコメントに込められている。

つまり、このタグを互換性CAが貼られてある動画に対して付けることは失礼になるだけではなく、推奨する必要もないため邪魔になる。
出来ることなら、一度Chromeで同じ動画を開いて崩れていないか確認してみよう。

このタグそのものを控えるべきという意見がある

このタグを使用する上で最も注意すべきなのは、このタグに対して批判的な意見を持っている人たちがいるという事実があること。これはコメントアートの歴史の上でかつて（今でもあるかもしれませんが…）コメントアートは邪魔な存在として扱われたり、果ては荒らしだと思われることもあったからなどが理由であり、その影響を受けた人たちやその時代から言い続けている人々がそれらの意見を持っている事がある。老害とかいっちゃだめですよ…特にコメントアートをしているか方々はただ悪く言われていた影響を受けているだけですから…
このタグをしつこく付ける行為はタグ戦争の原因となるので、絶対にやめるべきです。
また、このタグはあくまで推奨タグであり、それ以上でもそれ以下でもありません。
視聴者にコメントアートを見て貰う上で見やすいという環境をタグで提案しているだけのものであり、特別な意味もありませんので、しつこく張り付けることは荒らしとなってしまいます。

このタグの役目の終わり

2016年 10月27日に、HTML5プレーヤーが発表/公開された。これはその名の通り、Flashではなく、HTMLで構成されたプレーヤーであり、今までとは違いFlashの制約を一切受けない新しいプレーヤーです。この変更によってブラウザの間での互換性を実現しています。つまり、HTML5プレーヤーが次のプレーヤーとして完全移行したときこのタグは存在意義を無くします。

このプレーヤーは前プレーヤーなどであったフォント変化がないかわりに、新コマンドとして「gothic」と「min cho」が追加されました。それによってこのプレイヤー以前のほとんどのCAは崩れてしまいまし
たが、一部でこのプレーヤーが実装される以前よりCAが張り付けられた動画をキャプチャーし動画化する動きがあったため一部キャプチャ動画として生き残っています（諸処の都合により関連動画では紹介しません。検索をお勧めします。）。