377
331 ななしのよっしん
2020/03/06(金) 16:50:07 ID: 8GvmIEEZXi
文庫章とったな
332 ◆CBGbQXRNEo
2020/03/10(火) 22:37:41 ID: MIkwXOKfJz
333 ななしのよっしん
2020/04/20(月) 10:43:42 ID: ZJWKEHbMgK
>>325
反乱成功して、阿選は泰を良い方向にとは考えてないから、そら無能が出てくるよ。なお、志ある有能は阿選に潰される模様。
>>330
斡由は馬鹿とは違うと思うけどね。道理を説いて父に反抗し官吏を率いて元州を荒廃から守ったのは間違いなく斡由の功績だからね。
病的に称賛欲しいとか、俺悪くないと言う面が無けりゃ、乱を起こしても和解して、官吏として登用され続けたと思う。阿選と容易に比べられんと思う。
334 ななしのよっしん
2020/04/29(水) 01:19:54 ID: TgYY73o7+3
反逆者の末路なんてそんなものだろ。
阿選も斡由も魅力的な敵役だったか?
わたしゃそう思わないが・・・
阿選も斡由も進んで昇山しなかった小心者に過ぎない。
麒麟に選ばれなかったらとビクつくような輩は王たり得ない。
そんな奴の末路を描いても冗長にすぎるだろ。
どっちも動機は妬みか自尊心の塊だったかの差だろう。
頭のいい悪い理性あるない人徳あるか狂人かに関係なく天の定、采配に楯突いた時点で否応なしに悪となる世界のようだし。
それで考えれば失道の兆しがありながら大逆を行った芳も麒麟の卵果が実らないのはペナルティな気もする。
功の卵果もなかなか孵らないし。
335 ななしのよっしん
2020/05/04(月) 10:03:30 ID: Fl+dkbpdod
斡由は非常によくできてるキャラだと思う
能力があり指導力があり一見して理想的な統率者だ
しかし実はそうでないというのが、非常に自然に描かれている
特に麒麟の扱いなんかは斡由の斡由らしさがよく出てる
斡由は麒麟が王を選ぶシステムに疑問を呈するわけだけど、もちろんそれは彼の本心ではない
本当にシステムそのものを疑ってるなら麒麟を捕らえる必要はないからだ
斡由は意識してか無意識にか常に嘘をついている
しかしその嘘は、必ずしも間違いではないところが重要(麒麟システムへの疑問含めて)
斡由の言葉は正しいのだ。正しいけど、間違っている
それが斡由という敵役であり、なにが悪であるのかという深い問いかけになってると思う
336 ななしのよっしん
2020/05/04(月) 10:21:01 ID: Fl+dkbpdod
琅燦は「黄朱の民」としての驍宗への愛に狂ってしまった女だと思う
恐らく彼女は王となった驍宗を黄朱の民にするための方法を模索していた
それゆえに天の条理にこだわったんじゃないかと思う
琅燦自身もはっきりとは自分の気持ちを自覚してなかったんじゃなかろうか
彼女自身はあくまで自分は知的好奇心で動いていたと考えていたのかもしれない
王の驍宗ではダメで、黄朱の驍宗を望むという複雑さ
それが彼女自身の行動を迷走させていたように思える
337 ななしのよっしん
2020/05/05(火) 10:50:11 ID: ZJWKEHbMgK
>>334
芳の卵果は蝕で流されたらしいからペナルティとは違う気がする。
ペナルティなら、胎果の麒麟すべてが天のペナルティかと言う事になる。
338 ななしのよっしん
2020/05/05(火) 19:30:21 ID: FiL3VMvZXV
元ネタの道教とかと絡めて考えると、天帝が創造した十二国という世界の一部が、気の乱れによって一部崩壊したのが蝕って感じかな
多分、国の統治が乱れたり儀式を怠ったりすると発生確率が当たるんだろう。
339 ななしのよっしん
2020/05/05(火) 19:32:41 ID: FiL3VMvZXV
なんや当たるって……発生確率が上がる、です
340 ななしのよっしん
2020/05/17(日) 16:15:12 ID: CayU7lHl99
341 ななしのよっしん
2020/05/17(日) 17:37:33 ID: Fl+dkbpdod
図南の翼は十二国記の中で一番好きだわ
1巻で終わる短さなのに色々考えさせられる内容を詰め込んだ上で読後感が爽やか
342 ななしのよっしん
2020/06/21(日) 11:39:39 ID: nRCQ7+rIue
帰山の風漢が碁石集めてたくだり、昔は何とも思ってなかったけど
あるいは利広の言う「賭け」を実行していて、何かがあって思い直して「回避済み」になった事の暗喩かと今更気付いた
343 ななしのよっしん
2020/06/21(日) 11:52:03 ID: Fl+dkbpdod
堤を切るかどうかで斡由を試したり、利広が言うように風漢はねちっこいんだよ
碁石の場合は雁州国そのものの運を試したんだろうね
試している内に、試すことに飽きてやめたというような説明だったな
344 ななしのよっしん
2020/08/18(火) 11:10:38 ID: TmWJUwg87E
新刊4巻は正直ガッカリだったな
驍宗・阿選は2大傑物という設定に反して無能すぎるし、琅燦の実は味方だったってのも納得できない。李斎がひたすら有能だったのはよかった。
驍宗:罠に嵌められて穴に閉じ込められるまでは仕方ない。でもようやく脱出できたのはいいが、時間が掛かり過ぎだしタイミングも悪い。国に即効で見つかってしまった。
それに即効で国に拿捕されたのも無能の極みだわ。味方が斃れていくのをみて諦めて捕まったが、それより遙かに多い犠牲を今まで払ってきたし、捕まることで今後も犠牲が増えるはずなので最後まで無様でも諦めずに足掻くべきだったわ。諦めるなら穴に閉じ込められた瞬間に自害せえよ。
驍宗が即効で自害したら王気が李斎に移ってもっと上手くいったんじゃないだろうか。
穴から出てきた後は終始ボーっとして周囲に流されているように見える。暗闇で意地汚く生き延びたガッツを、王はかくあるべしという姿を見せて欲しかった。
阿選:嫉妬に狂った琅燦の傀儡、ぶっ壊れ性能の琅燦が居なければ何でも出来なかった無能
王位簒奪後も何がしたかったのか。2大傑物の片割れとして何らかの信念を持っていて欲しかった。これじゃあゲームで友達に嫉妬して、チートで勝ったらやる気なくして惰性で雑プレイになった感じやん。
琅燦:麒麟と違って悪意を持てるぶん麒麟より凶悪な妖魔使いというチートキャラ。
出自が黄朱の民としても、今までの作品群の中でここまでの能力をもったキャラはいなかったので後付けに見える。更夜よりも上位の神仙じゃないか。更夜がタイマン張ってなんとかする見ごたえある展開を期待したがそんなことはなかった。
今まで作ってきた不気味な泰国の現状という設定に、力づくで整合性を持たせるためだけに生み出されたキャラに見える。
何らかの意志を持って驍宗を裏切って、根本のところでは味方だったという設定は理解に苦しむが、ならせめて泰麒達を最後に助けた後に縛り首にして欲しかった。王を害して時点で害意がなくとも普通は問答無用で処分するでしょ。
何もかもがご都合キャラ過ぎる。
345 ななしのよっしん
2020/08/18(火) 11:13:10 ID: TmWJUwg87E
泰麒:可愛くなくなったが、麒麟らしからぬ冷酷さとしたたかさを身に着け魅力的でした。使令が戻った無敵の泰麒を見てみたい。饕餮で阿選残党を皆殺しにして欲しい。
李斎:片腕と飛燕を失っても国に尽くす真の忠臣。王気見えてない?
泰国について:もう次の冬は越せないんです~(´;ω;`)という新刊が始まるまでの李斎の悲壮感溢れる訴えに反して結構余裕ある感じを受けた。
そら描写外で民草がいっぱい死んでいるという設定だろうけど、反乱軍も貧民のはずなのに作中で驍宗探索に時間を充ててなんとなく冬も越えちゃったのが違和感ある。麒麟が帰国したことによる気象の改善なのだろうが、もっとスピーディーに時間的な焦りを見せて欲しかった。探索フェーズがいかんせん長すぎる。
こんなもんか、読んだの半年以上前だけど結構覚えているな、それだけ心にしこりが残ったのだろう。長い文章になった。
346 ななしのよっしん
2020/10/07(水) 01:27:48 ID: 0qLT4KqUjj
>>344
そうかな、どちらかというと反対な印象だったな。
・李斎は本当に人脈に恵まれていたからこそ、という感じで彼女自身が有能とは思えなかったかな。
実際彼女が選んだことによって多くの人が死んでしまったわけだし。
あと、忠臣というのであれば彼女には王気はない。
某風来坊の言うように、王はその臣下の理論を踏み越えなきゃ王にはなれない。
臣でいる限り彼女は王にはなれない。
・琅燦は敵ではないだけで味方でもないと思う。
それこそ敵の反対は味方というのは短絡的過ぎると思うかな。
彼女としては麒麟と王を封じた世界、つまりは王も麒麟もいない、黄朱の民と同じ環境であれば国はどうなっていくのか、ただそれを知りたかったんじゃないかと。
あと、豚とか鳩の導入は初期のころだし、彼女としては妖魔を操れる!妖魔をはねつける麒麟が居なければもっとすごいのを操れるんじゃないか!と、いわゆる手に入れた力を天に対して試したかったんじゃないかと思ってた。
で、結果的に彼らは人の理から外れた代物で、彼女が制御できる範疇を超えたんじゃないかな。
物語の最中(過去を除いて)彼女が妖魔を操っているという姿がなかったと思うからなんだけど、見落としてたらごめん。
麒麟が戻ってきたからこそ、自衛ができず使令もいない泰麒のために耶利を遣わせたのかなと解釈してたな。
最後までマッドサイエンティストであればこうも批判されなかっただろうけど、踏みとどまってしまってなけなしの良心をだしたから意味不明になったんじゃないかな。
347 ななしのよっしん
2020/10/07(水) 01:30:45 ID: 0qLT4KqUjj
・驍宗、そもそも10年以上洞窟で満足に動けないうえに光に目が染みてどうにもならなかったから、どちらかというとその体であそこまで動けたのと、日もない何にもない闇のなかアバウトな感覚で祭事していた時点でおかしいレベル。
騶虞を素手で生け捕るとか、もうそれだけで10年分の体力使い切ったでしょと突っ込みたかったな。
自害って…王の一番の大罪だからそれはやらないでしょうよ。
また国氏変わっちゃう。
・阿選に関しては無能というか、周囲に傑物だと言われて上がったけど、実情彼の中身は空っぽで、自分というものを持って行動していた驍宗とは違うことに気が付けなかっただけじゃないかと。
ほら、現実でも本当の優等生と、そう見せたくて頑張って優等生に見せて、いざ社会に出たら前者はそのままバリバリ溶け込んで行けたのに、後者はなーんもなくて高学歴なのに、ていう人少なからずいるでしょ。
だから琅燦にたきつけられた時に舞い上がって、それを自分の力と思って振り回していたらみんな俺に従う俺スゲーになり、あー頂点になった目標ないしやる気ないわーという、課金しまくって俺つえーやったやつの末路というか。
そういうやつだったんじゃないかとおもうな。
・戴国に関してはそりゃ麒麟戻ったからね。しかも冬前に。
ぎりぎり実りが間に合った所もあっただろうし、それに天もあんだけ李斎にぼろくそ言われたしで、今までよりはるかに状態が良かったんじゃないかな。
でも確か餓死者でたよね…。凍死者とかも壁の外でぼろっぼろでていたし。
李斎たちが平気だったのは仙でもあるし、確か国の端から端まで3か月だっけ。
であればあれでも十分早い方じゃないかな。
あと探索に必死過ぎて時間の感覚おかしくなっていたらいつもの冬より穏やかで、
あれ?いつの間に冬開けた?あの厳しい冬なかったの?という状態だったんじゃないかとおもったな。
今年出るという短編でどこまで補足されるか…楽しみだけど…出るかなぁ。
348 ななしのよっしん
2020/10/17(土) 08:31:05 ID: Fl+dkbpdod
琅燦が王も麒麟もいない世界を目指したとして、その動機はなんなのかって所で、
私は琅燦は王では無い驍宗を得て、王も麒麟もいない世界で共に生きたかったのだと推理しています
(阿選が琅燦は麒麟に嫉妬しているとか言っていましたが、ある意味で正解じゃあないでしょうか)
しかし驍宗は彼の意志で民を見捨てることはありませんし、たとえ地の底に幽閉されても王のままでした
そういう驍宗だからこそ好きになった琅燦は、彼女の描いた夢は、最初から破綻していたのでしょう
琅燦は破滅に向かわざるを得なかった女であったように思います
阿選に関しては、彼は努力家であり才能がありましたが、そのために他人を見下す傾向があったのだと思います
驍宗との関わりの中で、自分が見下してきた人間と自分自身の心(本性)に大差がない事に気づき、
それに気づいたという事実(自覚)を、驍宗を自分と同じ所に引きずりおろすことで無かったことにしようとしたのでしょうか?
349 ななしのよっしん
2020/10/17(土) 09:05:17 ID: Fl+dkbpdod
琅燦が用意したあの妖魔の能力は、実は琅燦自身に使いたかったのかもしれません
あるいは阿選が阿選自身に使いたかったのかもしれません
壊れた夢、気づきたくなかった己の本性、そこから目を背けようとして背けられなかった二人
彼らは心に背いた結果、表面的な目的は曖昧になり、方針は散逸しますが、
己を止めることは出来ず、行動を起こさずにはいられなかったのでしょう
それは李斎や泰麒、あるいは泰国の人々が、国を救うために、
無謀と知りつつ行動を起こさずにはいられなかった事と同様なのだと思います
あるいは同質でかつ正逆な物として描かれているのかも、と思いました
350 ななしのよっしん
2021/04/11(日) 05:33:15 ID: /ufBIoCNAq
今更ながらに『白銀の墟 玄の月』を読了したー!
全体的には満足だけど、小野主上はもう「雲の上」の世界のことに興味がなくなったのかもしれないとも感じた。
『丕緒の鳥』もそうだったけど、この長編も「民たちの物語」だったと思う。
李斎が切り拓いたというよりも、雲海の下で生きる名もなき人たちが紡いでいった。次の冬を越えられるかも分からないのに、李斎たちを繋いだり、支えたりする民たちの姿と、過酷すぎる状況の中でも強くある泰麒の姿が重なって見えた。
思えば麒麟は民意の具現だから、結局どちらのパートも民たちの苦闘を描いた話だったのかなという気がした。
だからこそ、その代表である去思たちの出番が終わったあそこで幕を閉じたんだと思う。
一方で、琅燦を初めとして「雲の上」の者たちについては、やっぱり消化不良な部分があったから、短編集でうまく補完されるといいな。
351 ななしのよっしん
2021/06/18(金) 12:24:39 ID: fZO6AsmG2A
短編集はどうなったんですかね…
352 ななしのよっしん
2021/07/02(金) 19:43:11 ID: 1vEEtLvFEh
風の万里は口喧嘩と煽りスキルだけは無駄に高いクソガキがマウントとってるのが不快通り越して胸糞悪かったんだが、感想サイトとか2ちゃんねるとかだと鈴の方がボロクソ言われてるんだよな
353 ななしのよっしん
2021/07/23(金) 05:34:30 ID: MH8BkDxPpR
自分も李斎より一般人のおかげで取り戻せたって思ったな
一般人が頑張ったり犠牲になってなければ驍宗は既に死んでたし李斎は戴から出る事すら出来なかったしあんな普通に旅ができたのも協力者のおかげだし
354 ななしのよっしん
2021/07/23(金) 05:40:32 ID: Et1mnfbzN9
世界観や謎を全部語るつもりはないってどっかで言ってなかったっけ?記憶違いならすまん
だから舜王や柳王なんかは多分、謎のまま終わると思う
ただ主上名義で十二国が語られるなら、
外伝だろうが民草の生活の様子だろうがなんでも嬉しんだけどね
355 ななしのよっしん
2021/08/20(金) 08:35:10 ID: oRkdzeT67X
月の影影の海上巻は
「言語チートと強力アイテム持たされて王様に選ばれましたが
異世界が超ハードモードだった件」
だった覚え
356 ななしのよっしん
2021/09/28(火) 03:29:24 ID: PR98Wk3Lob
357 ななしのよっしん
2021/10/14(木) 23:10:59 ID: hurFjdGxY2
他の作品でも見かけるけど、過去に存在する異世界ファンタジーを、最近の小説に例えて語るのは、正直なぁ……要素だけ抜き取れば共通点あるように見えるかもしれんが、物語の楽しみ方としては全く異なるし、そもそも最近流行ってるのはファンタジー小説というより作者オリジナルゲームの小説化orコミカライズみたいなもんだから
358 ななしのよっしん
2021/10/15(金) 01:09:19 ID: ZL2f6wv30B
頼む...kindle版を出してくれ...何卒...
359 ななしのよっしん
2022/01/25(火) 03:42:52 ID: /ufBIoCNAq
電子版を出さないのは主上のこだわりなのかもしれないけど、確かに欲しいね。
特に『白銀の墟 玄の月』は登場人物と細かなエピソードが多かったし、『黄昏の岸 暁の天』と直接繋がっているから、「あれ、こいつ誰だったっけ…」って思い出すのが大変だったw
こういう大河ものは、検索ができるKindleならではの恩恵があると思う。
360 ななしのよっしん
2022/01/27(木) 09:45:03 ID: PR98Wk3Lob
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。