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1 ななしのよっしん
2009/12/01(火) 21:36:07 ID: hanPQjyUvI
何もかもが言いようもなく愉快で、目新しくてたまらない。
はるか極東のこの国に、自分は今、本当にいるのだ。
人力車というやつに乗っている私の目の前では、
車屋のかぶっている笠が、ひょこひょこと上下に踊りながら駆けていく。
青い屋根を乗せた小さな家並み、青いのれん、青い着物を着て
始終にこついている小さな人たち。
私をさも物見高そうに眺めていくその目には、敵意などは少しも無い。
大抵、にこやかに微笑んでいる。
――知られざる日本の面影より ラフカディオ・ハーン
2 ななしのよっしん
2010/03/10(水) 20:20:20 ID: VHb0M8q+GJ
ギリシア出身とはしらなんだ
3 ななしのよっしん
2010/03/17(水) 01:16:09 ID: yzTqWBVDKE
奥さんの名前は節子じゃなしにセツだぞ・・・
誰か記事の訂正を求む
4 ななしのよっしん
2010/07/03(土) 15:10:31 ID: lAPKOf68s/
お母さんがギリシャ人、お父さんがアイルランド人だったはず。
アイルランドで育ったけど、なんか色々と暗い少年期だったみたいだ。
5 ななしのよっしん
2010/07/03(土) 16:58:08 ID: VTFfVeq00A
ハハーン
八雲ハーン
6 ななしのよっしん
2010/07/21(水) 14:13:20 ID: +PgOWW74JB
幕末の日本人は初め外国人に対しても物凄く優しく親切だったけど、
開国後の不公正貿易による経済破壊と外国人による凶悪犯罪で平和と生活を破壊され、怯えるようになった。
それでもなお外国人に対して優しく接する人は多かった。そして彼らもまた不平等条約の撤廃と人種平等を望み、明治日本の躍進を支えた人々だった。
7 ななしのよっしん
2012/01/22(日) 17:14:42 ID: AGczW3Vy69
>>4
南の暖かいギリシャから北の寒いアイルランドに移り、母とは幼くして離れ離れ、そして厳格なカトリックを奉ずる伯母さんの家にて(伯母さんのち破産でスッテンテン)、
また鞭やら体罰やらがある厳しい規則尽くめの学校生活の中で子供時代を過ごして(ついでにこのときに片眼を悪くするし)、とどう考えてもハーンにとってあんまりいい思い出になることがないしねぇこの時期。
この人にとっての近代化していく日本(明治日本)はやはり憎悪の対象だったのだろうか、それとも諦めて受け入れざるを得ない物だったのかはよく論争になりますね。
近代化しないと列強各国のアジアにおける一植民地、被搾取者になってしまうけど、近代化すればするほどハーン(やお知り合いのチェンバレン先生)の想う近代以前の古き良き日本の姿は消えてしまうし…
でも「古き良き」と言うのもこれ単なるオリエンタリズムの一つで、勝手に欧米人が日本を神秘の国に仕立て上げ、その癖その日本人たちの植民地にならないための努力を批判するという、ずいぶんと勝手なことを言っている、ともなりますしねぇ
(これは小泉八雲に限らず近代以前の過ぎ去った時間の、いかようにでも妄想可能なものを文章化、視覚化した時に付きまとう、現代の作品にでもある問題ではあるのだけど…)。
こういうこと考えると小泉八雲の作品をそのまま読めなくなってくるのが嫌だ、この人の作品は大が付くぐらい好きなんだけれど…絵のネタにするにも素晴らしいし。
8 ななしのよっしん
2012/01/22(日) 17:33:54 ID: XG3QGyTy3j
この人は視力が悪くて、物や風景をぼんやりとした状態でしか認識できなかった。
しかし、それによって彼は目に見えないものに対して敏感となり、彼の情緒や幻想に関する感性を鋭敏にした……って話を聞いた事がある。
9 ななしのよっしん
2012/01/22(日) 20:39:20 ID: AGczW3Vy69
>>8
著書の中だと昔からお化けやら妖精やらそういうのが気になる子供ではあったんでしょうね、「明治日本の面影」中の「私の守護天使」はそんなハーンの幼少期が描かれているし。
眼を悪くしたのは確かにハーンの感性をより鋭くはしましたでしょうが、元より夢幻の世界をよく覗くような人だったんでしょう、と勝手ながら思います。
10 ななしのよっしん
2012/02/20(月) 23:56:20 ID: JLwZ/j7rop
>>7
当然人種差別に関してはいろいろ思うところがあったみたいだよ
というかあの時代に日本人と結婚したから
それ以降白人社会に一切入れなかったらしいし。
晩年に起こった日露戦争では日本を心配していたらしい。
あそこで負けると今の日本どころか、世界秩序が違っただろうしね。
21世紀になっても植民地がたくさん残ってても不思議ではない。
11 ななしのよっしん
2012/03/20(火) 17:22:10 ID: kBU+W10JiX
八雲の旧名のフルネームが「パトリック・ラフカディオ・ハーン」で、"ラフカディオ"はミドルネームなのを追記してくれ。
八雲は少年時代の影響等でキリスト教が嫌いになって、聖書の聖人から名付けられた「パトリック」という名前を嫌悪し、「ラフカディオ・ハーン」と名乗る。
同時にミドルネームの「ラフカディオ」の由来のギリシャのラフカダ島、一神教のキリスト教の懐疑からギリシャ神話、すなわち多神教に興味を持つ。
これが八雲が日本に来た大きな理由だったと思う。
やっぱりキリスト教にとらわれないというのは大きいよ。
12 ななしのよっしん
2012/03/20(火) 17:26:46 ID: SMBJY2v81w
へぇ、本来は違うのか。
しかしギリシャ神話から日本とは
日本にきたら便所にまでGODが居た! ってのはどう思ったんだろうなw
13 ななしのよっしん
2012/06/05(火) 19:38:14 ID: VQVJUu7Xx4
"Tsunami"を英語文献で使った最初の人らしいね
今じゃ世界共通語だよ
14 ななしのよっしん
2012/06/10(日) 23:33:26 ID: T9hbVVan1P
>>11
聖パトリックは聖書の聖人じゃないでよー。ラテン語由来の名で5世紀の伝教聖人ね。
あと元々プロテスタントは日常的にはファーストネーム(宗教名)で呼ばない事も多い。
あれは仏教でいえば生前戒名みたいなもんだからねw
15 ななしのよっしん
2012/07/15(日) 01:22:45 ID: /7r4bciNAO
16 ななしのよっしん
2012/07/23(月) 16:09:01 ID: wkswNFc6wN
生きてた時代を考えるとおかしいくらい異文化と人に理解があって寛容だったと思う。
人種差別が酷かった白人至上主義時代のアメリカで、有色人種の文化に肯定的な人は希少だったし。
17 ななしのよっしん
2012/07/24(火) 01:19:17 ID: aClGAjBreX
故人は小泉八雲を望んでいたのに、リダイレクトが逆ではないのか。
18 ななしのよっしん
2012/08/26(日) 20:48:34 ID: 76U7l0EjPC
>>14
ラフカディオ・ハーンは、カトリック系の家生まれでないかい?
父親の国がアイルランドだし、叔母に預けられて育ったのもアイルランドのダブリンだし。
聖人のことはよーわからんけど。
19 ななしのよっしん
2013/01/21(月) 21:23:24 ID: T9hbVVan1P
>>18
凄まじく遅レスになってしまってごめんw
ハーンの父方はアイルランド系プロテスタントの家系だよ。
当時はダブリンでも20%以上はプロテスタントだったみたい。
http://e
とはいえ特に父親はあまり拘らない人だったようで、
ハーンが受洗したのは生まれたギリシアの正教会で、
通っていたカレッジはカトリック系だったりする。
20 ななしのよっしん
2014/11/13(木) 17:33:25 ID: G8sZraC9aO
21 ななしのよっしん
2015/07/02(木) 13:57:59 ID: BWN8nGNoEy
ラフカディオを古代ギリシア読みするとレウカディオス
かっこいい
22 ななしのよっしん
2016/05/20(金) 19:06:23 ID: ZeWNoMx550
ニンジャスレイヤーの作者が
妖怪ハンター ハーンを執筆し始めて笑える。
23 ななしのよっしん
2016/06/14(火) 16:03:51 ID: NT4aNzyoCj
殺す!殺す!ハーンが撃ち殺す!!!
笑った
24
2016/07/09(土) 18:34:01 ID: KpZL1mNpIr
ハーン自身は自分の容姿に思うところ(低身長・隻眼)があったようでコンプレックスを気にしないでいられる日本人社会は彼にとって福音であった
25 ななしのよっしん
2016/08/10(水) 00:01:41 ID: wN8MuewGFd
「ショーグンの犬! ヤナギダの下僕!」
その眼帯に、漢字が一文字。ゴシック鬚英字じみた厳めしい書体で、「半」と刺繍されていた。
「……ハーン……!?」
柳田國男「妖怪死すべし 慈悲は無い」
早稲田大学「ワッザ?諸星大二郎!?」
26 ななしのよっしん
2016/10/31(月) 23:57:59 ID: 5GiKmLcPFs
「怪談 KWAIDAN」(1964)はあの幻想的世界を映像化した名作。
美術・音楽までも妖しの雰囲気に満ちている。
「黒髪」は原作と真逆の結末だがこれはこれでよし。
「雪女」の幻覚のような空、「耳無し芳一」の空虚感、
「茶碗の中」の無機質感、役者の狂気の熱演。
27 ななしのよっしん
2017/09/20(水) 05:50:12 ID: 7H6mim86/O
ハーン・ザ・ラスト・ハンターの「ノッペラボウ銃殺!」と「ヤドリギの力を見よ!」ってキャッチコピーは衝撃を受けて思わず購入しちゃったが、作者がノッペラボウにトラウマがあるからって、最初からノッペボウをハーンが惨たらし痛めつけて銃殺したり、トーフ小僧も情け容赦なく銃殺したり、最後はオキクを井井戸ごと爆破とかサツバツ!
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2018/06/03(日) 13:32:50 ID: 2duytHEO6p
同じ時期に風刺画で有名なビゴーも日本にいた。彼もまた外国人にしては低身長をコンプレックスに思っていた
ハーンとビゴー。ともに日本の文化・風土・人々を愛したが、ビゴーは条約改正で外国人特権がなくなると日本人の妻を離縁して、息子を連れて帰国してしまった
29 ななしのよっしん
2018/06/09(土) 11:26:43 ID: nuII++Rm5l
妖怪ハンターならハーンより井上円了にすべきでは…?と思った。
30 ななしのよっしん
2018/08/25(土) 13:29:41 ID: BHQul0TEX1
ほめた!
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