扉の向こうには、
すべての時間があった――
すずめの戸締まりとは、日本の小説作品・アニメーション映画作品である。2022年11月10日全国公開。
注意事項(公式サイトより) |
スタッフ | |
---|---|
原作・監督・ 脚本 |
新海誠 |
キャラクター デザイン |
田中将賀 |
作画監督 | 土屋堅一 |
美術監督 | 丹治巧 |
音楽 | RADWIMPS 陣内一真 十明 |
制作 | コミックス・ウェーブ・フィルム |
製作 | 「すずめの戸締まり」製作委員会 |
主題歌 | |
RADWIMPS / 陣内一真 | |
その他情報 | |
公開日 | 2022年11月11日 |
配給 | 東宝 |
上映時間 | 121分 |
社会現象を巻き起こした前々作『君の名は。』から6年、前作『天気の子』から3年ぶりとなるに新海誠監督最新作。2021年12月15日、新海誠が自身のTwitterで今作を制作していることを明らかにし、廃墟にぽつんと佇む扉が印象的なティザービジュアルを公開した。新海は今作について、日本列島各地に開いてしまう災いの扉を、主人公の鈴芽(すずめ)が閉めていくロードムービーであり、ある存在とともに戦うアクションムービーであると説明した。
今作における重要なテーマについて、新海は「扉を閉じていく物語」としており、「ひとつひとつ散らかった可能性をもう一度みつめてあるべき手段できちんと閉じていく、そのことで次に進むべき本当の新しい場所を見つける物語」になるとしている。
このような物語を作る理由として、「どんなことでも何かをはじめることよりも、終わらせることのほうが難しいと思います」と語っており、「少子高齢化が進む日本にとって、色んなことを始めることよりも閉じることのほうが難しくなってきたと感じてきました」「今、お客さんが見たいのは閉じていく物語ではないかと考えました」と答えている。
また、今作は2011年に発生した「東日本大震災」が一つのテーマになっている。震災というテーマは前2作においてもメタファーとして描かれてきたが、今作ではより直接的に描写されている。
2021年4月9日、特報映像と新ビジュアルが解禁され、主人公・すずめの姿が初公開された。同年5月17日には原作小説の発売が決定し、前作までと同様に監督自らが執筆している。
7月5日、ヒロイン・岩戸鈴芽役に原菜乃華が選ばれたことが発表された。原は今作がアニメーション声優初挑戦となる。7月15日に最新予告映像が解禁され、すずめの声が初めて明らかになった。
9月6日には、「閉じ師」の青年・宗像草太のキャストが松村北斗であることが発表されている。
音楽は『君の名は。』『天気の子』に引き続きRADWIMPSが担当。世界で活躍する映画音楽作曲家・陣内一真との共作が実現し、新海作品史上最強の音楽体制と銘打たれた。レコーディングの一部は、ロンドンのアビー・ロード・スタジオで行われているとのこと。また、主題歌「すずめ」を歌うのは、TikTokを中心とした音楽活動で注目を集める十明が担当。9月30日から主題歌「すずめ feat.十明」がフル尺で先行配信されている。
公開初日よりIMAX同時上映が決定しており、それを記念して、9月30日よりこれまでの新海誠監督作品の期間限定IMAX上映が決定した。上映劇場では、『君の名は。』『天気の子』の劇場グッズ・パンフレットの再販が行われた。
興行収入は、公開から5日で25億円を突破。公開16週目の2023年2月27日時点で139億円を記録している。2023年3月には韓国・中国でも公開。どちらでも大ヒットを記録し、中国では日本アニメの興行収入記録を塗り替え、歴代1位となった。
2023年9月20日からDVD・BD発売を記念して、「おかえり上映」が全国100館の映画館で実施される。この日程は作中の出来事が2023年9月25日~29日にあったことであることにもちなむ。この上映では再編集が加えた特別バージョンが上映される。
コミカライズは漫画:甘島伝記で2022年10月25日発売の『アフタヌーン』12月号から連載開始。2023年3月に単行本第1巻が発売。
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、
「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。
彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、
ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。
なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。
扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、
草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。
すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。
「すずめ すき」「おまえは じゃま」
ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、
草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう―!
それはすずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた小さな椅子。
逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、
すずめは慌てて追いかける。
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、そして東京と、
日本列島を巻き込んでいくすずめの”戸締まりの旅”。
旅先での出会いに助けられながら辿りついたその場所で
すずめを待っていたのは、
忘れられてしまったある真実だった。
全国47都道府県の地元企業47社との共同プロジェクト。
プロジェクト用に描き下ろされたメッセージビジュアルをアイコンに、各社が様々な取り組みを行う。
日常の風景を『すずめの戸締まり』の世界に変換できるARフィルター「すずめレンズ」や、作中の舞台となった日本各地のロケーションを紹介するサイト「すずめさんぽ」、マクドナルドの対象商品にスマートフォンをかざすとダイジンが現れる「#ダイジンといっしょAR」などを提供している。
公開を記念して、映画『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』の世界を表現した限定デザインのUTが発売される。
2022年11月11日から、JR東日本のエキナカに設置されているacureの自販機に、『すずめの戸締まり』デザインの自販機側面ステッカーが掲出される。また、JR東日本の御茶ノ水駅では、映画の世界観を表現したラッピング自販機が設置される。
主人公・鈴芽の幼少期の思い出を描いた公式スピンオフ絵本「すずめといす」付きのハッピーセットを発売する。
映画公開に合わせ、「すずめの戸締まり キャンペーン」を展開。オリジナルフード・ドリンクとして「すずメルティーラテ ミルクティー」「からあげくん 現世味」などが発売された。他にも、@Loppi、HMV&BOOKS online限定グッズ、一番くじ、ローソンプリントなど様々なキャンペーンが行われている。
期間限定で、「tenki.jp」のトップページのデザインが、映画『すずめの戸締まり』のキービジュアルを起用した特別仕様になる。
ミサワホーム創立記念日の10月1日より、映画とタイアップしたキャンペーン「ミサワホーム55周年 GOGO!キャンペーン」が開催された。全3回のWebキャンペーンを実施し、映画観賞券をはじめとする関連グッズや住まいの安心・防災アイテム、暮らしを楽しむ家事アイテムを抽選でプレゼントする。
2023年2月16日から開催されたベルリン国際映画祭で、最高賞である金熊賞にのノミネート作品の一つに選ばれた。
掲示板
293 ななしのよっしん
2024/04/10(水) 22:25:27 ID: 4ors2fSgyi
>>287
東北に限らず、
「もう再起不能で終わってしまった土地を見送る」そのコンセプトで始めた企画だから、
もう誰にとっても大した思い入れの無い土地が対象なのが大きいな
その影響か、「はい扉閉じた次―」的な流れ作業の印象が強かった
前二作の場合は、大切な土地が消えてしまった悔恨や執着が強く伝わってきたのだが、今回はそれが極めて弱い。
すずめを全方位で非難され難くする措置だろうが、母親に執着して無茶するような執念染みた感情も相当に薄い感。
いっそ、母親の後ろ姿を一秒でも長く見つめたいからと、後ろ戸を意図的に開けっ放しにしたり、自分からバンバン扉開いてく
くらいの危うさを見せた方が、その後に母親への未練から卒業する成長度を示せた気がする
294 ななしのよっしん
2024/04/13(土) 10:52:05 ID: DhEMl5Ktcq
>>292
私はすずめにとって「触れたくない記憶」「忌み地」であるから、執着が薄い様に見え、そうしたネガティブな感情・思いへの対峙はこれからの彼女にとっての宿題なのだろうと思ってます。「さようなら」ではなく「行って来ます」で扉を閉めたのにも。そうした意味が含まれているのでしょう。
295 ななしのよっしん
2024/04/13(土) 21:01:27 ID: DhEMl5Ktcq
>>294
は
>>293宛です。アンカー間違えました。
少し調べて見たのですが、公開前は東日本大震災に関連した物語であるとは出ていなかったのですね。
(東日本大震災の話であるとは知らずに見た覚えがあったけれど、確実な証拠を探していました)
www.cinematoday.jp/page/A0008546
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最終更新:2024/04/25(木) 18:00
最終更新:2024/04/25(木) 18:00
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