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1 ななしのよっしん
2017/12/16(土) 00:10:12 ID: Bcuf4FqUDe
片仮名「ヒ」は「比」の旁から来ている。これはスプーン(匙)の匕(ヒ)とは違い、人を表す。
「人」という字は支え合いというのは方便で、実際は左向きの人間。
それを右向きに反転させたのが「比」の旁。「北」の旁や「死」の匕も同様。
ただし、「化」の旁は人の左右反転ではなく180度回転させた形で、これは厳密には
匕(ヒ)ではなく𠤎(カ)で表す。現に、旧字では亻+匕ではなく、亻+𠤎で書き表した。
また、「牝」の旁は逆向きの人間つまり配偶者を表すという説以外に、
牝の原字が匕であることから、女性器を表すとの説もある。
いずれにせよ、現在では「匕」に統合され、部首においても匕(さじのひ)で一括される。
2 ななしのよっしん
2017/12/16(土) 00:16:44 ID: Bcuf4FqUDe
ちなみに、「左」は俗字で「㔫」と書く。
「𠂇」は「左」の原字で、左手を表すので、匙を持った左手といったところか。
なお「左」の「工」は工具・工作物・呪具を表す。
3 ななしのよっしん
2017/12/17(日) 01:08:23 ID: Bcuf4FqUDe
叱る(しかる)の「叱」の旁は、形は匕(ヒ、さじ)だが、字音は「シツ」(例: 叱咤(シッタ))であり、
由来的には「七」(シツ、なな)である。
旧字では𠮟る(しかる)と「七」だったが、本来別字であった「叱」と混用されて「叱」が新字となった。
ただし、常用漢字表では同字とされている。
[参照] http://w
ちなみに、「叱」の本来の意味は「口を開けたさま」。
4 ななしのよっしん
2017/12/17(日) 09:53:35 ID: Bcuf4FqUDe
旨の「匕」は、スプーンの意の匕。日は甘または口の変形とされる。
趣旨などに見られる「むね」の意は、「指」の指し示す意味を借りたもの。
頃の「匕」は、一説に右向きの人。頁が頭部を意味し、頃の字全体は頭を傾けた人の象形。
此の「匕」は、どうも成り立ちがはっきりしない。当該記事参照。
齔歯(シンシ、歯が抜け替わること)の齔の「匕」は、「化」同様、人を逆さにしたもので、変化を表す。
皀莢(サイカチ)の皀の「匕」はスプーンの意。白は籾殻に包まれた穀物。皀の意味は、穀物の香り、粒。
サイカチは皁莢とも皂莢とも梍とも書くが、本来は「皀」を用いるようだ。
皁は皀とは別字。梍は皁の異体字で、皂は皁の俗字。
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