Lorem ipsum 単語

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ロレムイプサム

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Lorem ipsum (ロレムイプサム)とは、英語圏でよく使われるテンプレート文。

意味ない文章の羅列のサンプルテキストで、いわゆるダミーテキスト王道である。

概要

出版やウェブデザイン(特にフォントデザイン)などの分野で特に使用されている典的なサンプルテキストである。

内容はラテン語由来の全く意味をなしてない文章の羅列(グリーキング)であり、デザインよりも文章の内容の方に意識が集中してしまわないような、デザインのためのサンプルテキストとしてよく用いられている。

逆に「Hello World」は意味のある短文のサンプルテキストで、これとは対照的な立ち位置であろう。

歴史と経緯

このテキスト現在の形になったのは不明であり、1960年代頃ではないかと考えられている。

イギリスの Letraset 社の書体見本の広告で長年使われ有名になった。

一般的なバージョンになったのは、Aldus 社が1980年代半ばに Macintosh 向けに開発した史上初のDTPソフト「Aldus PageMaker」(現在の「Adobe PageMaker」)のために作られたもので、アートディレクターLaura Perry (ローラペリー)氏が、タイポグラフィの見本から古い形の「Lorem ipsum」テキストを取り出してソフトに使用されるサンプルテキストに採用したことに由来する。

「Lorem ipsum」テキストは、現在も「PageMaker」のテンプレートに使用されている。

こういった歴史的経緯上、どちらかと言えば MacAdobe ユーザー染みがあるのではないか。

一般的なバージョン

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日本において

日本において「Lorem ipsum」はあまり染みがないが、以下であれば見たことあるのではないか。

山路を登りながら

が生れて、 山路を登りながら、智に働けばが立つ。情に棹させば流される。住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、画が出来る。意地を通せば窮屈だ。

夏目漱石小説』の冒頭。

ポラーノの広場より

あのイーハトーヴォのすきとおったでも底に冷たさをもついそら、うつくしで飾られたモリー郊外のぎらぎひかるの波。

宮沢賢治「ポラーノの広場」より。)

漢字書体

また、漢字では以下の並びがサンプルテキストに使用されることが圧倒的に多い。

永 東    

ほかは、「サンプルテキスト」の記事も参照されたい。

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