現れろ、No.9。
我が背負いし運命よ、今こそ、銀河を飲み込む巨大な大地となりて降臨せよ!
天蓋星ダイソン・スフィア!
No.9 天蓋星ダイソン・スフィアとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアル」に登場するカードである。
ナンバーズの1枚。ランク9のモンスター・エクシーズ。初登場時点ではV(ブイ)が所持する。
VSカイト戦で登場。
先攻1ターン目、「タンホイザーゲート」でレベル9となった「惑星探査車」と「太陽風帆船」をオーバーレイ・ユニットにエクシーズ召喚されたが、なぜか姿が見えない。カイトは「フォトン・デルタ・ウィング」で攻撃するが、攻撃が防がれてしまう。その後、このカードで「フォトン・デルタ・ウィング」は破壊された。
戦闘ダメージからこのカードの攻撃力を2800と判断したカイトは、「銀河眼の光子竜」を特殊召喚し、攻撃を仕掛けたが、またしても攻撃は届かない。
そして、ダイソン・スフィアが姿を現すが、その姿は太陽を覆い尽くすほどに巨大であった。
ここでようやく効果が判明する。Vの説明によれば、オーバーレイ・ユニットがあるとき自身への攻撃を無効にできる効果、オーバーレイ・ユニットを1つ使って自身の直接攻撃を可能にする効果[1]を持つ。
Vはこのカードの効果を使い、カイトに直接攻撃、「光子化」も「スペース・ゲート」で無効にし、攻撃を決めた。
カイトは「オーバーレイ・ブレイク」で素材を取り除き、No.の戦闘破壊耐性を無効化することで戦闘破壊を試みるが、ここでダイソン・スフィアの3つ目の効果が判明、素材がない状態で攻撃されたことにより墓地のカードがこのカードの素材となった。それにより攻撃無効効果が発動、カイトの攻撃は失敗する。
「銀河眼の光子竜」を粉砕したかったVは、このカードに「重力砲」を装備して銀河眼に攻撃。しかし、「ミラーシェード」を発動され倒し損ねてしまう。
次のターン、カイトは父親からもらったカード、「未来への思い」を発動。それによって特殊召喚された3体のモンスターが「シフトアップ」でレベル8となり、「超銀河眼の光子龍」がエクシーズ召喚される。超銀河眼の効果によってこのカードの効果は無効になり、さらに「ビッグバン・パニック」と超銀河眼の効果で「超銀河眼の光子龍」の攻撃力が6800まで上昇、このカードはそのまま超銀河眼に戦闘破壊された。
デュエル終了後、Vはカイトの下にこのカードを残して去って行った。
次回予告後のおまけでは、遊馬がカイトにこのカードを使われることを警戒していた。
その後、WDC決勝大会、カイトVSトロン戦でカイトが使用した。
レベル9で素材2体分となった「フォトン・サテライト」をオーバーレイ・ユニットにしてエクシーズ召喚された。その大きさはスタジアムを覆い尽くすほど。
「フォトン・ウィング」の効果(コスト?)でオーバーレイ・ユニットを消費し、「銀河眼の光子竜」の攻撃力上昇に貢献したが、次のトロンのターンに「No.8 紋章王ゲノム・ヘリター」に攻撃力と効果を奪われ、何もできずに戦闘破壊された。
デュエル終了後は他のナンバーズと共にトロンが奪っていると思われる。
その後、トロンはナンバーズをDr.フェイカーに奪われており、スフィアフィールドの中にDr.フェイカーが手にしたほかのナンバーズと共にこのカードが確認できる。
WDC終了後はすべて遊馬(アストラル)の手に渡り、遊馬とアストラルが離別したのちは遊馬が所有していた。
その後、アストラル世界へ向かおうとする遊馬を妨害する蚊忍者とVがデュエルする際、遊馬からVへ渡された。
そして、カイト、V、蚊忍者のバトルロイヤルデュエル。
「ディープ・スペース・クルーザー・ナイン」と、永続魔法「ホログラム・プロジェクション」(効果で「ディープ・スペース・クルーザー・ナイン」扱い)をオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズ召喚された。
Vはこのカードで蚊忍者の「No.2 蚊学忍者シャドー・モスキート」へ攻撃したが、シャドー・モスキートの効果によって破壊・ダメージを無効にされてしまった。その後、「軍蚊ブラッド・コマンドー」によって幻覚カウンターが乗せられたことで、シャドー・モスキートの効果が適用され効果が封じられてしまう。
その中で、カイトは蚊忍者の毒によって幻覚を見せられ、まともなデュエルができなくなってしまう。だが、かつて弟子のカイトと行った過酷な実験を思い出したVは、カイトを信じ、このカードで「銀河眼の光子竜」を攻撃することでカイトのデュエリストとしての本能を取り戻させようとする。
その攻撃が決まればカイトのライフは0となるところであったが、Vの言葉によって果たしてカイトは正気を取り戻し、「プリベント・リボーン」を発動、それによってダメージが減少し、さらに破壊された「銀河眼の光子竜」は復活した。
その後、Vは「パワー・アナライズ」でこのカードの攻撃力を「銀河眼の光子竜」と同じ4000とし、さらに「矛盾の合成」でこのカードとカイトのフィールドの「ホログラム・プロジェクション」([2]効果で「銀河眼の光子竜」扱い)を墓地へ送ることで「銀河眼の光子竜」の攻撃力を12000まで上昇させ、師弟の力で蚊忍者を打ち破った。
IIIとタッグでのVSミザエル戦でも登場。
「ディープ・スペース・クルーザー・ナイン」2体をオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズ召喚したが、次のターンに「No.107 銀河眼の時空竜」に効果を無効化されて戦闘破壊された。
その後、「ナンバーズ・リフト」によって復活し、「RUM-アージェント・カオス・フォース」によって「CNo.9 天蓋妖星カオス・ダイソン・スフィア」へとランクアップした。
漫画版ではラストデュエルでアストラルが使用。
「No.93 希望皇ホープ・カイザー」の効果で効果無効でエクストラデッキから特殊召喚されたが、攻撃力5000の「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」が遊馬のフィールドにあったこともあり、特に何もしないまま、次のターンに「破天荒な風」で強化された「No.39 希望皇ホープ」の攻撃を受けて破壊された。
アニメ版テキストは以下の通り(本編でもいくつか確認できる場面があるが、公式サイト「必勝!モンスターアカデミーでも紹介されているので、それが最も見やすい)。
エクシーズ・効果モンスター
※公式サイト「必勝!モンスターアカデミー
ランク9/光属性/機械族/ATK 2800/DEF 3000
レベル9モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードがエクシーズ素材を持っている状態で
相手モンスターに攻撃された時、その攻撃を無効にできる。
このカードがエクシーズ素材のない状態で相手モンスターの攻撃対象に選択された時、
自分の墓地のモンスター2体を選択し、このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。
このカードの攻撃力よりも高い攻撃力を持つモンスターが相手フィールド上に存在する場合、
このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
このターンこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。」第18回による
ほぼ間違いなく、遊戯王史上最大のモンスター。ただし、「マスター・ヒュペリオン」は、イラストの見方によって太陽系より大きいようにも見える。
「光子化」を無効にした「スペース・ゲート」は、このカードの存在を発動条件とする。
記事最上部にあるのはVS蚊忍者戦でVがエクシーズ召喚した際の口上。カイトがWDCで使用した際の口上は「皮肉なる運命よ、命じるがいい! V!いや、クリスの思いを鉄槌と変え、愚かなる父へ振り落とせ! 出でよ、No.9 天蓋星ダイソン・スフィア!」。
「ナンバーズ・リフト」の効果で墓地から特殊召喚された際の口上は、「再び我の天空に現れろ!そして、勝利の光を照らせ!No.9 天蓋星ダイソン・スフィア!」。
ダイソン・スフィア(Dyson Sphere)とは、恒星を覆うことで恒星の発するエネルギーすべてを利用しようとする、仮説上の建造物のこと。アメリカの宇宙物理学者、フリーマン・ダイソンが提唱したことからこう呼ばれる。
日本語では「ダイソン球」、「ダイソン球殻」、「ダイソンの天球」などと訳される。
「ABYSS RISING」(2012年7月21日発売)でOCGに登場。
エクシーズ・効果モンスター
※「Vジャンプ 2012年7月号」による
ランク9/光属性/機械族/ATK 2800/DEF 3000
レベル9モンスター×2
エクシーズ素材を持っているこのカードが攻撃されたバトルステップ時に1度だけ発動できる。
その攻撃を無効にする。
このカードがエクシーズ素材のない状態で攻撃対象に選択された時、
自分の墓地のモンスター2体を選択し、このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。
また、このカードの攻撃力より高い攻撃力を持つモンスターが相手フィールド上に存在する場合、
自分のメインフェイズ1にこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
このターンこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
No.共通の戦闘破壊耐性が削除されたほかは、大きな変化はない(攻撃無効のタイミングなど細かい挙動の変化はある)。
初のランク9モンスター。
呼び出しやすいレベル9のモンスターというのは非常に少ないため、素材をそろえるのは容易ではない。基本的には「タンホイザーゲート」、「ギャラクシー・クィーンズ・ライト」などのレベル変更カードに頼ることになる。
近年では「ディープ・スペース・クルーザー・ナイン」、「影依の原核」など呼び出しやすいレベル9モンスターが少しずつ増加しているため、それらを用いるのもいい。
素材消費なしで攻撃を無効にできるという強力な効果を持つ。素材がなくなっても補充できる効果を持っているため、戦闘で破壊される心配は少ない。守備力も非常に高いため、攻守変更や反転などの影響を受けることも少ない。
自身の攻撃力を上回る相手モンスターを条件として、直接攻撃を可能にする効果を持っている。条件を満たせる状態なら攻撃無効化と併せて、大幅に相手ライフを削れるが、効果耐性はないため、除去が飛んでくる可能性もある。
また、発動条件が受動的なので、こちらから「トーチ・ゴーレム」などを相手に渡して条件を満たしたい。
効果は強力だが、素材のそろえにくさをどうするか、効果破壊をどう対処するかが課題となる。
同じランクのエクシーズとして「幻子力空母エンタープラズニル」という、対象をとらない除外効果モンスターも登場し、少々厳しい状況にある。一応、エクシーズ素材を補充できる点などで差別化は可能。
戦闘破壊されにくく、直接攻撃できるという点でみると、地縛神に類似する。また、「サイバー・チュチュ」や「ドリラゴ」も似たような直接攻撃効果を持っている。
素材を復活させる効果があるため、エクシーズモンスターとしては珍しく、蘇生系カードとの相性はいい。
このカードの「バトルステップ時に1度」というのは、各々のバトルステップごとに1度という意味であり、同一ターンに複数回攻撃されても全ての攻撃に対して発動できる。(バトルステップ≠バトルフェイズ)
しかし、発売直後の一時期、このテキストを「1ターンに1度、バトルステップ時に」と解釈する裁定が出たため、攻撃無効効果が1ターンに1度しか使えないことになってしまっていた。
自分の墓地のモンスターが1体しかいない場合、「自分の墓地のモンスター2体を選択」できないため、素材補充の効果は使用できない。ただし、効果を発動して墓地のモンスターを2体選択した後、「D.D.クロウ」などで1体を除外されてしまった場合には、残りの1体のみを素材とできる。
直接攻撃効果は、効果発動から効果解決時(効果処理)までは「このカードの攻撃力より高い攻撃力を持つモンスターが相手フィールド上に存在する」という条件を満たす必要があるが、効果解決時より後に条件を満たさなくなっても、そのターン直接攻撃することが可能。また、効果解決時以降に効果が無効にされても、直接攻撃可能。
※以下の例では、全て「No.9 天蓋星ダイソン・スフィア」(ATK/2800)をコントロールするのが自分とする。
※ここでは例を示す目的であるため、効果処理より後に「エフェクト・ヴェーラー」の効果を発動させているが、もしこのカードの効果にチェーンして「エフェクト・ヴェーラー」の効果を使用したとすれば、このカードの直接攻撃効果は適用されない。
3DS用ソフト「激突!デュエルカーニバル!」公式サイトでは、「星雲の王者にして機構の覇者よ、日輪を覆え!No.9 天蓋星ダイソン・スフィア!」という口上が確認できる。
Vの所謂ニートネタにかこつけ、このカードのナンバーが「9」(きゅう)である事からナンバーズ「休」(きゅう)などというコメントが時折見られている。
また、OCGプレイヤーからは、揃えにくいレベルによる大きなコストと、それにしてはやや物足りないと言われる効果から「大損スフィア」などと呼ばれる事がある。
掲示板
70 ななしのよっしん
2015/06/18(木) 23:19:14 ID: rG8/gIU/94
ただ攻撃力がホープより高ければ良いのにわざわざ作画が超ダルいであろうダイソンを出してくれるとは。
71 ななしのよっしん
2017/07/13(木) 21:57:00 ID: j0+6U4Au2n
いまはエンタープラズニルやザ・ビーストとかいうダイソンよりはるかに強いランク9増えたからな…
V兄様の明日はどこだ
72 ななしのよっしん
2017/10/24(火) 00:28:50 ID: 4baCf/8O9i
ダイソンスフィア今wiki見たら戦闘無効は何度でもできるらしいがこれはいかに
急上昇ワード改
最終更新:2023/06/08(木) 00:00
最終更新:2023/06/08(木) 00:00
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