ニードフォースピードモストウォンテッド(2012)とは (ニードフォースピードモストウォンテッドとは) [単語記事]

この記事では2012年発売のゲームについて解説しています。
2005年に発売された同名のゲームについては、NFSMWの記事をご覧ください。

ニード・フォー・スピードモスト・ウォンテッド(Need for Speed: Mo st Wanted)とは、Criterion Gamesが開発し、エレクトロニック・アーツが北米で2012年 10月30日、日本で同年11月15日に発売予定のレースゲーム。
対応機種はPS3、Xbox360、PS Vita、PC(Windows)、iOS、Android。
そしてMo st Wanted Uと冠するWiiU。

このゲームに関連するタグとしては「NFS:MW2012」の使用を推奨する。(特に投稿・配信者の方はご協力ください。)

概要

まず、2005年に発売された同名の作品(以下、前作とする)との関連について、この作品は前作のリメイクや続編というわけではなく、あくまでニードフォースピードシリーズの新作として製作されている。

前作と同じく、オープンワールドでの警察とのカーチェイスが楽しめる作品となっているが、時代の流れに合わせてオンライン機能が大幅に拡充されている。
過去のシリーズにあったAuto log機能がAuto log 2.0にバージョンアップし、オンラインプレイ時はもちろん、シングルプレイヤー時でもタイムや飛距離といったあらゆる行動が常に記録・ポイント化され、フレンドと比較・累積される。
オンラインプレイでは、レース以外にもスピード・飛距離の対戦や協力チャレンジなどを楽しめる。

また車がマップ上の至るところに配置されており、見つけたらすぐに乗り換えることが可能である。
このため、他のレースゲームでは後半に登場するような高スペック車をゲーム開始すぐに乗ることもできる。

ストーリー要素はなくなったが、前作のブラックリストの代替としてモストウォンテッドリストがあり、モストウォンテッドリストの頂点に上り詰めることが一応の目標になっている。尚、その10台+DLC 車両の一部は1対1の対決に勝ち、さらにシャットダウン(体当たりして走行不能に追い込む)しないと手に入れることができない。

過去作の低スペック機向けバージョンはゲーム内容が全く別物になっていたが、今作のPS Vita版は据え置き機版と同じくCriterion Gamesが直々に開発し、シリーズ作としては初めて携帯機向けにゲーム内容を含めた移植が行われる。

登場車種

登場車種は32メーカーから計60車種を超え、往年の名車や世界最速争いに名が挙がるスーパーカーなど様々。マシンには階級が設定されており、ランクによってスピードとオフロード耐性の関係が大きく異なる。

SUV クラス:高いタフネスと圧倒的な車重により、簡単にはクラッシュしない反面、加速とコントロールがぶっちぎりで低いため、追跡が過激化すると振り切るのが難しくなってくる。該当車種はフォード・F-150SVTラプターとランドローバー・レンジローバーイヴォークの2台のみ。
エブリデイクラス:ラリーで活躍した車種(及びその系譜)を中心としたクラス。スバル・インプレッサやランチア・デルタなどAWDが多く、オフロードに滅法強い反面スピードは控えめ。
マッスルクラス:アメ車中心のクラス。がっしりした重量と高い加速・スピードが武器だがコントロールに劣る。なぜかBMW・M3E92とメルセデス・ベンツ SL65A MGもこれに分類されている。
GT クラス:いわゆるグランドツアラー。オフロード性能は少し低めだが、バランスのとれた性能。車長が比較的長めなため、横からくる車やコーナリング時には注意。
スポーツクラス:スポーツカーを中心としたクラス。オンロードでの走行性が上がった反面、オフロードに少し弱くなっている。GT クラスと比べると車重は軽く、コーナリングが利く。
エキゾチッククラス:ブガッティ・ヴェイロンやケーニグセグ・アゲーラRなど、オンロード最速クラスのマシンのためのクラス。オンロードでは圧倒的な加速とスピードを持つが、オフロードには致命的に弱い。
レースクラス:アリエル、BAC、ケータハムといった、アスファルトを走ること以外を捨てたような見た目のマシンのクラス。加速やコーナリングは群を抜いて高い反面、車重が極端に軽く、耐久力も低いため衝突で簡単にクラッシュしやすい。

マシン改造

シリーズ恒例とも言える車の改造は、外観の変更(ボディキットやリアウイングなど)の変更はできないが、「モッド」と呼ばれる、レースで入賞して手に入れられる改造パーツを装備することで性能を変化させることができる。また、装備して条件をクリアすると弱点の克服や強化がされたプロ仕様が手に入る。以下はその一覧。

タイヤ

オフロード:舗装路面に少し弱くなるが、ダートでの走行が安定する。マシンによってはダート耐性が致命的に低いのでこれをつけてた方がいい場合も。
トラック:舗装路面での走行に滅法強い反面、悪路に弱い(いわゆるスーパーカーでは元の状態からその傾向が強く、そいつら+トラックタイヤはダートとの相性はお察し)。
パンク防止:スパイクベルトを踏んだりしてタイヤがパンクしてもしばらくすると自動で修復するタイヤ。警察の追跡が過激化してくるとスパイクが撒かれるため、装備してるといいかも。
ドリフト:要DLC。ドリフトすることを重視したタイヤ。プロ仕様ではスモークに色がつく。

ナイトロ

バーン:高速走行、対向車線走行、ニアミス、ドリフトなどで溜まっていき、ボタン入力でニトロを消費して加速できる。また、ライバルやパトカーをテイクダウンすると即満タン。電気自動車のテスラ・ロードスターも普通に使えるが細かいことは気にしてはいけない。
パワーショット:チャージ方法はバーンと同様だが、こちらは満タンにならないと使えず、使用時に一気に消費するため、加速力は大きい。
ジャンプ:要DLC。使い方などはバーンと同じだが、地上よりも空中で使った方が加速力が強い変わり種。プロ仕様では色付きスモークも一緒に出す。