The tyrant NEPTUNEとは、漫画「遊☆戯☆王GX」に登場するカードである。2017年4月に禁止カード化。
クロコダイルが使用する「プラネットシリーズ」の1枚。
その名の通り海王星に対応している。
生け贄召喚(アドバンス召喚)に使用したモンスターの攻撃力・守備力を合計した数値を得ることができる最上級モンスター。
また、生け贄(リリース)にしたモンスターが持つ効果も得る事ができる。
OCGには「LIMITED EDITION 17」で登場した。
効果モンスター
星10/水属性/爬虫類族/攻 0/守 0
このカードは特殊召喚できない。
このカードはモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚する事ができる。
このカードの攻撃力・守備力は、アドバンス召喚時にリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値分アップする。
このカードがアドバンス召喚に成功した時、墓地に存在するリリースした効果モンスター1体を選択し、そのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
特殊召喚が出来なくなった代わりに、召喚に必要となるモンスターを1体にすることも可能となり、リリースしたモンスターの効果に加えて名前も得ることが出来るようになった。
リリースするモンスターの効果を再利用する、強力なモンスター効果を引き継ぎつつ高い打点を手に入れる、コントロールを奪った相手モンスターをリリースしその効果を奪う、など様々な用法が可能なカード。
サーチ・墓地落とし・サルベージ手段が豊富な水属性・爬虫類族ということもあり、様々な用法が可能だった。
リリース要員のモンスター展開手段の増加や、帝王シリーズの「帝王の烈旋」、アニメ版GX発祥の「神縛りの塚」など、第八期以降から静かに強化されてきたカードで、リリース軽減効果を持つため、元々本カード自体は事故率の高くないモンスター。
ただし、リリース一体の状態を活かせる局面は後述のカードを用いたコンボ以外では少ない。
サーチしつつ、リリース素材にも使える「キングレムリン」との相性も悪くなく、攻撃力2300のセミバニラと割り切れば、脳筋ながら侮れない戦力になる。アドバンス召喚の補佐になり得る効果を持ち、「キングレムリン」でサーチ可能な「ジェントルーパー」との併用も可能。
このカードが登場する漫画版GXから相性がいいカードを挙げるとすれば、今なお強力なメタ効果を持つ「ライオウ」など。ただし、こちらは前述の「キングレムリン」との相性が悪いので、構築や運用の際は注意。また、効果の都合上、「マクロコスモス」などを用いた次元帝のような無差別除外デッキとはかみあわず、リリースしたモンスターが墓地に送られないペンデュラムモンスターとの相性も微妙。
簡易融合とは、下記のモンスター以外にも一部の召喚獣モンスターや「サウザンド・アイズ・サクリファイス」など、それなりに相性のいいモンスターを調達してリリースできるので、組み合わせれば柔軟な動きができる。
登場してから、環境的には日の目を見ることが無かったこのカードも、ある時を境ににわかに注目されることとなる。
LL(リリカル・ルスキニア)-インディペンデント・ナイチンゲール
融合・効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻1000/守 0
「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」+「LL」モンスター
(1):元々のカード名に「LL」を含むXモンスターを素材としてこのカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。そのモンスターが持っていたX素材の数だけ、このカードのレベルを上げる。
(2):このカードの攻撃力はこのカードのレベル×500アップし、このカードは他のカードの効果を受けない。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 このカードのレベル×500ダメージを相手に与える。
アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」にて登場したこの《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》がこの効果でOCG化を果たしてしまったことで騒ぎは発生する。
具体的な手順としては、
《簡易融合》などでナイチンゲールを融合召喚し、それをリリースして《The tyrant NEPTUNE》をアドバンス召喚する。
これだけである。
その結果出てくるのが、
というなんだかおかしい性能をしたモンスターである。下手な神系モンスターよりよっぽど強力である
インディペンデント・ナイチンゲールの情報が出てまもなく発見されたこのコンボにより、
「これで環境取れるんじゃね?」
「高速化した今の環境だとそこまででもないだろう」
「パーツになるカードはサーチできるし意外と出てくるぞ」
「コナミは相変わらずテストをしていないんだな」といった具合に決闘者たちの間で話題となった。
そもそもテストプレイの段階で本カードを見落としている可能性が高く、インディペンデント・ナイチンゲールの(2)の効果に「融合召喚に成功したこのカードの攻撃力は~」など僅かな文章変更を加えるだけで、この暴力的なコンボは成立しなかった筈である。
実際のところ、召喚時にチェーンを組む形このカードの効果・打点コピー効果が発動するため、召喚時効果にチェーンして効果を無効にしたり除去をすれば、このカードが満足に働くことはなくなる。
既にフリーチェーンの除去や効果無効が蔓延している環境ではその隙が命取りになり、結果として「成功すれば強い」=「成功は至難」のコンボとなっていた。
にも関わらず、このカードは2017年4月から禁止カードになることとなった。
見方を変えれば、ナイチンゲールを《禁止令》などで封殺しても《簡易融合》とこのカードさえ健在であれば、次善の手が打てる点も禁止カード化の要因になったとも考えられる。
しかし、最大の要因はやはり、今後カードを作る上でこのカードがまたテストプレイの甘さから思わぬコンボを生み出してしまいかねないからだろう。ナイチンゲールの方が全く規制も修正もされず、本カードが禁止されたことからそれが伺える。
掲示板
32 ななしのよっしん
2021/08/02(月) 16:39:52 ID: V96UN6YmEv
シンクロ時代のレベル調整効果の時点でアホやらかしてるとは思ってたわ。発動条件の参照くらいにしときゃいいものを
33 ななしのよっしん
2023/05/31(水) 10:34:31 ID: UbCg5gCbtu
コピーが永続効果に分類されてる時点で帰す理由ないんだよな、危険人物すぎる
発動必要でターン終了時までにしても出しづらくておもんないファンカスになるだけだし
34 ななしのよっしん
2023/09/17(日) 19:22:07 ID: SjI8FYAiYu
正直一枚初動からこの程度の耐性持ちもざらに出せる現在ネプチューンがいた所で感
ネプチューンはサーチ用意でも簡易融合は制限だし安定性はお察しだし
他のカードとのコンボ云々にしてもこいつに召喚権使う時点で現代遊戯王だと弱いと思うし
アドバンス召喚した時限定の誘発効果だから止めるタイミングなんていくらでもあるし
急上昇ワード改
最終更新:2024/03/29(金) 07:00
最終更新:2024/03/29(金) 07:00
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