SCP-1321-JP 単語

コウカイノアジ

1.1千文字の記事

SCP-1321-JPとは、シェアード・ワールドSCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。

名は『後悔の味』。

概要

に保存された液体で、これを摂取した人物(SCP-1321-JP-1)の、脳味噌以外の臓器は血液が凝固した膜で覆われ、熱と衝撃に強くなる。また、大皮質が急速に萎縮して正常な思考力を失う。なお財団が回収したSCP-1321-JP-1は6-15歳の人物であることがわかっている。

もともと石榴倶楽部の会員・詰が、洋食レストラン食料品』に依頼して料理を作らせた際、食料品側が料理に使うために日本生類創研に作らせたもの。この際食料品は日本生類創研難波に対して、「事故にあい死ぬ人を少なくするため、臓器を熱と衝撃から守る」剤を作らせたのだが、そこにアルコールを加えて大皮質を萎縮させる効果を加えたことがわかっている。つまり本件に関して言えば、日本生類創研はちゃんとした剤を作っていたのであり、かつ大皮質の萎縮はアノマリーではなく単にアルコールを小児が大量摂取することによって起こされた可性もある。

いずれにしろそうまでして内臓を熱から守りたかったのは、詰が自分のをその外はパリパリに揚げつつ、内臓は生のまま食べたいと要望したからであり、食料品はそれに対してふさわしい剤を用意して顧客の要望に応えたのである。踊り食いの際、意識もはっきりしないパパと呼びかけてくるのを詰は聞き、彼女誕生日詰が祝うと「ありがとう」と回答した。「育てているときは気付かなかったが、こうして家族を失うと辛いものだ」と詰はその『後悔の味』を堪する。締めに脳味噌を「デザート」として提供されると詰は喜ぶ。……こんなにウッキウキ人肉食するひとの「後悔の味」とは、一体全体どんな味なんだろうか。潜入捜としての世話をしていた財団のエージェントは一緒にそのを食べさせられ、任を解かれるとっ先に記憶処理を希望した。そりゃつれぇわ

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