観音寺睡蓮の苦悩とは (カンノンジスイレンノクノウとは) [単語記事]

観音寺睡蓮の苦悩とは、カエルDXによる漫画である。
『まんがタイムきららフォワード』にて2020年 2月号にゲスト掲載、同年4月号より2022年 9月号まで連載された。単行本は全4巻（単行本に収録されているのは2020年 4月号からの連載分）。
まんがタイムきららフォワード 2020年 10月号で、単行本発売前ながら表紙に抜擢されている。

ストーリー

観音寺睡蓮。
才色兼備の完璧超人、学園のスターである。
しかし彼女、実は「病的なまでの百合好き」であり、お気に入り百合ップルである府中紫陽花と中目黒椿の二人の供給を周囲に悟られぬよう、脳内で必死に噛み締める苦悩の日々を過ごしているのであった…！
（公式サイトの紹介文より）

登場人物

主要人物

観音寺睡蓮（かんのんじすいれん） - 5月8日生まれ。主人公。きらら坂女学院高等部2年生。容姿端麗で文武両道である、完璧超人を絵に描いたような観音寺財閥のお嬢様。しかし病的なまでの百合好きで、クラスメイト達、特に府中紫陽花と中目黒椿の幼馴染コンビを勝手にカップリングして楽しんでいる。紫陽花や椿にも慕われているが、睡蓮のことを慕う親衛隊が校内にいる。
府中紫陽花（ふちゅうあじさい） - 6月4日生まれ。きらら坂女学院高等部1年生。きらら坂商店街にある洋菓子屋の娘。林檎という妹がいる。誰とでも仲良くなれる陽キャ（ただし僻みっぽく口が悪い所がある）。運動は出来るが頭はあまり良くない。通りの真向かいにある和菓子屋の娘である中目黒椿とは幼馴染で、よく喧嘩する仲の良さ。
中目黒椿（なかめぐろつばき） - 1月2日生まれ。きらら坂女学院高等部1年生。きらら坂商店街にある和菓子屋の娘。楓という母がいる。紫陽花以外との人付き合いが苦手な陰キャ。漫研に所属しており漫画オタク。運動は苦手だが勉強は出来る方。通りの真向かいにある洋菓子屋の娘である府中紫陽花とは幼馴染で、よく喧嘩する仲の良さ。
有明牡丹（ありあけぼたん） - 3月20日生まれ。きらら坂女学院高等部2年生。同じ商店街に住む紫陽花や椿のことを幼い頃から面倒を見ており、二人からは「ぼた姉」と呼ばれている。紫陽花と椿の姉を自称していたが、二人が夢中になってしまった観音寺睡蓮から姉ポジションを取り戻そうと睡蓮を敵対視するようになった。テニス部員で部内のエース。背が低くサバを読んでいる。
六本木四葉（ろっぽんぎよつは） - 4月2日生まれ。きらら坂女学院高等部2年生で、58代目生徒会長。大手アパレルメーカー「六本木・ラ・モード」の令嬢。表面では明るい性格を見せて生徒や教員達からの厚い信頼を得ているが、その裏面は腹黒く、承認欲求がものすごい強い。生徒会長より人気があり、己の欲望のため学園を私物化しようとする観音寺睡蓮を敵対視している。生徒会に属する二子玉川鈴・蘭の双子姉妹は六本木家の専属メイドでもあり、双子を妹のように思いつつも主従関係の距離は保とうとしている。
府中林檎（ふちゅうりんご） - 9月29日生まれ。きらら坂女学院中等部1年生で紫陽花の妹。姉思いだが、それ以上に中目黒椿のことが大好き。観音寺睡蓮が破壊神として唯一恐れる人物。
二子玉川鈴（ふたこたまがわすず） - 5月1日生まれ。きらら坂女学院高等部2年生で、生徒会会計。蘭の双子の妹。六本木四葉は生徒会でも自宅でもご主人様と慕っており、蘭と協力し合って生徒会や自宅での仕事を務めている。明るく屈託のない性格でクラスの中でも人気者。
二子玉川蘭（ふたこたまがわらん） - 5月1日生まれ。きらら坂女学院高等部2年生で、生徒会書記。鈴の双子の姉。六本木四葉は生徒会でも自宅でも尊敬して仕えているが、四葉にべったりな鈴のことを大好きながら少し嫉妬している。おとなしめな性格で、中目黒椿とは趣味も気も合う。
小吉川レル（こきつかわれる） - 28歳。観音寺家の専属メイド。不満を言いながらも睡蓮の無茶な命令に忠実に付き従う。

その他の人物

中目黒楓（なかめぐろかえで） - 中目黒椿の母。娘から睡蓮について知らされている。
芽鐘衣智代（めがねいちよ） - 紫陽花や椿のクラスの委員長。
東郷和代（とうごうかずよ） - 1月23日生まれ。27歳。数学の先生。第1学年主任。
測知熱（はかりしほてる） - 6月23日生まれ。28歳。保健の先生。小吉川レルとは大学の同級生。
サウス・カロライナ（さうすかろらいな） - 8月15日生まれ。22歳。英語の先生。第2学年主任。アメリカ南東部の生まれ。
剣美卿（つるぎびきょう） - 12月7日生まれ。30歳。化学の先生。第3学年主任。理事長のことを面倒くさい人物と思っている。
金豪遊（きんごうあそび） - 11月11日生まれ。36歳。きらら坂女学院理事長。観音寺睡蓮には頭が上がらない（学園に大量の寄付金をくれるため）。金遣いが荒い浪費家。かつては初等部主任を勤めていた。
祠堂駿河（しどうするが） - 二子玉川鈴・蘭がきらら坂女学院初等部2年生だった時の担任。
有明かんな（ありあけかんな） - 有明牡丹の母。
府中朝顔（ふちゅうあさがお） - 府中紫陽花・林檎の母。
観音寺蓮華（かんのんじれんげ） - 8月31日生まれ。観音寺財閥の総帥。娘とは別に本邸で暮らしている。無慈悲で冷酷な性格だが、娘とはある共通点がある。
六本木桜（ろっぽんぎさくら） - 六本木四葉の母。普段は海外赴任で家を明けている。観音寺蓮華は学生時代からの知り合い。