験とは、以下のことを表す。
- 験(ゲン) - 仏教の修行を積んだしるし。とくに修験者による加持祈禱の効果のこと
- 験(しるし) - 神仏による働きが現れること、その効果
漢字として
- 意味
- 旧字体は驗。
- 馬の名前、証し、効果、予兆、検査する、試す。日本語では、縁起という意味がある。
- 〔説文解字・巻十〕には「馬の名なり」とある。ただ、たとえば〔説文〕の讖字の説明に「驗なり」とあり、〔説文〕のころからためすという意味でも使われているようである。〔玉篇〕には「馬の名なり、徴なり、證なり」とある。
- 字形
- 形声。声符は僉。僉は二人ならんで舞い踊る字。
- 音訓
- 音読みはゲン(漢音、呉音)、ケン(慣用音)、訓読みは、ためす、しるし。名のりに、とし、がある。
- 規格・区分
- 験は常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 験左・験者・験術・験治・験力
異体字
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最終更新:2024/03/19(火) 21:00
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