『MELTY BLOOD』(メルティブラッド)とは、「TYPE-MOON(有限会社ノーツが引き継ぐ)」と「渡辺製作所(フランスパンが引き継ぐ)」が共同制作した対戦型格闘ゲーム+ビジュアルノベル。
後にエコールソフトウェアによって制作された対戦型格闘ゲームである。通称『メルブラ』。
2021年10月時点の最新作『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』の公式ハッシュタグは「#MBTL」。ニコニコ動画でも「MBTL」がタグとして機能している。
『月姫』本編から1年近くが過ぎた8月初頭の夏。三咲町では、異様な熱気と共に不穏な雰囲気が蔓延していた。人々の間で噂される「一年前の殺人鬼の再来」。その真偽を確かめるべく、夜の街を徘徊する遠野志貴。
そこに、シオンと名乗る異国の少女が現れるところから、物語は幕を開ける――――。
Re・ACTやAct Cadenzaなどは後日談、もしくは番外編としての位置づけ。Actress Againは正式な続編としてあたる無印から1年後のストーリーである。今作は月姫からの完璧な正史というわけではなく、未公開のさつきノーマルエンド後の話とされている。
月姫のファンディスク「歌月十夜」とは対の関係で、どちらかのストーリーが始まれば、どちらかのストーリーは始まらない。月姫2があるとすれば、MELTY BLOODと歌月十夜の両方が存在していないと言われている。
またMELTY BLOODの主人公は最初はシオンではなくシエルの予定だった。
時折MBAACCが「最終作」と表記される事があるが、「シオン編ラスト」という意味であり、続編は作るという話は大会やイベント等で何回も発言されており、実際に2021年9月にMBTLが発売された。
2001年に渡辺製作所が『月姫』をベースにした格闘ゲームを製作するとネタのパンフレットを配布。
その頃はまだ本気で作ろうとは思っておらず、その後のイベントで渡辺製作所からTYPE-MOONに「本当にしちゃっていいですか?」と話を持ちかけ、2002年12月に開催されたコミックマーケットで同人ソフトとして配布された。
その後2005年にエコールソフトウェアからアーケードに進出。
同人ゲームながらプロの声優を起用したり、当時としては珍しいコンボを多用したゲーム性等から同人時代から盛り上がりを見せ注目されていた。アーケード進出にあたり原作があり、女性キャラクターが多い格闘ゲーム(所謂キャラゲー)は珍しかった為、製作者は「2週間で消えてしまうんじゃないかと不安でしょうがなかった」と話している。
2005年にアルカディア誌ベスト演出賞を受賞し、同年に発売されたアーケード版は異例のロングヒットで、業務用基板を1000枚以上出荷した。さらに同年、セガ公式の全国大会が開催されるほどの盛り上がりを見せた。
2006年には、対戦格闘ゲーム大会『闘劇’06』の競技種目にも選ばれた。『闘劇’07』、『闘劇’08』にも連続で選ばれ、『闘劇’10』追加枠にも選ばれた。
同人ソフトを源流として家庭用ゲームに進出するという発表は『ひぐらしのなく頃に』に次ぎ、実際に発売した作品としては女性向けの『花帰葬』に次ぎ、史上2例目。格闘ゲーム界に衝撃を与えた作品として有名になった。
シリーズ製作は一旦終了していたが、数年後新作を考えているが発表があった(奈須きのこ曰く「月姫リメイクが発売したら続きを書く」とのこと。フランスパン曰く「TYPE-MOONさん待ち」とのこと)。
実際に、2021年8月の『月姫 -A piece of blue glass moon-』の発売に合わせて2021年3月にはメルブラ最新作『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』の制作が発表され、同年9月30日に発売された。今作の世界観はリメイク版『月姫』に合わせられている。
MBAAのPC家庭用はプレミアム価格がついており、長年非常に入手しづらくなっていたが、2016年にスチーム版が発売される事になり、手に入りやすくなると思われる。
また最新バージョンでは両儀式のステージが削除されているが、これは曲を含め著作権関係上削除せざるを得なかったのではと言われている。
MBAAのキャラクターのロア、リーズバイフェなどのドット絵が初期からいるキャラクターと同じくハイレゾ化されていない理由は、 初期のキャラクターと差が出て不自然になるほか、ハイレゾ化してしまうと他のキャラも描き直すことになり、時間もかなり掛かってしまうのでドッターの仕事が増加する為(1人キャラ平均半年は掛かると言われている)、初期からいるキャラクターに出来るだけ合わせて作成している。しかし初期のキャラクターに比べ表情や服の動きがはっきり滑らかに作成されてる部分が多い。
メルブラの次に出たUNDER NIGHT IN-BIRTHのドットは非常に綺麗に描かれておりファン、格ゲー業界から共に絶賛されている。
最も新しいキャラクターの姫アルク、完全聖典シエルのドット絵はフランスパン製作ではなくFate/EXTRAを製作したイメージエポックに外注している。
ゲームの実質的な開発は、同人ソフトサークルのフランスパンが殆どを担っている。エコールソフトウェアはあくまで企業作品として出す稼動・移植の手伝いや大会運営のみを行っている為、そういった苦情に対する対処が殆ど行えない。
フランスパンはバランス調整や今後の要望などの問い合わせには比較的返事をくれるので、そちらに送るといいだろう。(フランスパン的にもそちらの方が嬉しいらしい)
『MELTY BLOOD(MB)』 ━━━ 『MELTY BLOOD Re・ACT(MBRA)』
┃ (後日談のストーリー) ┃
┃ ┃
『MELTY BLOOD Act Cadenza(MBAC)』 ━━ 『MELTY BLOOD Actress Again(MBAA)』
(主に外伝扱い) (Re・ACTとAct Cadenzaの後日談ストーリー)
最新バージョンでは31キャラ×3スタイル+α=約100キャラもの大人数が存在する。
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最終更新:2025/01/18(土) 14:00
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