……その小説で、人を殺せるかもしれないな
The Bookとは、乙一による「ジョジョの奇妙な冒険」第4部「ダイヤモンドは砕けない」のノベライズ作品である。
サブタイトルは「jojo's bizarre adventure 4th another day」。
レーベルはジャンプジェイブックスだが、ノベルズ判で刊行された第3部、第5部のノベライズ作品とは異なり四六判ハードカバーで刊行された。作品の内容に「本」「小説」が大きく関わってくるのが特徴。
集英社の編集部を訪れた乙一が第3部に続き第5部がノベライズされることを聞き、「『ジョジョ』の第4部は小説にしないんですか? もしも書く人がいなかったら、書かせていただけませんか?」と尋ねたことがきっかけで企画された。第5部のノベライズ作品「ジョジョの奇妙な冒険II ゴールデンハート / ゴールデンリング」の発売は2001年なので、まだ「GOTH リストカット事件」も「ZOO」も発表されていない頃である。
2002年に「読むジャンプ」に初稿「テュルプ博士の解剖学講義」の冒頭部分が発表されたが、その後長いこと音沙汰が無くなっていた。その間乙一は他の作品を執筆しながらも改稿を繰り返し、当初の内容は大幅に変更された。そのため完成した「The Book」に「読むジャンプ」に掲載された荒木飛呂彦の挿絵は使用されていない。
2007年11月26日、2000枚のボツ原稿と5年の歳月をかけ「The Book」は発売された。人気作家となった乙一が送る「ジョジョ」のノベライズの発売はニュースサイトでも取り上げられた。
2000年1月、課題の息抜きにコンビニに出かけた広瀬康一と仕事場を荒らした猫を捕まえに外に出た岸辺露伴は、コンビニの前で全身が血で汚れた猫に遭遇した。
これは解決までに3ヶ月もかかる事件の幕開けだった。
当然ながらネタバレが含まれることが考えられるので視聴の際は注意。
掲示板
124 ななしのよっしん
2022/10/18(火) 15:10:41 ID: xkYot0qpRU
>>123
琢馬の記憶をディスクにして奪ったらThe Bookの中身もページが飛ぶとか、白い修正液で消されて読めなくなるとかあるんじゃないか。記憶が戻ればそっちも戻る。
スタンドを移植したら移植先が本体なわけだから当然そいつの記憶の記録になるんだろう。言語もたぶんそいつの母語になる、と思う。
でもなんか人を選びそうだよな。そいつにもスゲー記憶力が必要になるとか、適性がないと本に記憶を吸い取られて物忘れしちゃうとかありそう。
125 ななしのよっしん
2023/01/22(日) 17:10:53 ID: IwyjAR1nP9
恥パやOHは良くも悪くも既存のキャラにフィーチャーした作品だから賛否出るのは当たり前っちゃ当たり前なんだよな
この作品だと冒頭の康一君の語りよろしく主人公はあくまで琢馬であり「原作のキャラ」は彼の物語(人生)の終盤に登場して対立する「敵」、つまり単発エピソードの敵側視点でしかないってのが大きいと思う
琢馬の人生は何があっても変わらないとは思うけれど4部の作中でスタンド使い同士引かれ合って仗助達と交流してほんのちょっぴりでも心が揺らげばこんな悲惨な結末にならずに済んだかもしれないのが悲しい
126 ななしのよっしん
2025/04/15(火) 00:08:59 ID: CtOF2dWZhi
久しぶりに読んだら暗い作品には代わりないけどラストに少し希望を感じられた
挿絵もSBRの美麗な時期の絵柄だから眼福ものだわ
プッツンしたら前が見えなくなる仗助の特性を活かした最終決戦も見事
これもしかしたら吉良戦でも上手く使えたかもなと少し思った
個人的には恥パと並ぶジョジョ二次創作の金字塔だな
プロが書くとやっぱ質の高さが凄いわ
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/09(火) 10:00
最終更新:2025/12/09(火) 10:00
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