STULTIとは (ストゥルティとは) [単語記事]

　STULTIとはラテン語で「愚か者」の意を指す言葉である。
　この記事ではBEMANI シリーズの楽曲である『STULTI』について記述する。

概要

天上の使者と絶望の番人。
絶望と希望が混じりし刻、奏でられるは愚者という名のレクイエム。

楽曲情報
曲名	STULTI
アーティスト	MAX MAXIMIZER VS DJ TOTTO
収録作品	beatmaniaIIDX20 tricoro pop'n music Sunny Park Dance Dance Revolution(2013) GITADORA jubeat saucer REFLEC BEAT colette
ジャンル表記	GR AVI OL / グラヴィオール
BPM値	90-182

　BEMANI機種連動イベント「私立BEMANI学園」の解禁曲として登場。ボス曲を引っさげた華々しいデビュー間もないDJ TOTTOとリフレク界のラスボスことMAX MAXIMIZERのボス曲メイカー同士がコラボしたという最終隠しでもないのにとんでもない代物な楽曲。TOTTOはキャッチーで神聖な楽曲を作る一方、MAX MAXIMIZERは地獄のような荒れ狂う楽曲を作るという方向性が間逆なコンビであり、それから生まれる楽曲は(譜面的な意味でも)混沌であることは実際にプレイするまでもなく容易に想像できたであろう。情報公開Ust放送でもTOTTOが「かなり激しく、どの機種でもやりごたえある」と自負した。
　当初はDJ TOTTOとQrispy Joyboxのコラボになる予定だったのだが、Qr ispyが「パステルくんさんと旅に出る」と言い残し去っていったためTOTTO一人立ち往生状態に。そこへちょうどM AX MAXIMIZERが異界から降臨したため、いざこざあってこのコラボが実現したとのこと。MM名義を使うための茶番であることは言うまでもない。

　その楽曲の特徴としてValangaにハードなメタルを足したような、しかしながら調和がとれている、ラスボス曲かと疑うようなボスい楽曲。その音使いも独特で、TOTTO成分かと思われるシンセは音を逆再生したかのような音の頂点が後ろ目にある音色。対してMAXIMIZER成分と思われる特徴的な音色にDistorteDやFLOWERのあのギュィィィンのようなエレキギターによる「ギュォォォォン!!」というインパクトの有るSEが数回登場する。

　前述の通りSTULTIは「愚か者」の意であるが、ジャンル名のGR AVI OLはパーキンソン病を引き起こすことに関連のある果物サワーソップ(ポルトガル語ではGlav iolaとなる)のことを指している。また一字違いだが「甚だしい、重い」という意味のラテン語に「GR AVIOR」がある。どちらの意味でジャンル名になっているのか、はたまた後者の意味で単なる誤植なのかは不明だが、HAERETICUSの時のジャンル名(ECC ENTRIC:変人の意)と同じくタイトルと合わせて意味を成すものであると思われる。
　ちなみに「愚か者」はタロットカード上「型にはまらない」という意味がある。生徒紹介ページで我に決まった型などないと言っているのもこれから来ているのだろうか。ズッ友に送る楽曲に「愚か者」とはなんとも言いがたいものであるが同じくタロットカード上では「自由、純粋、可能性」と言った意味があり、ズッ友に送るMAXIMIZER流のメッセージなのかもしれない。

譜面難易度一覧

^さあ奏でたまえ・・・踊りたまえ・・・

beatmaniaIIDX

	NORMAL	HYPER	ANOTHER
SP	5	10	12
DP	5	10	12

pop'n music

担当キャラ	MZD
EASY	NORMAL	HYPER	EX
16	28	43	48

Dance Dance Revolution

	BEGINNER	BASIC	DIFFICU LT	EXPERT	CHALL ENGE
SP	4	9	12	15	-
DP	-	9	12	15	-

GITADORA

	BASIC	ADVANCED	EXTREME	MASTER
Guit	2.40	4.70	6.80	-
Bass	3.20	5.05	6.90	-
Drum	2.20	5.30	8.20	-

jubeat

BASIC	ADVANCED	EXTREME
3	8	10

REFLEC BEAT

BASIC	MEDIUM	HARD	SPECIAL
5	8	12	-

ミライダガッキ

ベーシック	スーパー	ウルトラ
3	5	9

譜面速度変化が無い(システム上無いに等しい)ギタドラ・jubeatを除き譜面速度変化(所為ソフラン)が存在する。DDRでは譜面停止有り。jubeat以外トリルが多く現れる譜面構成。最初のギュォォォォン！の場所がDDR除き多ボタン同時押しになっているインパクトあるスタートになっている。DDRでもCHALL ENGEが出たら東北みたいな初見殺しはきそうだが

IIDX,pop'nではトリルと同時押しが特徴的な譜面となっている。二重トリルの後の低速地帯を経た後、IIDXでは皿＋5つ押し、pop'nでは6つ押しが連続で降ってくるという強烈な構成の前半や、後半の高密度地帯などといったインパクトの大きい譜面。

jubeatではADV以上でTOTTOのT文字が出現し、EXTではMAX MAXIMIZERの斜め向きM字押しが出現する。T・Mそれぞれ2回出てくるのがミソ(EXTのみ)。

双方のホームグラウンドとなるREFLEC BEATではやはり化け物譜面となっている。まずBPM表記が182としか表記されていないが他機種同様速度変化は存在し、リフレクのみ序盤に加えて中盤のブレイク地帯も低速になっている^[1]。LOが多用されており、時間差LOやトリル＋LO→LOが消える前に次のトリル＋LOといった厄介な配置が多い。非常に多い3TOP ノーツや、異常なまでに速いオブジェクト速度も難要素となっておりcolette新録曲のなかでも一、二を争う高難易度譜面。オブジェクト速度にさえ追いつければHAERETICUS レベルのわけのわからないものではないのが救いか。

ちなみにリフレク上10⁺は学園曲だけでも3曲増、colette新録では22曲と、1verだけで初代～limelightまでに入った10⁺総数の約1.5倍増加、全10⁺総数を2倍以上にしてしまった。VOL ZZAではLv12に昇格した学園曲のうちの一つとして数えられている。

後にミライダガッキにも収録されたが、こちらはスーパーがとてつもない問題児。☆5にも関わらずメインフレーズで頻発する16分3連、終盤の16分9連と設定レベルの範疇を振り切っており、下手な☆7よりも難しい初心者殺しとなっている。ウルトラにおいても16分縦連とトリルで腕を殺しに掛かり、光らせ辛いスコア難。

^私立BEMANI学園
虹色の花 Akhuta y OJ	お米の美味しい炊き方、そしてお米を食べることによるその効果。大日本鉄倶楽部 (あさき & 96)	ラキラキ Mutsuhiko Izumi&S-C-U
GAIA 猫叉L.E.D.master+	STULTI MAX MAXIMIZER VS DJ TOTTO	Empathetic Sota÷Des
Synergy For Angels TAG × U1-ASAMi	晴天Bon Voyage TOMOSUKE×seiya-murai feat.ALT	創世ノート PON+wac
Elemental Creation dj TAKA meets DJ YOSHITAKA

脚注

*一応BPMに速度変化表記はなくともソフランする楽曲はあるが他機種は90-182となっているため誤植の可能性が高い。現在 BPM表記は90-182に修正されている。そもそもリフレクではオブジェクト速度はBPMを無視したものが多く、似たようなBPM表記にTITANS RETURNがあるがそれよりもBPMの遅いこちらのほうがオブジェクト最高速が速い。