65
31 ななしのよっしん
2018/07/03(火) 17:17:28 ID: ePeUKAU0XV
三国志演義における配役を
唐→漢
黄巣→黄巾・董卓
李克用→劉備
朱温→曹操
にしたようなもんだと聞いた
訳本が手に入れば読んでみたいが
32 ななしのよっしん
2018/09/30(日) 10:10:59 ID: aYGPYS04Wi
最古の蜀漢正統論は東晋時代に習鑿歯(蜀漢に仕えた習禎の子孫)が主張したものだと思われる。丁度その時、中原は異民族に奪われていたので「血統さえちゃんとしていれば中原を支配していなくても正統な王朝」とするこの主張が東晋にとっても都合が良く、広まる下地にはなったのではないだろうか。
33 ななしのよっしん
2019/01/04(金) 00:55:53 ID: pX8oVE8jm5
立間祥介訳の三国志演義を薦めたい
文章表現でどんだけ槍をしごくねんって感じはあるが訳は忠実
人形劇三国志の原作としても知られる
34 ななしのよっしん
2020/03/29(日) 20:29:15 ID: kg5Y9DMGvj
全体的に前半ほど演義オリジナルの描写が多く、
物語が進むにつれて、だんだん正史に近くなっている感じがする
張飛たち豪傑の活躍ぶりは講談などで広まったものを整理してまとめた感じで、
最もオリジナル要素の強い南蛮制圧を最後にそうした要素が一挙に減り、
孔明の死後は、ほぼ正史通りの内容って感じはする
35 ななしのよっしん
2020/09/21(月) 09:16:16 ID: PQMAwQDrxE
大河ドラマとかでも、主人公が歴史の表舞台に立つまでは
オリジナルでちょこまか動かして才能の片鱗見せたり、後々関わる相手に早めに出会わせて因縁作ったりするしな
36 ななしのよっしん
2021/03/09(火) 02:04:28 ID: iUEhd+nVcq
>>32
その異民族王朝で南朝を滅ぼした隋の世でも三義廟なんて建てられてるけどな
続く唐でも寺院で三国の話が盛んにされて子供までネタにする様子が唐詩にも読まれたし
宋では説三分、元では全相平話と蜀漢贔屓の逸話は千年以上脈々と積み重ねられた
その点演義は正史を大筋は逸脱せず詩を通じて曹操の魅力も描いて蜀漢贔屓一辺倒に一石を投じてる
37 ななしのよっしん
2021/07/21(水) 08:50:06 ID: QjfuKPcOBv
演義で概略を掴んだ後で正史を読むと落差が面白い。逆はオススメしない。
38 ななしのよっしん
2021/08/10(火) 06:48:24 ID: i2/z1XZdON
三国志演義は素晴らしいけど、孔明が活躍する場面は、周りの人間や敵が馬鹿になった感じになるのが少し気になる。推理作品で探偵の周りの人や、警察が無能に描かれるのと似てる気がする。
周りの人間を馬鹿に描くことで、賢い設定のキャラを賢く見せる手法はあまり評判がよくないけど、元になった逸話とかがそうなんだろうか?それとも古典はそういうもの?あるいは当時の一般的な教育水準では自然だったのだろうか?
39 ななしのよっしん
2021/08/13(金) 06:45:47 ID: W5jpnGyHXE
君の中では評判よくないかもしれないが、今のあらゆるフィクションにも「肝心なところで急にアホになるために出てくる踏み台キャラ」なんて幾らでもいるから
40 ななしのよっしん
2021/11/07(日) 08:30:27 ID: dfuJwxKdPw
1.フィクションと割り切って楽しめと言う人⇒分かる。
2.史実に忠実じゃないとアレルギー起こす人⇒分かる。
3.正史とて真実とは限らないからと言って演義を擁護する人⇒そこまでする?
ってのがこのジャンルに触れ出してみて抱いた感想。
自分は1.だが2.より3.のが苦手意識有るかも知れない。
41 ななしのよっしん
2021/11/07(日) 08:41:43 ID: 3NzTWWELO2
正史を盾に演義の人物をボロクソに叩く奴とかいるから
その反動ってだけじゃね
42 ななしのよっしん
2021/11/07(日) 09:29:16 ID: dfuJwxKdPw
自分もエンタメと割り切って楽しめないことに対して物申したい気持ちは有るが。
開き直って堂々と
フィクションとして楽しんでるんじゃい!
史実じゃない?
それがどうした?
と言ってしまえば、そもそも真実か否かって議論の土俵に立ってないので、反論されようが論破されようが痛くも痒くもないのになぁ…とつい思ってしまってな
43 ななしのよっしん
2021/11/30(火) 22:34:32 ID: W5jpnGyHXE
結構いるのは、正史の人物が演義の行動を取った前提で語る奴
演義の人物は自分にしろ他人にしろ演義のキャラ設定をベースに思考している訳で、演義での出自、演義での来歴、演義での歴史をもとに語らなければ演義のキャラの思考は読み取れない
44 ななしのよっしん
2022/01/26(水) 21:07:07 ID: 6VqjP9cc+6
>>43
スリキンに山ほどいる
他にも結果論、逆張り、脊髄反射など稚拙のオンパレードだ
45 ななしのよっしん
2022/01/29(土) 18:27:12 ID: Nq7XoK2ocw
現代では単に「三国志」と言ったら小説、漫画、アニメ、ゲーム等の三国志を題材にしたあらゆる作品を指す事が多いからね
46 ななしのよっしん
2022/03/29(火) 05:13:47 ID: 7m0pEDj2vG
ホントに明代に演義で劉備という結局は大望を果たし切れなかった人物を軸に物語仕立てあげた作者って月並み表現だけど「天才」としか言いようがない。
恐らく儒家の圧力もあって曹操を良く書けないから半ば偶然の産物でもあったんだろうけど、そうであってもすごいと思う
演義は主人公補正で史実よりは都合よく事が進むことはあるけどそれだけでは大局は揺るがないっていうリアリズムに満ちたメッセージも込められてるようで、こういうメッセージをなぞったような作品が後世の歴史小説やら架空戦記にも相当数存在する辺りが個人的に三国志演義が四大奇書に数えられる所以だと思う
47 ななしのよっしん
2022/04/10(日) 11:33:06 ID: 1RrVGThd8F
実は演義以前の三国志物語はもっとハチャメチャで戦記モノというより超人バトルモノみたいな路線で張飛が一人で敵軍一万に無双したり孔明が本当に魔法使いという設定だったりしたらしい
三国志演義はそれ以前の三国志物語が培ってきたファンタジー要素もいくらか受け継ぎながら格段にリアル志向でかなり正史に寄せている
曹操にしてもただの悪者から悪の大魔王ぐらいの格上げをしてるし
「正史と違う」という理由で演義をこき下ろす人はそういう経緯を知らないんだろうな
48 ななしのよっしん
2022/04/10(日) 23:05:30 ID: Nq7XoK2ocw
>>47
その話、どこかで読んだ気がするんだけど思い出せない。確か陳舜臣の『中国の歴史』だったかな?
記憶違いなら申し訳ない
49 ななしのよっしん
2022/04/11(月) 18:39:29 ID: 1RrVGThd8F
誤解してる人が多いが、演義は決して物語三国志の元祖ではないんだな
演義以前にも三国志平話とか三国志モノはあったし別に蜀贔屓は演義が始めたことじゃない、孔明とか蜀将の多くはむしろ演義の脱ファンタジー路線の影響でそれ以前に比べてその能力を下方修正されてるくらいだ
50 ななしのよっしん
2022/04/12(火) 12:28:29 ID: 1RrVGThd8F
中国では歴史書のほうのみを三国志といい、物語のほうは三国演義というので初めから脚色された話であること前提で受け入れていたのだが、日本では小説家が自著を三国志ってタイトルにしちゃったからややこしくなった
吉川英治先生のことは尊敬してるけども
51 ななしのよっしん
2022/04/17(日) 02:35:44 ID: j6OVc0xW7Z
吉川三国志は前書きあとがきで演義その他がモチーフであることを明言しているのだが
その辺読み飛ばしている人間さえフォローしろというなら流石に難癖極まるだろう
52 ななしのよっしん
2022/04/23(土) 14:05:23 ID: 1RrVGThd8F
歴史書と小説は別ジャンルの書物でありそこには優劣の差はないのに
現代日本の三国志ファンには
正史>演義
という格付けが完全に決定されている
吾妻鏡>平家物語
などと主張する人はいないのに
何かというと演義の創作部分を忌み嫌って「正史ガー」って言うわりには蒼天航路とかには文句言わないのはオリジナルの題名を使っているからだろう
>>55の言うとおり吉川先生は前書きでそう書いてはいるけれども、ちなみに吉川先生は他の作品については新書太閤記、新平家物語、私本太平記、新水滸伝など古典そのままの題名にはしていない、やはりこれは三国志という題名を使ってしまい以降多くの日本の作家もそれに倣っているのに何か思うところがあったのかも
53 ななしのよっしん
2022/04/23(土) 14:10:49 ID: 1RrVGThd8F
>>55じゃなくて>>51だった、スマン
あと新書とか私本という題名は他の作家も三国志って題名付けてることとは時系列的に無関係だった、これもスミマセン
54 ななしのよっしん
2022/08/04(木) 10:53:16 ID: edDACiMo5K
>>47
孔明は演義でも、現代創作のヘタな魔法使い・魔女が裸足で逃げ出すレベルの道術使いだろ
55 ななしのよっしん
2022/08/17(水) 14:22:56 ID: g4BgBd4tw0
時代が時代だし何ならリアルタイムで三国時代当時でもハチャメチャな武勇伝が現実のものとして語られたとしてもおかしくないしな・・・
56 ななしのよっしん
2022/08/23(火) 17:48:19 ID: OA/HF+UyG5
横山三国志読んだときは蜀は何回も勝てるチャンスあったじゃないかと思ったらだいたいは演義で史実ではなかったことばかり
そりゃそうだよな
57 ななしのよっしん
2022/08/25(木) 13:17:12 ID: edDACiMo5K
なんか間抜けなんだよね。演義世界では作中最強なのに、勝ちそうになると史実に引き戻すために何かしらの言い訳が起きて兵を引いたりする…。
58 ななしのよっしん
2022/08/30(火) 22:58:13 ID: i4Yoo2jO7M
>>57
言う程か?
そういう逆主人公補正が特に多い北伐の辺りでは「今の蜀の将はレベルが低くなっている」「唯一抜きんでた実力者の魏延が孔明と相性最悪」という薄幸描写もセットになってるおかげでそこまで不自然な感じじゃなくなってるでしょ
59 ななしのよっしん
2022/08/31(水) 06:38:07 ID: OA/HF+UyG5
第二次北伐だっけ
孔明が反乱企ててるとなって引き返すのはちょっと納得いかなかったな
そういうのは蔣琬費禕董允がしっかり見張ってるだろ
60 ななしのよっしん
2023/02/05(日) 21:45:20 ID: LiozWkPj/Q
歴史ものとはいえフィクションはフィクションで、大なり小なり創作が入るのは当然だが、創作の入れ方には性格が出る
羅貫中の場合、立場や時系列、出来事をひっくり返して調整するケースがよくみられる
「馬超の反乱→馬騰の死」が「馬騰の死→馬超の反乱」になってたり、「魏延が楊儀を戦場に置き去りにした」のが「楊儀が魏延を戦場に置き去りにした」ことになってたり、劉琮・蔡瑁が魏に降伏した結果が最高から最悪になってたり、それらの調整には物語上大切な意味がある
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