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1 ななしのよっしん
2018/08/27(月) 01:18:50 ID: y7z+G8SuHr
長々書いてある割にどういう戦い方が浸透戦術なのかよく分からんな
前線を砲撃→散開して個別(分隊別)に前線より後ろを攻撃でいいのか?
具体的にどういう戦い方が浸透戦術なのか概要に書いといた方がいいと思う
2 ななしのよっしん
2018/08/27(月) 01:51:01 ID: PCN8Jn2m0O
そもそも浸透戦術自体が協商国側や戦後のドイツが「ドイツ軍が塹壕突破のためにやってる戦法」
くらいな認識で解説したものに過ぎないんだもん。体系立てて説明しろ、と言われても戦史では
あんなこと(塹壕)があったからこんなこと(浸透戦術)をしたでしか語れないよ。
3 ななしのよっしん
2018/08/27(月) 11:16:32 ID: y7z+G8SuHr
いや、そんな難しい話じゃなくてさ、今の記事じゃ塹壕を突破するために何をしたかが分かりづらいのよ
>>そこで一方のドイツ軍では、エリート歩兵部隊による戦線への浸透と防衛拠点の迂回により敵司令部や予備隊集結地を破壊、前線部隊を麻痺させ予備隊の反撃を防ぐことで戦線を崩壊させる戦術をあみ出す
これは電撃戦の記事にあった浸透戦術の説明なんだけどさ、こういう簡潔にまとまった一文が冒頭にあった方が後々の長文を理解しやすいんじゃないかって思ったわけ
4 ななしのよっしん
2018/09/05(水) 19:28:58 ID: kXWhaB/hYm
ドイツのWW1におけるこの戦術の要は実は毒ガス弾
一説によると毒ガス弾はドイツが第一次大戦で放った砲弾のうち半数を占める
毒ガス弾なら短時間で済むし、広範囲を撹乱出来る
パニックを起こし戦線要所が弱点だらけの敵に各個部隊が侵入し穴だらけにする
5 ななしのよっしん
2018/09/10(月) 09:36:58 ID: Jjbj3NUVCI
おおまかには
従来の突破戦術
機関銃陣地に半端な攻撃を続けても被害の方が大きい。少数が突破しても逆包囲される。逆に被害を厭わず強固な(=重要な)陣地を陥として一度でも戦線に大穴を開けてしまえば勝ち、全体の被害は却って小さくなる(はず)
WW1
被害を重ねても一度の突破すら難しくなる
浸透戦術
突破の困難=強固な機関銃陣地からの逆襲も同じく困難=陣地攻略ではなく包囲しとくだけなら逆に少ないリソースで済む
強固な陣地は一部戦力で包囲しといて、少数で弱点(大規模侵入に不向きな小穴)から分散侵入して、軟弱な指揮通信設備や集積地を奇襲し、後方を絶たれた陣地は短期間で干上がるか降伏するという発想
毒ガスとか砲撃とか実際には前提に緒技術が色々必要。また記事にあるように一度に完成した訳ではなくそれら技術にも段階がある
6 ななしのよっしん
2018/09/10(月) 10:01:39 ID: Jjbj3NUVCI
特に浸透戦術に特有と思われる点は
・相手の防御集中を防ぐための奇襲的で短期集中かつ精密な攻勢前砲撃(逆は大規模かつ念入りで継続的な砲撃)
・少数で弱点とはいえ最前線突破するための近接戦闘装備や迷彩装備の充実した精鋭突撃隊
・分隊クラスの分散侵攻のため、小部隊でも自分の判断で前進=独断専行できる人材(下級士官、下士官)の準備と権限付与
・前線の直接戦力ではなく後方地域をとにかく崩壊させる。前線は攻略による一ヶ所の永久無力化ではなく、包囲や混乱による一時的だが広範囲の無力化を目指す
浸透戦術により前線突破して地域獲得ができるようになった。しかし、昔の戦いと違い一ヶ所突破しても他の戦線は動かない。獲得地域の後ろに前線がすぐに引き直されて戦争全体の状況は大きく変わらなかった。
単なる少数突破では後方の補給が充実せず、進める距離も限界があり、時間経過により相手の予備や機動防御が到着し再防備も進む。前進距離には限界があった。
突破点を拡張して補給線を確保。現場指揮官の権限や連携をさらに強化、機械力や航空力を駆使し、突破点のみならず敵防備再構築前に可能な限り後方に侵攻。敵戦力撃破は最小限に戦果は最大限にするため司令部等重要施設を明確計画的に狙う。など改善したのが電撃戦
7 ななしのよっしん
2018/09/10(月) 10:30:28 ID: Jjbj3NUVCI
電撃戦ではマジノ線のフランス部隊の大半を放置したままパリに到達できた。首都陥落すれば前線の引き直しはそれ以上できない。恒久的な戦局変化を引き起こせた。
一方でソビエト奥地のモスクワには到達できなかった。ソ連は大規模撤退や市街戦で土地を代償に電撃戦の限界点を待った。
電撃戦は相手部隊の大半を放置するので、一作戦に勝利しても相手の戦力はあまり変わらない。
残った相手部隊が無意味になるような重要拠点をその勝利の間に制圧出来なければ、戦力消耗と補給線の長大化により浸透戦術の失敗の二の舞となる
その後電撃戦理論は、緒戦で得た混乱を敵後方重要拠点制圧ではなく撤退前の前線部隊撃破に利用し、着実な恒久的ダメージと前進を目指す縦深戦術理論やエアランドバトルに繋がっていく
8 ななしのよっしん
2018/09/21(金) 20:38:40 ID: hlFKFv+PDD
口で簡単に説明するには難しいけど、要するに
いくら敵の塹壕の防御力が高くても、どっかに何か所か弱点あるから
そこに戦力集中して一斉に奇襲攻撃しかければ良いじゃね?と言った感じ。
9 ななしのよっしん
2019/02/28(木) 14:39:49 ID: Cb2MqFc3lA
つまり「水は低きに流れる」戦法ってこと?
10 ななしのよっしん
2019/04/24(水) 23:38:01 ID: AS8h55LreF
日本軍の「火力優勢なようで火力が足りないので浸透戦術っぽくみえるようななにかドクトリン」に名前がほしい。
11 ななしのよっしん
2019/07/11(木) 22:47:01 ID: VzWRc2Gxc5
昨今の建物を一部屋ずつ抑えていく近接戦闘も高い練度と統率、奇襲効果が求められるので塹壕から市街地に置き換えた浸透戦とも受け取れる
12 ななしのよっしん
2019/10/11(金) 11:28:26 ID: Jjbj3NUVCI
>>9
いいと思うが、この手の表現で理解が進むのはすでに浸透戦術がどんな物かある程度分かってる人だけだと思う…
13 ななしのよっしん
2020/03/23(月) 04:32:01 ID: kXWhaB/hYm
正確には、「弱点を見つけて攻撃する」だけでなく、自らも毒ガス弾や煙幕、奇襲的な集中砲撃等によってその弱点も積極的に作り出して穿貫し、そこから浸透していくというのがカポレットで完成された浸透戦術(と後に呼ばれるもの)。というかこれがキモで、敵も馬鹿じゃないから抵抗拠点同士はそれぞれが迂回不可能な様に組み合わされてる。
浸透戦術からこれらの手段を引いても、いずれ敵のキルゾーンにぶち当たってどこかで大損害を出して綻びる。
上海の日本軍がボロボロの損害を出したのも敵の拠点がまだ健在な状態で突破を図ったケースが殆ど。担当正面の敵砲兵がパニック起こしてる隙に突貫出来た部隊は割と損害少なく済んでる。
14 ななしのよっしん
2020/08/25(火) 21:21:02 ID: YwIcXGfwp3
日本軍は戦訓に忠実でなかった…?
15 ななしのよっしん
2020/09/30(水) 01:10:04 ID: ucjulnBtqh
16 ななしのよっしん
2021/04/22(木) 07:33:37 ID: 3SJUqs1Jbc
日本軍の場合は歩兵火力にしろ機械化戦力にしろ航空戦力しろ海上戦力にしろとどのつまり国力が足りないという問題に行き着くからな
17 ななしのよっしん
2021/05/30(日) 18:59:52 ID: GjxtR6iaH+
浸透戦術は記事のとおり隊の持つ指揮権がかなり幅広いものになるという一面がある
日本軍においては高い識字率や教育レベルのお陰で上手く取り入れることが出来た反面、現場レベルでの独断専行の横行という負の一面も生み出す結果となった
18 ななしのよっしん
2021/06/17(木) 02:22:19 ID: BSTpTjnqgi
>>10
それがつまり万歳突撃なのでは
気に入らないなら火力が足りないのを奇襲する事で補ってるから奇襲戦術、かっこよくするなら衝撃戦術とかかな
19 ななしのよっしん
2021/07/01(木) 23:55:24 ID: Jjbj3NUVCI
>>18
万歳突撃は日本でもそこからさらなる末期に至ってようやく出てくるやつだぞ
20 ななしのよっしん
2021/09/24(金) 21:15:16 ID: ZyGDj4W3L6
21 ななしのよっしん
2022/05/10(火) 13:34:18 ID: cvAZuMEyF8
日本軍は「最先端の戦術の研究は」熱心にしてたんだよな、本文にも書いてある通り
ペリリューにせよ硫黄島にせよ沖縄にせよ、「濃密な火線の集中」を常に企図していたわけで、別段火力が足りないのを常としていたわけではない
ただまあ、それが戦略や国策のレベルまで「浸透」していたかというと、残念ながら貧乏で無い袖が振れない状況で、そんな貧乏なのになぜか世界の一等国ヅラして一等国みたいな戦争をするから・・・
22 ななしのよっしん
2022/08/21(日) 02:01:03 ID: SxpC5cgr6t
他所から「浸透戦術? 何じゃそら」と思って飛んできて読んで愕然としたわ
「浸透戦術とは何か」が全くといっていいほど説明されていない。>>5みたいな説明がミリもない
こう言っちゃなんだが、勉強のできるバカって言葉が脳裏をよぎったわ
23 ななしのよっしん
2023/04/12(水) 01:21:07 ID: ImSwk4P9Z4
浸透だけでは勝てず、そのあとに個別に包囲が必要というのは説明されている
浸透戦術は必殺技ではなく支援的な攻撃になる
24 ななしのよっしん
2023/11/06(月) 11:37:16 ID: gXzNKeyEsu
第一次世界大戦中に生まれた画期的に思える浸透戦術が大戦中にすぐ対策されるの本当に現実は単純じゃないね
25 ななしのよっしん
2025/04/19(土) 09:36:00 ID: Hj+/f160LY
WW1ドイツの浸透戦術もときに奇襲を伴う敵の攻撃の衝撃力と事前の集中砲撃を受け流すために塹壕陣地を複線化する縦深防御に対するメタ戦術みたいなもんだからなぁ
高度な自律性を与えられた突撃大隊に体力バカを数十万人集めて敵の守りが薄い警戒線や第一線の塹壕に殺到させ、局所的な数的優位と手榴弾のサブマシンガンなどの瞬間的火力で圧倒して突破し、そこからの塹壕掃討などの段階をスキップして敵の抵抗点をなるべく迂回しつつひたすら次の目標に向けて走りまくる
実態は高度な戦術に裏付けされたバカ凸だが、従来のセオリー通りに塹壕線での時間稼ぎと次の塹壕線への退却の繰り返しを前提にする敵はそれにびっくりして大混乱に陥る
同時に、そのような混乱を意に介さず即応して無人地帯に機械的に砲弾をばら撒いて敵の突撃を破砕する役割を持つ敵の砲兵部隊を毒ガス弾を織り交ぜた対砲兵射撃で無力化する
でも迂回なんてそううまく行くはずもなく、この数十万人はたったの数週間で消滅してしまった
26 ななしのよっしん
2025/04/19(土) 09:52:24 ID: Hj+/f160LY
WW2ドイツによる浸透戦術の完成系は歩兵/機械化歩兵による側背面を突くマニューバによりびっくりした敵の撤退を誘発しその後方に事前に忍び込んだMGチームが撤退中の無防備な敵の背中に掃射することである
どうしても敵の抵抗点の制圧が必要な場合も突撃砲や迫撃砲に任せ、MGチームはなるべく味方の損失を抑えつつ敵の殺傷の最大化に努める
ドイツ軍はワイマール期にヴェルサイユ条約で大幅に軍備制限をかけられたことに対する苦肉の策として大戦でMG08を活用して防御に絶大な威力を発揮したMGチームに集中投資し、それを攻撃に転用する方策を編み出し、自国の工業力を活かす効率的な戦争に努めたのである
ここまでやったのはおそらくドイツぐらい
27 ななしのよっしん
2025/04/19(土) 10:08:31 ID: Hj+/f160LY
そして日本軍の"浸透戦術"は概してロシアのブルシーロフのやり方に近い、砲弾などの兵器不足を人間の波による一時的な奇襲効果で補おうと試みる苦肉の策
素人揃いの中国軍とマレー半島の英軍相手(当時の日本軍の精鋭歩兵部隊を集中した)にはある程度機能したが、アメリカ軍相手では奇襲効果が失われると機能しなくなった
もし日本が浸透戦術について本気で考えてたらおそらく意地でもサブマシンガンにもっと投資していただろう
なんか日本軍に関してプロイセンの影響ばかりやたらと言われるが、歩兵装備とその運用に関しては歩兵分隊をLMG中心に再編したフランス軍と英軍の影響の方が強いんよ
日本陸軍の機関銃からして中身全部フランスのホチキスよ
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