『TOBAL2』とは、スクウェアがPlayStationで発売した格闘ゲームである。『TOBAL No.1』の続編。
開発はドリームファクトリー。
FF7やFFT、サガフロなどを生み出したPS中期にスクウェアから発売された3D格闘ゲームである。鳥山明デザインのキャラクターたちを動かし、華麗な空中コンボを豪快に叩き込めるのが最大の魅力。
開発は(現在ではあまり評価が高くない開発会社)ドリームファクトリーである。しかし当時は鉄拳やバーチャファイターを製作したスタッフたちが在籍していたこともあり、当時の3D格闘ゲームにおいては非常に優秀なゲームバランスを実現、PS時代の「隠れた名作」という評価を受けている。"FF7体験版のおまけ"などと言われた前作『No.1』とは訳が違うのだ。
隠れた名作と評されるのは単なる格闘ゲームの枠に収まらず、クエストモードが存在したことである。本作以前から「トルネコの大冒険」というダンジョン探索ゲームは存在したが、あくまでもRPG的な造りであった。それに対し、作り込まれた格闘ゲームのキャラクターがそのままダンジョンに潜り、モンスターと戦いながらクリアを目指すアドベンチャーアクションRPGは当時としてはかなり斬新なアイディアであった。
しかもダンジョンに登場するモンスターを捕獲してコレクションしたり、「捕獲したモンスターを使って対戦をすることも可能」と、1人でもかなり長く深くやりこむことが出来る。モンスターも適当な調整ではなく、各種オリジナルの技や特殊な性能を持っているものがほとんどであった。ただし、アイテムの確保やキャラの育成など難易度は高く、クリアできずに挫折してしまう人も少なからずいた。
バーチャと同じく、ボタンを押すことでガードをするシステムを採用。
ガード構え中に上段/下段攻撃をすることで、上段/下段強攻撃を出すことが可能。
3D格ゲーには珍しく、メインキャラは飛び道具を放つことが出来る。
飛び道具自体はガード不能!ではあるが、撃つには溜めが必要な上に体力を消費する。しかも軸移動で簡単に避けられてしまう。
また長く溜めることで大きなダメージを与えられるが、外した場合は体力を無駄遣いしてしまうことになる。
飛び道具は相手の起き上がりなどに重ねるのも難しく、対戦では暴発→回避されて反撃で死ぬケースが多い。
ガード中に中段攻撃ボタンを押すことでつかみを出すことが出来る。
つかみに成功すると、相手に上段/下段/投げ/つかみ移動を出すことが出来る。
つかみからの打撃/投げ/移動の読み合いはシンプルなのに奥深いため、対戦中が非常にエキサイティングである。
掴んでいる相手に上段/下段攻撃を3回当てることで少しの間気絶させることが可能。
しかし捕まれている側も打撃を上段/下段ガードでガード可能。
しかもガードが成功するとつかみ状態をはね除けることが出来る。
掴んでいる相手を引きずったり押したりして、ステージ上を移動することが出来る。
このゲームはリングアウトがあるため、体力で負けていてもステージ際に押し込んで投げることで逆転が可能。
相手につかまれて移動させられている際、相手が移動させたい方向とは逆方向に十字キーを押すことで、踏ん張って移動を耐えることが出来る。
掴んでいる相手に対し、十字キーによって投げる技が変化する。
また前述のつかみ移動中にも投げをすることが出来るため、お互いに投げに対する読み合いが発生する。
相手に投げられた際、一定のタイミングでG+中段を押すことで投げを抜けることが出来る。
投げ抜けが成功すると無傷で脱出できるが、しかしつかみ打撃があるために安易に投げ抜けばかりを狙っていてもいけない。
通常技において特定のタイミングでボタンを押すと、特殊な派生技を出すことが出来る。
これを利用して相手を固めたり強力なコンボを叩き込むことが出来る。
ジャストフレーム入力に成功すると、キラキラしたエフェクトが身体にまとわりつくのですぐ分かる。
ここで動画+ゲームシステム解説をやっているので、これを見た方が早い。ギギギ。
掲示板
29 ななしのよっしん
2022/09/20(火) 23:25:43 ID: jCu7Cv6287
30 ななしのよっしん
2022/10/23(日) 20:16:34 ID: 6m+qAvz032
>27
それ多分鈴木みその漫画「おとなのしくみ」じゃないかな
俺たちは鉄拳とバーチャのメインスタッフだったんだぞ!ってプライド丸出しでうわぁ…って思った記憶があるわ
格ゲーそこそこガチ勢だったけど、あの時代に家庭用オンリーの格ゲーなんてコケるの当たり前
あと格ゲー界隈はなんだかんだ硬派な人が多かったので、鳥山明とかジャンプのバックアップは逆にイメージ悪かった
最後に、モーションは単体だとよく出来てるんだけどヒットしたときの吹っ飛びや崩れが違和感バリバリだった
31 ななしのよっしん
2024/04/06(土) 22:57:53 ID: BxUvFrcFBg
トバルNO1はクロノトリガーの夢よもう一度と思ったのかは分からんが、鳥山が関わった作品の中では恐らく下位
ブルードラゴンも売れたのかどうかは分からないが良作みたいだけどプラットフォーム的にマイナーぽい
DSとかにも移植されたようだけど
FFⅦ体験版の力でそこそこ売れたと言うか、FFⅦの体験版買ったらゲームがおまけで付いて来たと評される程
つか2の記事があって1が無いのもそういう事なのかなと
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最終更新:2024/04/24(水) 13:00
最終更新:2024/04/24(水) 13:00
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