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1 ななしのよっしん
2011/07/03(日) 21:05:26 ID: AViU5hzIiR
えらい記事の内容が右寄りに偏ってんなあ
>天皇は帝国議会の協賛を得られなければ立法権を行使できなかったし、命令や詔勅も国務各大臣の副署が無いと効果が無かった。
ってあるけど、ほとんどお飾りになって軍部独裁の形になってたし
大和言葉や歴史的仮名遣いが理解できないと云々に関しては記述そのものが必要ないように感じる
2 ななしのよっしん
2011/07/03(日) 21:31:19 ID: 5+qabaU2t2
確かに。戦後教育における誤った認識の項はかなり一方的で記述が足りないと思う。
せめてその「誤った認識」の言い分も書こうよ・・・
ただし、
>天皇は帝国議会の協賛を得られなければ立法権を行使できなかったし、命令や詔勅も国務各大臣の副署が無いと効果が無かった。
これは良いと思う。軍部独裁はそうなってしまったという、あくまで結果。
そうなったのは1930年代ごろで、初めからこうだったわけじゃないし、そんな意図もなかったはず。
だからそうなった経緯と実状みたいなものを追加すれば問題ないと思う。
大和言葉のくだりには同意。でも、その前に大和言葉の意味自体間違ってる気がする
大和言葉って日本古来の、所謂訓読み的な、漢語含む外来語じゃないものでしょ?
「憲法」とか「議会」とかもろに西洋の翻訳語な上に、条文自体も漢語だらけじゃないですか
3 Gさん
2011/07/05(火) 03:05:45 ID: M8b6yGwlyr
まず、戦後の教育についても、今の憲法学会の通説においても
大日本帝国憲法を「天皇主権説」として見ています
大日本帝国憲法を「天皇主権説」として見るか、「天皇機関説」で見るかによって帝国憲法の性格がかなり違って見えます
「誤った認識」の言い分かはわかりませんが、恐らく日本国憲法を制定する際、「八月革命説」によってその制定の正当性を語る以上、大日本帝国憲法を「天皇主権説」として見なければならないのではないでしょうか?(そうしないと、八月革命説のレトリックが使えないし)
しかし、大日本帝国憲法は天皇主権説的な憲法ではありませんでした
何故なら天皇には大権事項はあるけれども、それは天皇が独断で行使することは出来ないし、第4条にも書かれてあるように、「この憲法の条規により」と天皇の権利について制約があります
それに先帝陛下は天皇機関説論争の際に、「私は機関でいい」とおっしゃっていますし、「天皇主権を取るならば、憲法の改正をしなければならない。それは皇室を辱めることだ」として天皇主権説を批判しておられました
しかし大日本帝国憲法が万能な憲法かと言えば、そうではありません
それは伊藤博文が憲法を制定する際、「内閣に関する条規をきちんと書いていなかったから」軍部が暴走する一つのきっかけを作ってしまったからです
それは伊藤博文が憲法調査を行った際、グナイストという学者からのアドバイスを守ったことに起因します
しかし、大日本帝国憲法については今の教育の場でも、「日本国憲法と比べて、日本国憲法の方が優れている」ように思わせるように、大日本帝国憲法の印象が左よりな気がします
4 ななしのよっしん
2011/07/21(木) 01:41:43 ID: HXoqcuGW/E
大正デモクラシーが起こったくらいだから、関東大震災や昭和初期の大恐慌をはじめとした社会不安が起きなかったら、あの流れのまま帝国憲法も一部改正くらいには行っていたかもね。
というか、今見ても十分に民主的な条文に思えるよ。
5 ななしのよっしん
2011/07/30(土) 15:41:30 ID: 5Rt+NGOVq5
6 ななしのよっしん
2011/08/22(月) 15:20:46 ID: 78LolR6kwM
昭和天皇は「天皇機関説」を支持しておられたのに対して帝国政府は「天皇機関説」を潰すことに躍起になっていたし、昭和期の帝国陸海軍は「統帥権独立」と「軍部大臣現役武官制」で政府への干渉を強めていたのを見逃すのは議論の筋としてどうかな?
大日本帝国憲法はイギリス憲法ではなく、プロイセン王国=ドイツ憲法が叩き台になっているから、君主である天皇の権力もイギリス国王より強いのも当然だと思う。
明治期の自由民権運動が大正デモクラシーにやがて発展することで日本にも普通選挙法が成立し、議会制民主主義の体裁が整うわけだが、治安維持法も同時に制定されたのと「民主主義→民本主義」と言い換えてもいたな。
その、大正デモクラシーも政友会と民政党の泥仕合で簡単に瓦解してしまう脆い存在であったのも、日本国民には不幸なことだった。
大日本帝国憲法下の総理大臣は内閣の筆頭に過ぎず、閣僚を更迭するには一旦総辞職をし天皇より組閣の大命をもう一度出してもらう必要があったことも、日本国憲法下の総理大臣との違いだろうな。
7 ななしのよっしん
2011/10/28(金) 04:37:15 ID: iggM7lzTgD
>>1>>2>>5って馬鹿だな。
天皇機関説論争で当時の右翼に批判された美濃部達吉は、戦後になっても、
「憲法改正など必要ない」
「大日本帝国憲法で充分民主化は可能」
と主張していた。
美濃部ほど大日本帝国憲法を研究したわけでもないくせに、何をほざいてるのやらw
専門の法学者が「これで充分だ」と言ってるのに。
>>6も大筋では正しいのに、馬鹿みたいな過ちを犯している。
>大日本帝国憲法はイギリス憲法ではなく、プロイセン王国=ドイツ憲法が叩き台になっている
イギリスに憲法はないというツッコミは抜きにしても、プロイセン憲法をドイツ憲法とイコールとするのはどんな無知か。
本家本元のドイツ語版wikiでも読めば一目瞭然だが、プロイセン憲法とドイツ憲法は 全 く の 別 物 である。
プロイセン憲法とは、ベルギー憲法に影響された、当時としては比較的「民主的な」憲法だ。
こういう所も、戦後教育のデタラメさを証明してるんだよな。
8 ななしのよっしん
2011/10/28(金) 06:29:42 ID: 1izim+3akJ
イギリスの憲法は主要な法律は判例の集合体として構成されているのであって憲法がないわけじゃないよん
ないのは「憲法典」
改正に関しては松本試案で十分だったろうと思ったり
9 ななしのよっしん
2011/10/29(土) 17:09:09 ID: 78LolR6kwM
>>7
私は貴方に煽られても仕方のない馬鹿ではあるが、>>8にツッコミを受ける貴方自身も知識自慢としては?
>>8
松本試案を実現するにしても、そもそも連合軍の保障占領を受けている時点で日本側に主体性をもった憲法改正が出来たかどうか…
フィンランドの様に余力を残した和平を日本は結べず、無条件降伏に追い込まれたのも事実だからね。
10 ななしのよっしん
2011/10/30(日) 05:48:13 ID: iggM7lzTgD
>>9
じゃあ「イギリスには成文憲法がない」と書けば満足?
その上で言うけど成文憲法である大日本帝国憲法を語るのに、
不文憲法であるイギリス憲法を持ち出すのはやっぱ比較としておかしいじゃん。
大日本帝国憲法の天皇規定が諸外国に比べて強かったかどうかは、成文憲法のある当時の諸外国の王国憲法と比較すべきじゃないの?
そして、大日本帝国憲法は当時としては別に専制的でも強権的でもない憲法だと指摘したいんですよ、私は。
例えば「天皇は神聖にして犯すべからず」という規定だって、
ベルギーやスウェーデンの憲法でも普通に書いてあります。
ベルギー憲法「王の身体は神聖である」
スウェーデン憲法「国王陛下は国民統合の象徴であり神聖である」
大日本帝国憲法にあって諸外国の憲法に出てこないのは「万世一系」くらいのものです。
>>6で言っている問題点は、要するに「運用」と「解釈」が悪かっただけの話です。
何よりも昭和の戦前の議会政治衰退期は、国会議員自体が腐敗堕落しており、
日本国民に議会政治への深い失望感を与えたのが原因で、国民は軍に期待したのです。
大日本帝国憲法の責任とは全く無関係です。
>私は貴方に煽られても仕方のない馬鹿ではあるが
ついでに勘違いしてますが、私は煽ったわけでないし、「あなたが」馬鹿だとは書いてませんよ。
「大筋では正しい」と書いてあるのに煽りなわけがないでしょ?
「馬鹿みたいな過ち」と書いてあるのですよ?
そら全く別物なのにプロイセン憲法とドイツ憲法を「イコール」とするならば「馬鹿みたいな過ち」と評するのは当たり前でないですか?
「日本国憲法万歳」「大日本帝国憲法は最低の憲法」と言わんばかりの学校教育では、両者は「イコール」と教えるらしいですが。
ビスマルクはドイツ統一を成し遂げた後に憲法や法律を大幅に改正しています。
11 ななしのよっしん
2011/10/30(日) 06:04:27 ID: iggM7lzTgD
ドイツ憲法は、確かに皇帝権力を強化した憲法です。
私だってそれは認めますよ。
ビスマルクは地理的名称でしか無かったドイツに、「ドイツ国民」を作り出す必要がありました。
プロシア王国以外にも様々な王国・公国が連合して「ドイツ帝国」を完成させた以上、ドイツ皇帝の権力を強化するのは当たり前の理屈です。
強い権力が無ければ、せっかく統合したドイツが再び群雄割拠の戦国時代に逆戻りしてしまいますから。
しかしプロイセン憲法は違います。
プロシア国民と政府は、ドイツ統一以前から一緒だったのだし、統一後の連合した王国たちと違って強権がいりません。
だから、プロイセン憲法は憲法思想がイギリスに近かったベルギーの憲法を参考にして作ったのです。
ビスマルクが伊藤博文に「参考にすべし」と言ったのはこのプロイセン憲法であり、ドイツ憲法の話ではないのです。
当たり前ですね。
日本はドイツよりは民族的同質性が有ったので。
12 ななしのよっしん
2011/11/03(木) 23:22:15 ID: 9vazWEHdXp
「運用と解釈の誤り」とそれによって引き起こされた結果についても加筆したほうがいいな。
13 ななしのよっしん
2011/11/04(金) 20:24:25 ID: iggM7lzTgD
>>12に同意だけど、それが出来る人が居るのかな?
天皇機関説に噛みついた、いわゆる「天皇主権説」の人たちを「右翼」と考える人が多い日本人のレベルでは…
例えば、上杉慎吉っていう天皇主権説のそれなりに有名な論客は、
スイスに留学中、「無政府主義者」として官権に逮捕されている。
まさか無政府主義者を「右翼」とは言わないハズだろうに、何故かそういう札付きの人物が日本では「右翼」になってしまっている。
14 ななしのよっしん
2012/02/19(日) 03:33:07 ID: 2Ypyc7eV4e
おたくの不満をここで吐き出してもしょうがない
自分のブログにでも書いてな
15 ななしのよっしん
2012/02/20(月) 02:03:45 ID: 4F2wSawmml
>>14 ほんわかレス推奨です!
>>13
そもそも政治思想ってわけわからん面があるんだよね
自由主義って設計主義を排する点で保守主義に近いわけだけど、
自由主義の本流を自称するリバタリアニズムの究極は無政府資本主義
無政府主義が保守主義って事はいくらなんでもないだろう
でも逆に政府の権限を強めると究極は、すべてを官僚が計画する共産主義なわけで…
16 ななしのよっしん
2012/03/14(水) 00:08:25 ID: kIZ7Vp1Vh2
枢密院とか参謀本部とか内大臣とか元老とか、憲法に定めのない機関が結構な権限を持ってたことも記述しないと片手落ちだと思う
17 ななしのよっしん
2012/03/14(水) 01:17:09 ID: 1izim+3akJ
>枢密院
え
18 ななしのよっしん
2012/09/06(木) 14:12:31 ID: 3aedK29Tk0
意外にすごく民主的な憲法なんだな
人権についても日本国憲法とほとんど変わらないし
今の時代に復活させても何の問題もないレベル
19 ななしのよっしん
2012/09/06(木) 14:18:34 ID: PA2Cdw67mA
>>18
そもそもの主義精神は割とまともだったのかもね。
「国民はみんな天皇の家臣だ」っていうのだって
別に「人はみな神の前では平等」って考え方と何にも変わらないからな。
まあでも解釈でいくらでもねじ曲がるような穴がいっぱいあったのはまずいけど。
事実上、天皇が全ての実権を握ってたわけじゃなかったんだし。
20 ななしのよっしん
2012/09/07(金) 10:35:07 ID: uV/WTdfPVC
>>18-9
それは解釈通りに運用されればの話だからなあ、現実はそうではなかったし。
しかもやっぱり古いからリプレイス方が手っ取り早そうだ。
21 ななしのよっしん
2012/09/07(金) 12:07:23 ID: ec2Xq3Q/dT
一君万民も思想的には国家統一と法の下の平等を為すための方便。
でもそれが天皇を絶対視し、有象無象の輩が責任を放棄する為の道具になってしまった時点で、制度自体の欠陥になってしまう。
22 ななしのよっしん
2012/09/07(金) 19:01:45 ID: 78LolR6kwM
法治国家の君主たる天皇を定義する上で、「天皇機関説」は常識的な解釈であったが、
(悪意を含む)政治的意図を持った勢力による
恣意的な解釈を許してしまう「法の抜け穴」が存在したと言う事なんだろうな。
そこに、大日本帝国の社会通念である「天皇は現人神である」が持ち出されたのも、
天皇機関説擁護論には不利だったのかね?
つまり本来別個の問題であるはずの存在が、
天皇機関説攻撃の為に混ぜ込まれた印象操作と言うか何と言うか…
23 ななしのよっしん
2012/09/07(金) 19:09:16 ID: wfyFDbSmzk
そもそも人権を国、というか天皇が与える形になっている時点で、現代の法としては問題がある。
この憲法だと、国の都合でいくらでも国民から人権を奪っていいことになるから、
仮にポルポトのような指導者が現れてしまったときの歯止めがない。
24 ななしのよっしん
2012/09/19(水) 00:44:29 ID: Ims66QzD0I
他の憲法は天皇の代わりに国民が統治権を代議士達に与えてる訳で本質的には全く同じだよ
だからナポレオンはヒトラーみたいな民主主義的に選ばれた独裁者が生まれるんだろう
民主主義の宿命だよ
25 ななしのよっしん
2012/09/19(水) 23:13:33 ID: NP9je4i7qT
>>18-19
第二十九条 日本臣民ハ法律ノ範圍内ニ於テ言論著作印行集會及結社ノ自由ヲ有ス
つまり「法の範囲内」なら、言論等の自由はあった。
でも実情としては、治安維持法等共産主義対策のものとか除いても、
不敬罪、出版法、新聞紙法とかあったわけだしねえ……
とても今ほどの「物が言える」世ではなかったと思うけど。
「法の範囲内で自由(法を制定すれば人権を自由に制約できる)」ってのと、
「永久不可侵、但し公共の福祉という原則に反した場合のみ制約できる」ってなら、
まだ後者のほうがいいでしょ。
>>20
日本国憲法も制定から60年以上たち、第9条など条文の意味が時代に合わせて「解釈」を変えられて今に至ってるが、大日本帝国憲法でも同じ事はされたんだろう。
が、日本国憲法以上に解釈を変えると悪意的に用いられる可能性が内在していた、
それが帝国憲法の最大の欠陥といえる。
そして自民党の改憲案は、この帝国憲法以上に悪意的に用いられる要素が満載という……
26 ななしのよっしん
2012/10/06(土) 23:52:07 ID: IMUjqPsFd2
統帥権を持ち出し軍部独裁の道を作った一人が何を隠そう青年将校に殺された犬養毅。
ケネディと一緒で殺されたお陰で生前のダメな部分が隠された好例。
27 ななしのよっしん
2012/10/10(水) 12:36:17 ID: Bpm78v+cBa
この前、東京都の都議会で大日本帝国憲法復活を求める請願が東京維新の会から為されたみたいだけど(ソースは赤旗)、社会権が無い憲法を復活させるとか時代錯誤だよなぁ。
もし、そのまま復活させるとしたら労働組合とか無産政党作るのだってグレーゾーンだったから為政者の方針次第でいつで弾圧出来るから危ないよな。
28 ななしのよっしん
2012/10/10(水) 13:11:21 ID: 1izim+3akJ
内務省にしろ司法省にしろ実際に摘発するには司法過程で運用される法律が必要だし
憲法単体で結社の弾圧とかは無理よ
戦前戦中ですら共産党を弾圧するためには治安維持法が必要Dattaんだから
29 ななしのよっしん
2012/10/10(水) 14:02:32 ID: JtKuWLdgyw
>>28
同意。
サヨク言論が衰退しつつある今でさえ、>>27の様に憲法と法律とを混同して、戦後サヨク教育によって刷り込まれた戦前の「負のイメージ」を大日本帝国憲法に結び付けて語る薄っぺらい輩が後を絶たない。
「大日本帝国憲法が現存」請願に賛成 東京維新の会 | ニコニコニュース
http://n
30 ななしのよっしん
2012/10/10(水) 14:10:34 ID: uV/WTdfPVC
それ以前に統帥権の問題とか現代に使う憲法としては欠陥があるんで、
大幅書き直しが必要でしょ。
今時シビリアンコントロールに欠陥がある民主国家なんてあり得んよ。
ほめた!
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