シグニット(アズールレーン)とは (シグニットとは) [単語記事]

「こう見えても実は…魚取りが得意なんですよ！」

シグニットとは、STG アプリゲーム「アズールレーン」に登場する、イギリス海軍所属C級駆逐艦〈シグニット〉（第二次大戦時は王室カナダ海軍所属駆逐艦〈サン・ローラン〉）をモチーフにしたキャラクターである。

うええ～恥ずかしいよぉ……なんでここでこんな概要紹介しなきゃいけないの…

KAN-SEN名
シグニット HMS Cygnet,H83
基本情報
所属	ロイヤル
艦種	駆逐艦
レアリティ	N→R
CV	種田梨沙
イラスト	和茶
艦歴
国籍	イギリス（イングランド）
出身地	カンブリア州バロー＝イン＝ファーネス
造船所	ヴィッカース・アームストロング社
艦級	C級駆逐艦
進水日	1931年 9月29日
就役	1932年-1936年（イギリス軍） 1937年-1945年（カナダ軍）
最期	1947年（解体）
備考
1937年にカナダに売却。サン・ローラン(HMCS St. Laurent)と名を改め軍に就役。

天然で少し弱気な性格。フィッシュアンドチップスなど、王家グルメをこよなく愛する食いしん坊。

言動とは裏腹に、同型のコメット・クレセントと比べて圧倒的に発育がよく、一番高身長で色んな意味で「大きい」模様。

ーーーー公式 Twitter・艦船紹介より

ロイヤル（アズールレーンの世界観でいうイギリス）所属の駆逐艦。史実にある通りC級駆逐艦は第二次大戦時はイギリスからカナダに譲渡されており、イギリスよりもカナダに居た時間のほうが長いのだが、まぁこまけぇこたぁいいんだよ！

C級姉妹としては現時点で他にクレセントとコメットが実装されているが、シグニットは未実装艦を含めても末妹となる。

銀髪紅眼の持ち主。ヘアスタイルはロングのストレート。C級姉妹は同型で色違いの制服を着用しているが、シグニットの制服は白と明るめの紫。髪に付けているリボンも同じく紫で、銀髪とも相まって非常に上品に見える。また、名前（史実節を参照）から、帽子や髪留めに白鳥の翼をイメージした意匠が見られる。

ただ、そんなことはおいといて、真っ先に目を引くのが駆逐艦には似合わぬそのたわわな胸部装甲である。上の姉二人とは明らかに次元が違うレベルの膨らみに、明らかにサイズが合わない制服を着用した結果、いわゆる乳袋と化してしまっている。余談だが、あるとき運営に「戦艦シグニット」と誤記されたことがあったが、皆が「なるほど戦艦だ」と納得したとか。

性格は内気で引っ込み思案な一方で食いしん坊。好物はフィッシュアンドチップスで「フィッシュアンドチップスのためにがんばる」と言って戦場に出て行くほどである。これはカナダのセントローレンス川（後述するが、シグニットのカナダ海軍時代の名前サン・ローランはここからとられている）の河口付近がフィッシュアンドチップスの原材料であるタラの漁場だったことに由来すると思われる。彼女が魚取りが得意と言っているのもこれが理由かもしれない。

また素になると方言が出るようで、普段は自分のことは「わたし」と言っているが、方言モードになると「うち」と言うようになる。ちなみに姉妹艦のクレセントやコメットも同様。C級駆逐艦が皆カナダ海軍に移籍していた史実を表現するため、「何かあるとカナダなまりが出る」ような形にしたのかもしれない。なおセリフを総合的にみると、どうやらC級姉妹の方言は土佐弁ではないかと推察されている（クレセントの「なんちゃあない」やシグニットの「好きやか」あたりが土佐弁っぽいらしい）。

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イベント「海辺の十字星」の報酬として水着の着せ替えが配布された。その後復刻を望む声に応え、2018年 3月1日から3月31日までの期間限定イベント『春風の十字星』でイベント任務クリア報酬となった。現在は常設となっており、新規指揮官でも任意で10日間のイベントをクリアすることにより入手可能となっている。

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2017年の12月には、クリスマス着せ替え「聖夜の賛美歌」が実装された。高露出度のビキニサンタという危なすぎる格好である。現在は常設化されているのでいつでも購入ができる。まだの指揮官はぜひ買うにゃ。

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2018年 12月27日のアップデートで、正月着せ替え「冬のデート」が実装された。淡いピンクの振り袖が可憐すぎ。そして、そんな中でも主張してくる胸部装甲が素敵すぎる。ミニイベントでの実装であり、1日1回の更新でおみくじを引けば必ずもらえるので、ログインできる指揮官はぜひもらっておこう。

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2019年 3月22日のアップデートで、着せ替え「オファーはメイドさん」が実装された。明るいブルーのメイド服。ベルファストのそれとの共通点を感じさせるが、実はサラトガがアイドルの宣伝活動の一環として用意させた模様。この衣装は3月27日の終わりまでの限定販売であるにゃ。指揮官の諸君は買い逃し注意にゃ。

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2020年 3月26日のアップデートで、スポーツ着せ替え「ロイヤルチアリング」が実装された。これでなんと改ふくめて着せ替え6枚目。お前のようなレアリティN艦がいるか。コメットとクレセントは泣いていい。

青紫と白のツートーンカラーが眩しいチアガール服。いつものたわわな膨らみもさることながら、健康的なお腹がとってもプニプニしたくなること請け合い。このお腹に魅せられた指揮官の諸君はショップへ突っ走れにゃ。また、改造したシグニット改にも新規絵が実装されており、ちょっとオトナっぽく成長した姿を拝むことが出来る。素晴らしい姿なので、是非改造してみよう。

ううう…怖いよぉ～でも…勝ったらフィッシュアンドチップス食べれるっ！頑張る！

スキル1:緊急回避
20秒毎15.0%(30.0%)で発動。6秒間、自身が全ての攻撃を回避する

スキル2:煙幕散布（要改造）
戦闘開始時と開始後15秒毎15.0%(30.0%)で煙幕を散布。5秒間、煙幕の中の艦の回避率が20.0%(40.0%)アップ。同じスキルの効果は重複しない

性能はノーマルの駆逐艦のため初期の能力自体は低い。しかしレベルを上げると性能が向上し、改造により更に伸びるため晩成型といえる。所持するスキルはいずれも防御系であり、艦隊においては味方を保護しつつ自身も攻撃を回避する、いわゆる回避盾の役割を持つ。

スキル1「緊急回避」は、発動すると自分自身が6秒間無敵（完全回避）になるというもの。スキルレベルを上げると発動率が向上する。発動すれば単純に被ダメージの軽減になる他、手動であれば無敵状態を生かして敵艦隊に突撃し、魚雷を接射して大ダメージを与えるといったこともできる。

また改造することによって取得できるスキル「煙幕散布」は、発動と同時に自身の周辺に煙幕を散布し、煙幕に入った自分を含む味方艦船の回避率を向上させる。こちらはレベルを上げると回避率が向上する。ベルファストが持つ「煙幕散布・軽巡」と同時に発動した場合、回避率アップの重複はできないが、「煙幕散布・軽巡」の空襲ダメージ軽減効果は競合せずに効果を発揮するため安心してよい。

シグニットは恥ずかしい話……しちゃったかな……

ロイヤルネイビーは、第一次世界大戦の終了後、その戦訓を得て1927年に完成した〈アマゾン〉以降、近代的駆逐艦を少しずつ改造しながら建造していた。それらの駆逐艦にはアルファベットから1文字をとって年度別に順にA級、B級と付けられ、そして1930年度に建造されたのがC級駆逐艦である（ネームシップの名前からクルセーダー級と呼ぶこともある）。B級駆逐艦をすこし大きくしたのが特徴である。

そのC級の最終5番艦として建造されたのが艦番号:H83〈HMS シグニット〉である。起工は1930年 12月1日、竣工は1932年 4月1日。艦名の「シグニット」（Cygnit）は「白鳥の雛」という意味。建造はヴィッカース・アームストロング社。ちなみに〈クレセント〉も同じ場所で建造された。アズレンでこの2人が似ているのはこれが由来かもしれない（なお、コメットはポーツマス海軍工廠生まれである）。

ロイヤルネイビーで5年弱お勤めを果たした後、1937年に他のC級駆逐艦と共にカナダ海軍に移籍し、艦名を〈HMCS^[1]サン・ローラン〉に変えた。これはフランス語読みなので元ネタがわかりにくいが、日本でおなじみの読み方をすれば「セントローレンス川」のことである。なお、これ以降は改名しておらず、艦名を〈シグニット〉に戻すことは無かった。

第二次大戦ではカナダ海軍として参加。主に大西洋で対潜護衛の任務に就き、Uボートと激闘を演じる。度々損傷を受け、1941年には3ヶ月、1942年にも4ヶ月のドック入りを余儀なくされた（後者は戦闘ではなく嵐に巻き込まれての損傷であるが）。

1943年 8月から12月まで4ヶ月かけて大改装した後、ノルマンディー上陸作戦の支援も行い、その後はビスケー湾で対潜哨戒を行った。そしてナチスドイツが降伏して欧州では終戦となった1945年 5月以降は、欧州からカナダに帰る兵士達を運ぶ復員船の任務についていたが、それが終わった1945年 10月10日にカナダ海軍から除籍され、1947年に解体された。