精霊さまの難儀な日常とは (セイレイサマノナンギナニチジョウとは) [単語記事]

精霊さまの難儀な日常とは、琴慈（あんハピ♪）による4コマ漫画である。

概要

精霊界から現れた様々な属性の力を持つ精霊と、平凡な人間との交流・生活を描いたファンタジックコメディ。

まんがタイムきららキャラット 2017年 12月号から2018年 2月号にゲスト掲載された後、2018年 6月号〜2020年 11月号まで連載。

あらすじ

「初めて出会った人間と対になり、その人の大事なものを奪ってくる」という成人の試練を受けることになった炎の精霊・サラ。人間界にやってきて灯里とともに暮らすことになったけれど、慣れないことに戸惑う毎日。さらに水の精霊・ルカまでやってきて、サラの生活は難儀なことばかり…！？

精霊について

サラ達の住む精霊界は炎、水、風、地の4つの国が存在している。そのため、1巻以降では風と地の精霊も登場。

各国では王位継承権を持つ王女が成人の試練を受けることになっており、初めて出会った人間と「対」になって「大事なもの」を奪うことでその試練が達成される。サラの母いわく最悪命を持ってくると話すが明確に何が必要なのかは不明。

精霊は元素そのものであるので、人間界に入る時は強い力を抑えるために封印布が付ける必要があり、精霊界にあるものは持ち込むことができない。服も着れないので裸の姿で行くことになる。

精霊の正体を知らない人間と対になった人間以外は精霊は髪と目の色が通常の人間に見える。

登場人物

麓灯里（ふもとともり）: 人間：中学2年
本作の主人公。都会暮らしでありながら梅干し作りをしたり、かまどでご飯を炊いたりするなど旧世代の質素な生活をしている。
勉強が得意だが体力は非常に少なくすぐ疲れてしまう。
笠松澄乃（かさまつすみの）: 人間：中学2年
勉強が全くできず度々ボケた発言をするが、スポーツ万能でテニス部に試合前だけ呼ばれることもある。
しかしとてつもない大食いであり、空腹になると動けなくなる。量としては米一升のおにぎりを平らげるほど。
黒羽彩葉（くろばねいろは）: 人間：中学3年
ともりのいとこの姉、父の仕事の関係で彼女の近くへ引越ししてきた。
リムジンで下校したり、豪邸に住んでいるなどかなりのお嬢様暮らしをしている模様。
サラ / 不知火皐羅（しらぬいさら）: 精霊：炎の一族・王女
成人の試練を果たすため人間界へと下りて、そこで初めて出会ったともりと対になる。
炎の一族とだけあってか炎を操ることができ、一部の範囲を雨を寄せ付けない熱のオーラで覆うことも可能。
さらに沸騰したお湯が適温に感じるどころかマグマを浸かっても平気だという。しかし、その半面寒さに弱く水が嫌い。
ルサ・ルカ / 玲泉流歌（れいせんるか）: 精霊：水の一族・王女
 サラと同じく成人の試練を受けるために人間界へと下りて、すみのと対となる。
水を放出したりその温度を下げて氷にすることができる他、水道を渡って他人の家に入りこんだり雨の中を自由に移動できる。
弱点は熱湯と乾燥した気温。
シルフィ / 疾司椎琉（はやししぃる）: 精霊：風の一族・王女
 人間界でノムを心配して探していた所を新しい店の建設予定地を見学しにきたいろはに偶然発見され、ノムと同時に対になった。
サラとは仲良しであり、幼少の頃は遊び相手だったようだ。
風の力で高い場所から滑空したり、水を通さない空気の膜を張ることができる。
ノム / 菊地原野夢（きくちはらのうむ）: 精霊：土の一族・王女
諦めモードで土に埋まっていた所をいろはに偶然発見され、シルフィと同時に対となった。
サラからは幼少期から「地の子」を聞き間違えて名前を「つちのこ」だと勘違いされていた。
土の使い魔を生成したり、地中に潜ることもできる。しかし、人間の姿だと息の都合で長く潜れない。