STRATOVARIUS (ストラトヴァリウス) は、フィンランドのヘヴィメタルバンド
「Black Diamond」「Eagleheart」「Hunting High and Low」は名曲
バンド名の由来はバイオリンのストラディヴァリウスとギターのストラトキャスターから。要はダジャレ
ストラトといえばメロディックスピードメタルという印象が強いが、結成当初は「BLACK WATER」というバンド名でブラック・サバスやオジーオズボーンに影響を受けたハードロックバンドだった。結成当初のメンバーは、トゥオモ、ステファン、ジョン。
結成してまもなくベースのジョンが脱退しベースのユルキが加入。
85年にリーダーのトゥオモの案で、バンド名を現在の「STRATOVARIUS」とする。
のちにギターのステファンが脱退し、代わりにティモ・トルキが加入。メインヴォーカルはトゥオモであったが、音域が狭いのでトルキがメインボーカル兼ギターとなる。
86年トルキの兵役により一年間活動停止。その後フィンランド国内からスカンジナビア半島へ活動の幅を広げる。
87年、CSBフィンランドにデモテープを送り目に止まる。1988年でシングル『Future shock』を出しメジャーデビュー。同じ頃にキーボードのアンティが加入。89年にシングル『Black night』と初アルバム『Fright night』を発売するが、あまり売り上げは伸びなかったようだ。ちなみにこの頃からトルキが作曲しており、当時はネオクラシカル要素が強い(イングヴェイのパクりとか、Helloweenのパクりとか言わない)
91年にフィンランドCBSに契約を切られてしまい、メンバーの実費でデモテープを製作する。次のレコード会社が決まり移籍する際、ベースのユルキが脱退。代わりにヤリ・ベヘムが加入するが加入後間もなく解雇される。
その後ブルーライトレコーズより『Stratovarius Ⅱ』をフィンランド国内で1000枚ほど発売。92年の10月にドイツのレーベルからジャケットを変えて、2ndアルバム『Twilight Time』として発売。ヨーロッパ全土に広まった。翌年シングル『Break The Ice』を発売。
日本では『Twilight Time』が輸入版年間チャートで1位を獲得している。日本国内盤は93年6月にビクターエンターテイメントから発売されている。
93年にアルバム『ドリームスペース』のレコーディング途中にヤリ・カイヌライネンが加入する。
94年、トルキがギターと作曲に専念するために、音楽雑誌でヴォーカルを募集。ティモ・コティペルトが加入する。
95年に4thアルバム『Fouth Dimension』をリリースし、このころからよりメロディックパワーメタル色を濃くしていく。
来日公演も含めたFouth Dimensionのツアー後、実質的リーダーとなったトルキにトゥオモとアンティが解雇される。
その後、ライジングフォースやDioで活動していた経験のあるスウェーデン人キーボーディストのイェンス・ヨハンソンとメコンデルタやレイジで活動していたヨルグ・マイケルにデモテープを送り加入への承諾を貰う。
この二人の参加によって5thアルバム『Episode』では音楽性の深みがさらに増しており、コティペルトの表現力も高くなっている。作曲はすべてトルキによるものだが、コティペルトや他のメンバーも作詞に積極的に参加している。
96年に6thアルバム『Visions』を発表。このアルバムはヨーロッパや日本でも大ヒットとなり、ツアーも大成功を収めている。
98年に7thアルバム『Destiny』を発表。ヴィジョンズに続きこちらのアルバムも成功を収めている。なお日本盤ボートラ『Dream With Me』はコティペルト作詞・作曲である。
2000年、8thアルバム『Infinite』が発表される。このアルバムは祖国フィンランドでゴールデンディスクを受賞している。Sonata arcticaやRhapsody(現Rhapsody of fire)とツアーを共にする。
ツアー後一時的にバンド活動を休止。その間、トルキとコティペルトはそれぞれソロ活動を行う。
2003年、9thアルバム『Elements,Pt.1』を発表。元々は『Elements,pt.2』と共に二枚組みのアルバムの予定だったがレコード会社が難色を示したため、別々に発売された。pt1の収録曲の“Eagleheart”は高く評価されている。
2003年の12月、コティペルトとヨルグがトルキとの不仲により脱退。コティペルトは自分の楽曲がアルバムに採用されない不満をBURRN!のインタビューでもらしていた。ヨルグの枠の穴埋めに一時的にアンダース・ヨハンソンが加入するが、レコーディングもしないまま一ヶ月足らずで離脱している(実際は一週間ぐらい)
ヴォーカルにはMISS,K(カタリーナ・ウィーアラー)という、どう見てもブラックメタル上がりの女性ボーカリストが加入すると発表され、インターネットの公式フォーラムにファンから抗議が殺到したという。
2004年にトルキが躁鬱病(双極性障害)と診断され入院、一時的に活動休止状態となる。
2005年にコティペルトとヨルグが復帰すると発表される。コティペルトが復帰したため、MISS,Kは結局活動しないまま脱退となった。
同年9月、11thアルバム『Stratovarius』を発表。コティペルトとヨルグが復活して初のアルバムであるが、トルキは「このアルバムは好きではない」と語っている。
その後、ベーシストのヤリが脱退し、コティペルトのソロアルバムにも参加したラウリ・ポラーが加入する。ラウリは11thアルバムのワールドツアーに参加している。
2008年、突如トルキがほぼ完成していたニューアルバムを白紙にし、アルバムの楽曲をトルキの新プロジェクト「レボリューション・ルネッサンス」で使用すると発表。
同年、トルキによるSTRATOVARIUS解散宣言が発表される。しかし事実上トルキのみ脱退という形になった。
残ったメンバーによりバンドの存続が発表され、新体制の『STRATOVARIUS』として活動を開始する。バンドのロゴとシンボルマークも一新された。トルキ脱退後はアルバム製作や作詞作曲にメンバー全員が積極的に関わるようになった。
2011年、13枚目のアルバム『Elysium』を発表。Destiny以来フィンランドの音楽チャートで一位を獲得する。
2012年、オーディションの末、若手ドラマーのロルフ・ピルブが加入。今後の活躍が期待される。
2013年に新アルバム『Nemesis』がリリースされることが発表される。日本では2月20日発売。
なお、アルバム製作に元Sonata arcticaのヤニ・リーマタイネンがゲスト参加しており、数曲の作詞作曲に関わっており、また、収録曲の“If The Story Is Over ”ではアコースティックギターで演奏しているようだ。
ヘルシンキ出身。4thアルバム「Fourth Dimension」から加入した専任ボーカリスト。
リーダーだったトルキと名前が被るので、トルキの大ティモに対して小ティモと呼ばれている。
甘いマスクと澄んだブルーの瞳、綺麗なブロンドヘアーが特徴。
身長は171cmと長身揃いのメンバーの中では比較的小柄ながら筋肉質なボディを誇っている。
声質は伸びやかかつクリーン。高いキーの曲では苦しげだが、
「Forever」などのバラードでは彼の本領が発揮される。
ここ数年、ツアー中に患った病気や加齢もあってかハイトーンを多用せず、
余裕のあるキーで高い表現力を活かした歌唱法にシフトしている。
大ティモとの確執が取り沙汰されることがあったが、
本人曰く脱退後も偶然会った際に少し会話を交わす程度であり、そこまで憎悪を抱いてはいないようだ。
ヘルシンキ出身。小ティモのソロプロジェクトのKotipeltoやSinergy、Warmenで活動していたベーシスト。
2005年秋、ヤリ・カイヌライネンの後任として加入した。
前任のヤリ同様多弦ベース(主にESP製の5弦でジャズベタイプ)を指弾きで演奏している。
無論高速2フィンガー及び3フィンガー、タッピング、スラップなどといった超絶技巧もお手の物。
ライブでもルートを支えるだけでなく自在に違和感のないオブリを入れるため、
聴く人によっては既存の曲でも新鮮に聴こえるかもしれない。
190cm超の長身痩躯な体型かつ端正な顔立ちが特徴。
最近ヒゲを生やし始めたためその長髪と合わせてキリストみたいになっている。
また、母方の曽祖父がフィンランドが誇る音楽家のジャン・シベリウスというミュージシャンのサラブレッドでもある。
ライブパフォーマンスも激しく、演奏をタイトに支えながらステージを動きまわったり、長髪を振り乱したりしている。
ベースソロではイングヴェイの「Far Beyond The Sun」のフレーズや、
曽祖父の作品である交響詩「フィンランディア」を演奏している。
スウェーデン・ストックホルム出身のキーボーディスト。5thアルバム「Episode」から演奏力増強のため加入した。
Silver Mountain、Yngwie Malmsteen's Rising Force、DIOでの活動が有名で、
様式美メタルを愛聴する方は彼のプレイを耳にしたことが一度はあると思われる。
メタル及びフュージョンの速弾きキーボーディストのパイオニアの一人であり、
後進に大きな影響を与えている。ライブではキーボードを鋭角にセッティングして弾くのがトレードマーク。
若いころはまるで王子様のようなイケメンぶりであったが、最近は加齢もあってか生え際が後退気味。
しかしステージでのひょうきんぶりや愛嬌は変わっていない。
父のヤン・ヨハンソンはジャズピアニスト、兄のアンダースはメタルドラマーと音楽家揃い。
特にアンダースとはSilver MoutainやRising Forceで活動していたころに苦楽を共にしている。
また、メカニックにもかなり強くパソコンオタクでもある。
携帯を自分で修理したり、一時期病院のコンピュータプログラマーとして働いていたりするほどである。
そのため、Stratovariusの公式サイトのフォーラムの管理人を行っており、
解散騒動のときにハッキングされたときもいち早く対策を打つことに成功している。
現在も引き続き管理をしており、たまに降臨するらしい。
他にも、彼は相当ないたずら好きで、
など、枚挙に暇がない。
しかし、2004年の解散騒動ではメンバーをまとめるために動きまわったのがイェンスであり、
彼なくしては現在のStratovariusは存在していなかっただろう。
フィンランド出身のドラマー。26歳の最年少メンバー。小ティモより少し小柄でさわやかなタイプのイケメン。
2012年にヨルグ・マイケルの後任としてオーディションを経て加入した。
18歳のときにDreamtaleやSightlessといったバンドに加入し、プロとしてのキャリアを歩み始めた。
音楽的なルーツはヘヴィメタルだが、結婚式からジャズのカバーなど、様々なジャンルのライブに参加して実績を積んだ。
プレイスタイルはヨルグのようにテクニカルなフィルインやパワーで押すタイプではないが、
前述のように様々なジャンルでの経験に裏打ちされた多彩なアイデアによるドラミングが特徴である。
しかし、技術も十二分にあり、前任のヨルグが考えたフレーズもそれほど支障なくプレイしている。
ちなみに、ヨーロッパのヘヴィメタルシーンではバンドの掛け持ち自体は普通に行われているが(例:ガス・G)
ロルフは2014年現在12ものバンドを掛け持ちしている。
つまり、その引き出しの多さを評価されて引っ張りだこになっている超・売れっ子ドラマーなのである。
フィンランド・ヘルシンキ出身のギタリスト。
2008年春に事実上脱退したティモ・トルキの後任として加入した。
年齢は30歳で、メンバーの中で2番目に若い。
風貌は少しピザ気味のオタッキーな感じだが、最近少し痩せたようだ。
4歳からギターを始め、シベリウス音楽院(チェロメタルバンドのApocalypticaもここ出身)で音楽理論と技術を学んだ。
その後ヘルシンキ・ジャズ・ポップ音楽院でも学を修め、
2006年にグラインドコアバンドを結成し、翌年にはフィンランドのメタルフェスティバルにも出場した。
また、ヘルシンキに音楽スタジオを所有しており、ミキサー及び音楽プロデューサーの活動をしており、
その関連でラウリ・ポラーと知り合い、彼の紹介でStratovarius加入に至った。
やや粗めのプレイが目立った大ティモとは対照的に正確無比な技巧派的プレイが特徴である。
ジャンルにとらわれないセンスを活かしたリフやフレーズは、
ややマンネリ化していたバンドの音楽性に新しい風を取り入れることになった。
機材はフィンランドのルオカンガスのカスタムギターを中心に使っている。
一時期TRUE TEMPERAMENT FRET SYSTEM(すべてのフレットで綺麗な和音が鳴るように特殊加工を施したフレット)を導入していたが、ツアーでの気候の変化にデリケートだったため、現在はレコーディングのみで使用している。
フィンランドのヌルミヤルヴィ出身。
バンドの略歴でも述べている通り、1984年にバンドに加入した。
大柄かつ恰幅の良い体格をしている。公称身長は195cmとされているが、
190cmを超える長身のラウリ・ポラーやヤリ・カイヌライネンより大柄なため実際は2mを超えていると思われる。
双極性障害を患ってからピザ化が激しかったが、近年は若干痩せて少しふくよかな感じの体型に戻っている。
Yngwie Malmsteenに影響を受けた(本人は否定)速弾きが特徴だが、ライブではプレイは若干粗め。
また作曲面においてはHelloweenなどのジャーマンメタルからの影響が強く、
初期から中期の作品においてはHelloweenの曲をそのまま拝借していることもしばしば。
しかし、独特の湿り気のあるメロディアスな節回しは北欧のメロディックメタルの音楽性の確立へとつながっており、
後進のバンドにも大きく影響を与えている偉大な存在でもある。
加入当初は当時のドラムだったトゥオモの音域が狭いためヴォーカルも兼任していた。
声質は体格に似合わずやや高めで、声域もそこそこ広いが、
3rdアルバムの「Dreamspace」でギターとの兼任ボーカルに限界を感じたため、
4thアルバム「Fourth Dimension」からの専任ボーカルである小ティモの加入へと至る。
本人の項目でも述べられているが、トラブルメーカーな気質であり、
などといった問題を起こしている。
こういったトラブルを起こす原因は
幼少の頃に父親が自殺するというショッキングな出来事を経験して精神のバランスに問題を抱えたからとされており、
Stratovarius在籍時も克服するために自己啓発のセラピーに通ったりしている。
こうしたネガティブな側面はあるものの、
彼の在籍していた頃のStratovariusにもファンは非常に多く、
彼が加入しなければ単なる北欧のB級メタルバンドとして終わっていたため、
一概に彼の問題を責めることはできない。
フィンランド出身がメンバーの大半を占める中、唯一ドイツのドルトムント出身。
1995年にイェンスと共に演奏力増強のためにStratovariusに呼ばれ、加入した。
彼もロルフ同様セッションドラマーとしての活動が長く、
代表的なバンドとしてRage、Grave Digger、Running Wild、MEKONG DELTA、Saxonなどが挙げられる。
プレイスタイルはツーバスを駆使した高速プレイ、テクニカルかつ多彩なフィルイン、
パワフルかつタイトなリズムプレイが特徴で、
特に「Speed Of Light」などのスピードチューンで本領を発揮する。
多彩なフィルインのアイデアに関しては「Visions」を聴いてもらえれば納得していただけるだろう。
彼も小ティモ同様大ティモとの対立により2003年に一度脱退しているが、再度復帰している。
大ティモ脱退後も「Polaris」と「Elysium」の録音とツアーに参加したが、
2010年末からのHelloweenの「7 Sinners」のツアーに同行する直前にガンが見つかったため、
代役にアレックス・ランデンバーグ(元At Vanceなど、大ティモ関連ではSymphoniaのサポート経験あり)を立ててツアーを行った。
しかし、病気を患ったことや加齢による体力の限界を感じたのか、
2011年の「Elysium」のツアー終了後にStratovariusを脱退した。
彼のいい意味で人間味を感じさせない超人的なドラミングは今でも人気が根強い。
ヘルシンキ出身。
メンバーの中では大ティモに次いでバンド在籍期間が長く、
Stratovariusのバンドの発展期を支えたベーシストである。
少し老け顔な容貌で、身長191cmと長身でやや恰幅の良い体型をしている。
彼も多弦ベース(特にIbanezの6弦ベースを愛用)を指弾きでプレイしており、
ギーザー・バトラー、ビリー・シーン、スティーヴ・ハリスといった指弾きベーシストから影響を受けている。
多彩なオブリを入れるラウリに対して高速フィンガーピッキングで黙々とルートを支えるタイプだが、
「Find Your Own Voice」で高速オブリフレーズを余裕で入れているあたりに彼の技術力がうかがい知れる。
ライブではそれほど大きな動きをせず、どっしりと構えて黙々と弾いている。
無論、ドラムであるヨルグとのコンビネーションは抜群であり、
演奏難易度の高いStratovariusの曲を安定して支える屋台骨的存在である。
2005年に「Stratovarius」の制作後に脱退し、2007年にプログレメタルバンドのEvergreyに加入した。
後に大ティモが結成するSymphoniaに合流し、アルバム制作及びツアーにも帯同したが、
その後大ティモにより無期限活動停止となってしまった。なんともお気の毒なことである。
10年以上もの間大ティモと上手くやっているあたりに彼の人柄の良さが現れている。
掲示板
12
2013/11/13(水) 13:05:16 ID: JIOsx1W5TK
こんだけ企画不成立にしてるのによく今までバンドがもってるな・・・周りのサポートがよかったのか、現在病気が悪化してるのか
13 ななしのよっしん
2015/09/15(火) 12:02:39 ID: W1TQrm58wP
新作「Eternal」は相変わらず高品質なメロスピアルバムで一安心。
今一番安心して聞けるバンドかもしれない。
それにしてももう15作目なんだねぇ・・・。
14 ななしのよっしん
2016/02/15(月) 23:21:38 ID: su8UG/A8Lt
>>13
個人的には、単純なメロスピだけじゃなくて、
メロハー的な雰囲気もある気がしてて、それが好きだわ。
提供: yukichi
提供: しつね
提供: saki
提供: 廉架
提供: 蘭子
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/10(木) 07:00
最終更新:2025/04/10(木) 06:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。