UFOロボグレンダイザーとは (ユーフォーロボグレンダイザーとは) [単語記事]

UFOロボグレンダイザーとは、1975年 10月5日～1977年 2月27日まで放送されたマジンガーシリーズの第3弾である。
全74話。タグではグレンダイザーが多く使用される。

概要

マジンガーシリーズ第3弾にして最終作。
本作では製作スタッフの入れ替えがあり、『ゲッターロボ』のスタッフが制作を担当、主題歌を作曲した菊池俊輔と歌唱のささきいさおが本作の主題歌を担当した。なお、前作までのスタッフが製作したのが『鋼鉄ジーグ』である。

ヨーロッパでは『ゴルドラック』の名前で放送され、特にフランスで絶大な人気を誇り、民放局の少なさ(当時のフランスにはチャンネルが3つしかなかった)と、ライバル番組が無かった事もあり、平均視聴率で75%、最高視聴率は100％を達成している。また、イタリアのファンによりGCで自主制作映画が製作中である。

小松原一男のキャラクターデザインや荒木伸吾・姫野美智による美麗な作画は40年以上経った現在でも十分通用するレベルで、特に荒木伸吾により描かれた主人公の妹である「グレース・マリア・フリード」のデザインは非常に秀逸で未だにファンも多い。

東映まんがまつりで公開された作品である「宇宙円盤大戦争」は本作のパイロット版的作品である。

2022年 8月に、新コンテンツを2023年に公開する「プロジェクトG」の開始が公表された。原作者である永井豪自ら監督総指揮を務める。

宇門大介／デューク・フリード（声：富山敬）: 主人公。フリード星の王子だったが、フリード星がベガ星連合軍によって攻め滅ぼされ、フリード星の守護神「グレンダイザー」に乗り地球へ落ち延びる。そこで宇宙科学研究所所長の宇門源蔵博士の養子・宇門大介となり、平和に生活していた。地球でベガ星連合軍と戦う中で地球を第二の故郷として守る決意をする。
途中、何度かベガトロン放射能の古傷に悩まされるが、第71話で全快する。
ちなみに戦闘時には、「デューク・フリィィィィィィド（エコーつき）」のかけ声でデューク・フリードの姿に「変身」するが、一体どういう原理で変身できるのか不明。

兜甲児（声：石丸博也）: NASAでUFOの研究をしていた元・マジンガーZの操縦者。
本作では、（『グレートマジンガー』終盤みたいなことにならないように）自作したTFOのような弱っちいメカに乗ってデューク・フリードの引き立て役に徹している。第35話よりグレンダイザーの支援メカである「ダブルスペイザー」（と第45～49話までは「ドリルスペイザー」）に乗りサポートをするようになった（要は有人ジェットスクランダー扱い）。
なお、第31話ではボスボロットの操縦もしている。
さやかさんをほっぽってマリアちゃんとイチャイチャしていて実にうらやましいがいいのだろうか。

牧葉ひかる（声：川島千代子）: 宇門博士と牧場を共同経営している牧葉団兵衛の娘。一応ヒロイン…たぶん。大介さんのことが好きだったらしいが、序盤は甲児にも好かれていたらしい。
第41話より支援メカ「マリンスペイザー」のパイロットとなりデュークと一緒に戦うが、第37話～38話では怪我をした甲児に代わってダブルスペイザーを操縦している。なお、第50話でも怪我をした甲児に代わってダブルスペイザーの操縦をしようとしたがマリアに阻止された。しかし、現れたダブルスペイザーを見たデュークに（マリアが乗ってるのに）「お、ひかるさんか」と言われているので、その辺はヒロインの面目躍如と言ってもいいだろう。
なお、彼女の名字は「牧場」ではなく「牧葉」であるので間違えないように。

グレース・マリア・フリード（声：吉田理保子）: デューク・フリードの妹。かわいい。フリード星脱出時にデュークと生き別れていたが地球で再会する。年齢は14歳でとてもかわいい。性格は少々おてんばだが、自身の持つ超能力（予知能力）に悩む一面もある。そこもかわいい。支援メカ「ドリルスペイザー」のパイロットとして活躍する姿もかわいい。実はこのドリルスペイザーの操縦者が必要になったので急遽作られたキャラクターだったのだが非常にかわいいので特に問題はない。むしろ人気も視聴率も上がって万々歳である。

ルビーナ（小原乃梨子）: 第72話に登場したデュークのかつての許嫁。「花のよう美しい」が信じられないことに妖怪じみた顔をしたベガ大王の娘である。デュークが地球で生きている事と、フリード星を汚染していたベガトロン放射能が消滅しつつあることを知り、地球へやってきたが、その想いはことごとく科学長官ズリルの卑劣な作戦に利用されてしまい、そのズリルの攻撃からデュークを守り死んでしまう。劇中で、ルビーナ（小原乃梨子）とテロップが出ていたため、ここでもそれに倣う事とする。