Spending all my timeとは、Perfume 16枚目のシングル、2012年8月15日発売「Spending all my time」における楽曲の一つである。
中田ヤスタカ 作詞・作曲・プロデュース、ユニバーサルミュージック (日本)販売。
MV(ミュージックビデオ)の監督は前作「Spring of Life」と同じ田中裕介で、劇中のイメージは「超能力者養成所に入っているサイキッカー少女3人組」となっている。
実はこの曲、Perfumeが唯一製作途中で中田ヤスタカに意見を出した楽曲としても知られている。
Perfumeが最初に希望や意見を伝えて、そこから作詞作曲されていくパターンはアルバムでは良くあるのだが、この楽曲に関しては最初に出てきた歌詞と音源の時点で三人の中で違和感があった様子。
洋楽テイストに近い音作りと、特に全編英語の歌詞に強く抵抗があったらしく、メンバーもヤスタカが「Perfumeの海外進出と自身の音作りの趣味の方向性を優先させてしまったのではないか」と不安感と不信感が生じた事を当時の様々なインタビューで語っている。
前年のアルバム『JPN』(国際中継でのJAPANの表記が元ネタ)が、日本が好きで日本を大事にした上で世界に向けようというコンセプトであったため、海外ウケに寄せてしまった本曲に対し抵抗感が強かった三人は、マネージャーを通してヤスタカに意見を伝える。
結果、本曲には数フレーズの日本語歌詞が入ったわけだが、レビュアーによってはこの僅かな日本語の方こそがこの曲の本当に伝えたいメッセージを示しているのではないかと解釈しており、Perfumeの三人もそれに気付いた事で本曲が大好きになったと述べている。
2013年に発表されたアルバム『LEVEL3』にて「Album-mix」が収録されている。同アルバムには本曲と近いコンセプトで構成されて楽曲も多かったが、Perfume自身が海外ツアーを経験した事と、自身も多くの楽曲を聞いてきた事で本曲の持つ魅力や意味合いへの理解が更に深まった旨をコメントしていた。
ライブでは更に「Extended-mix」も存在している。
なお、この件には真相がある。
実は当時ユニバーサルの外国人プロモーターが、「Perfumeがこれから海外進出する場合に、主力となる楽曲が絶対に必要である」とヤスタカに進言していた事が発端であった。
ヤスタカはそこを理解した上で、バランスを損なわずPerfumeの意見も汲みとっている。結果、本当に海外ライブで反響のある本曲はワールドツアーにおいて強力な鉄板ソングとなった。
なおこの海外プロモーター自身は凄くキャラが明るい良い人らしく、しかも外国人名だが見た目がまるっきり日本人で、現在は本国ユニバーサルに帰って仕事しているとか。あ~ちゃんが近年この件を明るくラジオで話していたのでその辺の不協も全くないのだろう。
掲示板
8 ななしのよっしん
2013/07/23(火) 12:27:35 ID: jIK2gmUSOq
最初は「この曲をテレビ披露せずライブで育てていく」という方針にビビったけど今思えば正解だったな
あれから一年、フェスなどを経て最終的にカンヌ・WTで覚醒。本当に育っちまいやがった…
テレビでやるにはスペック高すぎる楽曲なんだと再認識したわw
9 ななしのよっしん
2013/10/15(火) 00:09:20 ID: tMqoR6irjT
PVの不思議な世界観とSpending all my timeのタイトルがいまいちしっくりこないんだけど、どういう解釈なのかな
隔絶された空間での延々と繰り返される日々の中で、外の世界を思うみたいな感じかね
10 ななしのよっしん
2015/11/16(月) 19:24:16 ID: ZThXdOVVNi
このPVの衣装がドラえもんカラーなのは、翌年のドラえもん映画を暗示していたのかな
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最終更新:2024/04/25(木) 15:00
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