The Chemical Brothers 単語

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ザケミカルブラザーズ

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The Chemical Brothers(ザ・ケミカル・ブラザーズ)とは、イギリス音楽ユニットである。

概要

トムローランズ(Tom Rowlands)とエド・シモンズ(Ed Simons)によりマンチスターで結成。2人ともマンチスター大学歴史学を学ぶ学生であった。当初はダストブラザーズ名義でリミックスワーク行っていたが、同名のユニットがすでにアメリカに存在していたため、現在名前に変更した。

ロックダンスミュージック融合させたスタイル90年代ブレイクUKチャート1位にグラミー賞も獲得しその名世界的なものとなった。当時の日本では、彼らのスタイルは「デジタルロック」と名付けられ、UnderworldFatboy Slimなどと一緒に音楽雑誌で特集されることが多かった。また、TVゲームWipeout」のサントラに彼らの曲が使われたことで、ゲームファンにも名を知られることになった。

アルバムごとに数曲、ゲストボーカルを招いた曲作りを行う。いままで彼らの曲に参加したミュージシャンは、ノエルギャラガーオアシス)、ティムバージェス(シャーラタンズ)、ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム)、バーナード・サムナー(ニュー・オーダー)、Q-Tip(ア・トライブコールド・クエスト)、リチャードアシュクロフト(ザ・ヴァーブ)、ベスオートンなど。

ディスコグラフィー

「さらばダスト惑星」 "Exit Planet Dust" 1995年

彼らの記念すべき1stアルバム

現在の彼らとべるとミニマルな曲が多くキャッチーさには欠けるが、テクノミュージックの中にロックダイナミズムをうまく浸透させており、音楽ファンだけではなく同業のミュージシャンからも高い評価を得た。このアルバムが評価され、リリース直後「Virgin Records」と契約する。

Leave Home」で幕を開けるこのアルバムは、序盤はアッパーな曲が多いが、後半に行くにしたがってゆったりとした流れの曲が多くなってくる。

Alive Alone」にはベスオートンが、「Life Is Sweet」にはティムバージェス(シャーラタンズ)がともにボーカルで参加している。

ちなみに、アルバムタイトル過去名前への決別を意味する。(ケミカルはかつて「The Dust Brothers」名義で活動していた)

「ディグ・ユア・オウン・ホール」 "Dig Your Own Hole" 1997年

UKチャート1位

以外でも売り上げを伸ばし、彼らの人気を決定付けた2作ロック雑誌にも取り上げられ、ファン層が拡大した。

1995年ラストベリーフェスティバルイングランドの大ロックフェス)で共演したノエルギャラガーOasis)と意気投合。一緒に曲を作る約束をする。翌年に共作としてリリースされた「Setting Sun」がUKチャート1位となる。次のシングル曲「Block Rockin' Beats」でもチャート1位記録し、アルバムヒットの要因となる。

ちなみに、「Setting Sun」exit_nicovideoビートルズ「Tommorow Never Knows」exit_nicovideoインスパイアされて作られている。そういわれれば、ドラムビートがよく似てますね。

「サレンダー」 "Surrender" 1999年

前2作にべてハウス色が増した3rdアルバム

前作に引き続きノエルギャラガーが参加した「Let Forever Be」、バーナード・サムナー(New Order)参加の「Out of Control」などゲスト

2作連続での成功により、翌年のグラストベリーフェスティバルではダンステントDJプレイは通常ここでやる)ではなく、メインステージライブを披露。多くの観客を躍らせた。

また、収録曲「Asleep from Day」がAir FranceのCMexitに使用された。

ちなみに、このアルバムの代表曲「Hey Boy Hey Girl」のボイスサンプルRock Master Scott & the Dynamic Threeの「The Roof is on Fire」って曲から。

「カム・ウィズ・アス」 "Come With Us" 2002年

彼ら特有のサイケデリックな感覚は残しつつ、一層ハウス色が増した4作

ゲストは前作にべると控えめで、それに例するかのように売り上げも前作とべると控えめになったが、ファンの評価は高い。

独特の浮遊感を持ち、バレアリックハウスビートを聴かせてくれる代表曲「Star Guitar」は、オフシャルアンオフシャル含めてかなりの数のリミックスが作られた。この曲は海外版「ルミネス」(PSPゲームソフト)にも収録されている。

ちなみに、「Star Guitar」のアコースティックギターのサンプルはDavid Bowieの「Starman」の音を使用している。おそらく、曲名もそこから。

「プッシュ・ザ・ボタン」 "Push the Button" 2005年

彼らの5作

本作がグラミー賞・Best Electronic/Dance Album部門受賞。

今までロックミュージシャンとのコラボレーションが多かった彼らだが、本作ではヒップホップ界からQ--Tip(ア・トライブコールド・クエスト)が参加しており、「Galvanize」で軽快なラップを披露している。

※ちなみに、このCDコピーコントロールCDのため購入時にはご注意を。

「ウィー・アー・ザ・ナイト」 "We Are The Night" 2007年

彼らの6作

本作で2作品連続で、グラミー賞・Best Electronic/Dance Album部門受賞。

前作までとは一変したミニマルなビート話題を呼ぶ。自らの過去の作品をサンプリングソースをして使用するなど、新しい試みも見られる。やわらかい音色が特徴的で、彼らのアルバムの中では聴きやすい作品である。

手なシンセ音とハードビートめる一部のファンからは退屈だと酷評されるが、前作に満足しなかったファンからは歓迎される傾向にある。

関連動画

音楽だけでなくPVも高く評価されている。
その内容はコミカルなものから幻想的なものまで幅広い。

音源

DVD作品やベスト盤など

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最終更新:2024/04/18(木) 18:00

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