サッキヤルヴェンポルッカ
Säkkijärven Polkka(サッキヤルヴェン・ポルッカ)とは、フィンランドの民謡である。
曲名の由来となるSäkkijärvi(サッキヤルヴィ)は、かつてフィンランド南東部に存在したヴィープリ州の都市の一つ。かつてヴィープリ州があったカレリア地方は、フィンランドの歴史において古くから重要な地域であり、日本ではその名前がシベリウスのクラシック「カレリア組曲」で知られている。
しかし、第二次世界大戦の最中にソビエト連邦の間で勃発した継続戦争で、敗れたフィンランドはヴィープリ州の領地の大半をソ連に占領されてしまう。サッキヤルヴィもそのひとつで、現在もかつてサッキヤルヴィが存在した地域はソ連が崩壊した後もロシア連邦が支配し続けている(日本に例えるなら、北方領土どころか京都や大阪まで奪われたようなものである)。曲自体は陽気なメロディーだが、その歌詞は奪われたサッキヤルヴィへの郷愁を皮肉とユーモアを交えた切ないものになっている。
フィンランドでは国民の多くが知っている有名な曲だが、日本では知る人ぞ知る比較的マイナーな作品であった。しかし、映画「ガールズ&パンツァー劇場版」で継続高校のBT-42が活躍する場面の挿入曲に使われたことで、ネットを中心のその知名度が急増した。なお劇中では継続高校の隊長・ミカが、フィンランドの民族楽器・カンテレでこの曲を演奏しているが、原曲はアコーディオンで演奏されることが多い(と言うより、曲のテンポが速いため、普通カンテレで演奏されることはない)。
同場面ではBT-42以外の各チームもそれぞれに活躍どころがあり、そのためこの曲を示すタグも複数存在し、1つにまとまる気配はない。現在、この大百科記事にリダイレクトするタグは以下の通りである(ネタバレのため、以下反転)。
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最終更新:2022/07/05(火) 07:00
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