Strv.103(Stridsvagn 103)は、スウェーデン陸軍で運用された第二世代主力戦車(MBT)。別名Sタンクとも呼ばれていた。現在はすべて退役済。「バルカン」はタミヤが勝手に付けた商標です。
開発計画は1950年代初期から開始され、1950年代末に無砲塔型にすることを決定、試作を経て、1966年から1971年までに300両が生産された。
車体前部にエンジンとトランスミッションが載り、その後ろに戦闘室、後部に主砲用弾倉が配置されている。エンジンはロールス・ロイスのディーゼル(240hp)とボーイングのガスタービン(490hp)を並列装備している。懸架装置は油気圧式とされ車体はプラス12°、マイナス10°の範囲で俯仰する。
乗員は3名で車内左側に操縦手兼砲手、その後ろに通信手の席があり、必要な場合は通信手が後進の操縦を行う。車内右側に車長席があり操縦手と同じ照準装置が装備されている。
主砲はイギリス製の105mm砲L74(62口径)。自動装填で50発の弾倉より給弾される。発射速度は毎分15発で、発射後の薬莢は車体後部から自動的に排出される。また、7.62mm機銃を車体の左側に2基固定装備、車長用展望塔左に遠隔操作式で1基装備している。
後にイスラエル製M111APFSDSの導入も行われ、T-62などは十分撃破できる装甲貫通力も付与された。防御に関して付け加えるならば、C型ではHEAT弾対策のため防護柵が前面に増設されている。
スウェーデンはこの戦車の輸出を意図していたが、結局どの国にも売れずに終わっている。世界はスウェーデンが次にどのような戦車を送り出してくるか注目していたが、関節型戦車などユニークな実験車輌を造った後、最終的に外国戦車を導入している。[2]
1993年から1994年にかけて、スウェーデンはSタンクやセンチュリオンの後継をレオパルト2改良型、M1A2、ルクレールの中から選ぶ作業を行ない、最終的にレオパルト2戦車280輛の採用を決めている。[3]
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最終更新:2025/04/27(日) 06:00
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