ウンディーネ(ロマサガ3)とは (ウンディーネとは) [単語記事]

南の術士ボルカノを倒して欲しいんです。

前金として概要をはらうわ。

「ロマンシングサガ3」にてモウゼスの町の北側の館に住む妖艶な女性術士。肩書きは「水術士」。34歳。

モウゼスの町を二分して町の中央の井戸にある「何か」をかけて、南側に住む「ボルカノ」と争っている。

ウンディーネの館に入ると弟子に襲われ、勝利するとウンディーネから「ボルカノを倒して」と依頼される。実は同じイベントがボルカノ側にもあり両方の依頼を受けることが可能。一見ずるいように見えるが「前金を両者から入手、井戸の中に入れる、両者が生存する」一番お得なルートでもある。

バンガードを発進させるためには彼女たちの協力も必要なので、何らかの形で抗争に決着をつけなくてはならない。彼女が生き残るよう進めれば、玄武術を習得したりパーティの仲間にも加えられる。館の宝箱からは湖水のローブと魔女の瞳を回収もできるが、ワープ移動が少し面倒。
ウンディーネと戦う場合は、彼女の門下生たちがコマンダーモードで戦いを挑んでくる場合と、ウンディーネ本人がボルカノと呉越同舟共同戦線を展開してくる場合の2通りがある。何気に敵として登場した時のドット絵が、妖精系のヴァナディースの色違いなのでドレスの裾から伸びる生足が色っぽい。敵として戦う場合は、状態異常への耐性が何も無いのでデイブレークや次元断、黒龍撃（スペルフュージョン）で即死させることも可能なほか、男性キャラが幻惑光を使えば魅了してしまう事も。

ちなみに、トレードイベントにてモウゼスの街で買収可能な物件「マジシャンギルド」とはボルカノとウンディーネを筆頭とする術士の組合、あるいはボルカノとウンディーネの魔法学校を指している。「ポーション」のグループ技を閃き可能だが、物件単体の資金力はイマイチ乏しい。

セリフ量が少ないロマサガ3でも人となりは少し描写されており「優男の術士ばかり集めている」「本当は見かけよりずっと年」という話が聞ける。実際、館に入ると弟子は男ばかりであるが、年齢は割と設定の34歳でも違和感ないようなドット絵である。町の人から見ると若作りしてるように見えるのかもしれない。

公式続編のロマサガRSでは少年ボルカノがウンディーネに教えを乞うようなイベントがあり、ウンディーネ側は少年ボルカノの才能に興味と畏怖を感じている描写が存在する。その後の反目も予感させるような内容にもなっており、元々ボルカノは「優男」の一人になるはずだったのかもしれない。

特殊な術を使うレオニードを除けばゲーム中最高の「魔力」を持つ術のエキスパート。
だが肝心の玄武術が回復・サポートが中心の術であるため終盤は火力不足に陥りやすい。

腕力が低く、武器の閃き適正は特にないので術を使わせ「術王冠」を維持するのがベストと思われるが、器用さは20と高めなので、あえて武器を使わせたいなら弓がお勧め。

成長補正は「玄武・月術」補正がある。「シャドウサーバント」を覚えさせても良いが玄武と月術にボス戦向きの高火力術がないので「再生光・幻日」目当てで太陽術を入れるのも悪くない。プレイヤーのプレイスタイルで選ぼう。

隠し要素でオリジナル版・リマスター版ともに「白虎術の消費JP-1」の特殊適正がある。これは「術王冠」の効果とは重複して効果を発揮しないので術メインなら意味はないが、武器も使わせるなら意味が出てくる。白虎術は「超重力」があるため月術との相性も良く「超重力＋シャドウサーバント」という別の立ち回りも見えてくる。

なお、上記の優男ばかり集めている話と関連があるかは不明だが魅力は13と低め。誘惑を使う男性型の敵に魅了されてしまうと、高い魔力がそのまま敵に回る危険もある。

「白虎術の消費JP-1」がなくなるかと思われたもののそのまま発売された。設定ミスをあえてそのままにしたのか、仕様通りだったのかは謎である。

リマスター版では新たに追加されたダンジョン「暗闇の迷宮」を第2階層までクリアすればリマスター版限定アクセサリ「導士の指輪」を入手可能。これは魔力+5、術消費のJPが半減（少数切り捨て）という凄まじいアイテムで、これを魔王の盾と同時にウンディーネに装備すれば術で屈指の高火力を発揮できるだろう。シャドウサーバントやスペルエンハンスを併用すれば超重力のダメージが5000を超える事すらある。

前述の通り、9歳の少年ボルカノがウンディーネに弟子入りするイベントがある。この時点でウンディーネは19歳なので、ボルカノとは10歳程度の年齢差がある模様。つまり原作だとボルカノは24歳前後となる。RSの設定がどの程度原作に反映できる設定かはわからないが、「300年前の世界であなたを見つけていても、同じように弟子として迎え入れたはず」というセリフがあるためある程度、公式設定のようである。