YF-19 単語

57件

ワイエフジュウキュウ

2.7千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

YF-19とは、マクロスプラスに登場する架の試作可変戦闘機(バルキリー)である。

後に、正式採用され統合軍戦闘機VF-19となり、ペットネームとして聖剣エクスカリバー」の名が与えられる。

本稿では正式採用後のVF-19についても合わせて記述する。

概要

インダストリーにより開発された、統合軍の次期戦闘機を決める「プロジェクトスーパーノヴァ」に参加した試作機。
設計者はヤン・ノイマンテストパイロットイサム・ダイソン

ピンポイントバリアなどの新技術を多数搭載している他、本機の外見の大きな特徴でもあるカナードと前進(可変のため後進にすることも可)を持ち、推偏向ノズルなどと合わさって非常に高い運動を有している。

しかし、量産化を見越し新技術の採用を最小限に抑え、運用上の安定性を重視したため、コントロールなどの新技術を惜しげもなく投入したYF-21に対抗するべく、非常にピーキーセッティングがなされた。
結果として操縦面の難易度は最悪で、腕自慢のテストパイロットであっても扱いに苦労するようなじゃじゃとなり、何人ものパイロットあの世、もしくは病院送りにしてしまい、結果的に軍の問題児ではあるものの天才的な操縦センスを持ち合わせるイサム・ダイソンテストパイロットとして迎える事になる。

ちなみに本機ではセーフティ機構としてパイロットが操縦桿を握っていないと機体のシステムが一切機しないグリップセーフティー機構を採用している。作中でのイサムの「飛び」はこの機を応用したものらしい。

その後、新統合軍へ「VF-19 エクスカリバー」として正式採用が決定。
ちなみに勝因としては、新技術の採用を最小限に抑え運用コストや手間を省き安定性を重視した点が大きかったと言われている。しかしそれでも常人には乗る事も出来ないピーキーな操縦特性は正式採用後も良が繰り返されることになり、一般兵士向けに配備される際には安定性を重視して運動を一部落とすことで善された。

作中ではマクロス7艦隊のエメラルドフォース隊員達の搭乗機として活躍。
またマクロスフロンティアの時代でもS.M.Sが使用しており、フロンティア団のマクロス・クォーターにも何機か配備されている他、劇場版でS.M.Sに所属しているイサム・ダイソンもVF-19を機として使用している。

その後、一般兵の機としてはコスト面やゴースト普及、格好良すぎるなどの事情から結局広く配備されず、VF-171にすぐ譲ることとなったが、さらに後継機であるYF-24系の機体(VF-25VF-27など)がまだ実戦配備に至っていない為、一定の範囲内ながら新統合軍でも未だに現役である。

バリエーション

YF-19 1号機

記念すべき第1号機であったが、先述の通り「」が付くほどのピーキーな操縦特性テストパイロットが付いていけず、2度の飛行試験で墜落・大破。搭乗していたテストパイロットは帰らぬ人となっている。

YF-19 2号機

マクロスプラス」の劇中でイサム・ダイソンが乗っている機体がこれ。

正式採用後はマクシミリアン・ジーナスの監修によりロイ・フォッカースペシャル塗装が施され、各団においてイサムの手によりデモンストレーション飛行が行われたそうであるが、その後どうなったかは不明。

但し詳細は後述するが、AIのみは劇場版マクロスフロンティアでのイサム機に移植されている事がられている。

VF-19A

試作機であるYF-19の基本設計をほぼそのまま受け継ぎ、量産化した機体。
しかしYF-19の高性と同時に、扱いにくさも受け継いでしまっている為、並のパイロットでは飛ばすことすら難しい(ただし、それでも操縦補助などの良で少しは扱いやすくなっている)。
その為、腕の確かな一部のエースパイロットのみが搭乗を許可される。

VF-19C

一般兵士向けに配備することを考え、操縦性を向上させた機体。
A型の様なピーキー特性は緩和されたが、その分限界も引き下げられており、腕に自信のあるパイロットからは不評である。

VF-19F

本格的な量産型モデル。VF-19系の一般機に相当する。
宇宙空間での戦闘を意識したため、YF-19からの外見的特徴でもあったカナード止。他にも形状の変更など、に安定性を上昇させる方向で様々な良が加えられている。
作中ではマクロス7団のエメラルドフォース隊の戦闘機として活躍する。

VF-19S

Fベースにした指揮官仕様モデル。バトロイド時の頭部がS仕様の機が増量された物になっている。
マクロス7本編ではエメラルドフォース隊の隊長機として登場した。

なお、F・Sにはブレイザーバルキリーという通称が付けられている。

VF-19改(ファイアーバルキリー)

マクロス7」の主人公熱気バサラの搭乗する機体。名前の通りカラーリングが特徴的。
口の付いた頭部、ギターの操縦桿などミュージシャン仕様となっている。

ちなみにこのVF-19は、YF-19や初期のA型に近いピーキーな操縦特性を持ち合わせている。
なので、それを軽々と扱ってみせるバサラはかなり天才的な操縦センスの持ちであると言える。

VF-19P

マクロス ダイナマイト7」に登場する、惑星ゾラのパトロール隊に評価用として配備されていた機体。
固定武装が強化されている機体らしく、Fに近いスタイルだが全面バイザーの頭部や前進となっているなど違いも多い。

本編では熱気バサラが操縦することになるが、その際は通常の操縦桿をギター越しに操作するという驚異的な操縦技術を見せている。

VF-19 ADVANCE(エクスカリバー・アドバンス)

マクロスF劇場版にて、S.M.Sに所属しているイサム・ダイソンが駆っている機体。通称「イサムスペシャル」。
マクロスFの時代の技術を駆使して良が加えられたほか、VF-25用の物を流用したスーパーパックを装備して性差を補っている。

カラーリングマクロスプラスで活躍したYF-19そのものであるが、イサムの要望により自らの過去機であったYF-19・2号機のAI移植。操縦特性までもピーキーなYF-19そのものになっている。

劇場版では僅かな登場であったが、小説版ではその々しい活躍が記されており、ゴーストV-9やバジュラを「殺」、サイボーグ兵専用のVF-27すら1対1で撃破する大活躍との事。

関連動画

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
平沢進[単語]

提供: 雪ネズミ二号

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/25(木) 13:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/25(木) 13:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP