T28とは、アメリカ軍が第二次世界大戦において試作した重戦車である。ソ連が開発運用した中戦車(多砲塔戦車)についてはT-28中戦車を、それ以外についてはT-28の記事を参照。
T28重戦車(英:T28 Super Heavy Tank)は、アメリカ軍がドイツ軍の重戦車やドイツ軍が誇る難攻不落の防衛線「ジークフリートライン」を突破するために[1]1944年4月から開発を開始した重戦車である。"Super Heavy Tank"から超重戦車とも訳される。
砲塔ではなく固定式の戦闘室(ケースメート)を持ち、主砲は65口径105mm砲で装甲厚は最大で300mmと正に化物戦車であったが、コンセプトやシルエット[2]から「これ戦車じゃなくて対戦車自走砲じゃね?」と言われて一時期T95戦車駆逐車(英:T95 Gun Motor Carriage)って呼ばれたり、重量が86.2tもあるのにエンジンがM4シャーマン(M4A3)と同じV型8気筒ガソリンエンジン(出力500馬力)で最高速度が僅か11km/h(カタログスペック上は13km/h)で走破性は最悪だったりと、問題だらけのドンガメであった。
で、開発当時は戦争真っただ中であり、アメリカ軍がニッチな新規戦車開発よりも現行戦車の量産を優先した結果、T28の車台が完成したのは1945年8月のことであった。どう見ても完全に手遅れです本当にありがとうございました。それでも試作車両2両で細々と試験を行っていたが、後続のT29重戦車(105mm砲を搭載、砲塔式)、T30重戦車(155mm砲搭載、こちらも砲塔式)の開発がT28に追いつき、T28の存在意義が完全に消滅してしまったため、1947年に開発は打ち切られた。合掌。
試作車両2両のうち1両は試験中のエンジン火災で失われ、残る1両は27年間行方不明だったが1974年に発見され、アメリカ国内で展示されている。
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最終更新:2025/03/22(土) 17:00
最終更新:2025/03/22(土) 16:00
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