RTP

曖昧さ回避

1. Real-time Transport Protocol - データ転送プロトコルの一種。
2. Research Triangle Park - アメリカ東部にある最先端研究機関。
3. Run Time Package - RPGツクールシリーズのデフォルト素材パック。本稿で解説。

概要

PC版のRPGツクールシリーズにおいて、 素材のインポートを行わなくとも最初から用意されているデフォルト素材群である。

RTPを採用しているツクール製のゲームを遊ぶ場合、プレイヤー側がこれを予めインストールしておく必要がある（RTPを一切使用していないゲームなら遊べるが、その様な作品はごく僅かである）。

RTPが最初に採用されたのは『RPGツクール2000』。今よりもインターネット技術が未成熟だった当時、ゲームのネット配布には容量問題が付きまとった。それを解消するため、多くの作品に高確率で含まれることになるデフォルト素材をプレイヤー側に予めインストールしてもらうことで、配布するファイル容量を最低限に収めようと考案されたものである。

ネット回線が高速化し、サーバー容量も潤沢になるにつれ必要性は低くなっていき、『RPGツクールMV』においてRTPは廃止となった（デフォルトで最初から用意されている素材そのものは存在し、ゲームごとにそれぞれ入る形となる）。

汎用性を重視してか、安定した質でありつつも、いまいち個性に欠ける平凡な素材が多い。採用率も高いため、プレイヤーによっては見飽きてくるのか、RTPばかりで構成されたゲームはそれだけで良く思われないこともある。しかし一方で愛着が生まれ、一部のRPGツクールユーザーの間ではネタとして扱われ、ゲーム内でギャグとして用いられたり素材のキャラクターの人物像が共有されていたりする。

関連動画

関連項目

• RPGツクール
• TLA