『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。』は、小説家になろうで掲載されているラティナがかわいいライトノベルである。作者はCHIROLU。
2016年現在連載中のほか、2015年2月20日にHJノベルスより刊行版第1巻が出版されている。2019年6月現在既刊8巻。
また2019年7月よりTOKYO MX・BS11ほかにてTVアニメ放送予定。
概要とあらすじ
高い戦闘技術と冷静な判断力を武器に、若くして頭角を現し、近隣にその名を知られる冒険者の青年デイル。とある依頼で深い森の中へと足を踏み入れた彼は、そこでガリガリに痩せ細った幼き魔族の少女と出逢う。 罪人の烙印を背負いしその少女・ラティナをそのまま森に捨て置くことが出来ず、これも何かの縁かと彼女の保護者になる決意をしたデイルだったが――
HJノベルス刊行版 第1巻あらすじより
虹の色になぞらえた七柱の神に見守られた世界で繰り広げられる、若くして一児の保護者となった親バカ青年冒険者と、故郷から棄てられた少女によるハートフルストーリー。言葉もおぼつかなかった幼女はやがて年頃の少女となり、そして美しい乙女へと成長していく。溺れるほどの愛情に満ちたふたりの関係も、やがては「養女と保護者」とは違うものとなってくる……
しかし、その裏側には複雑な事情が見え隠れする。恵まれ過ぎた力ゆえに多くのしがらみを持つデイル、何事にも高い才覚を示しながら何故か「罪人」として追放されたラティナ、タイトルにもある「魔王」という存在など、細かく練られた世界観に伏線がいくつも張り巡らされている。
でもそんなことはどうでもよく、まずはラティナの健気なかわいさを堪能する作品だと思います(※個人の感想です)
登場人物と世界観
主要人物
- デイル・レキ CV:岡本信彦
- ラティナの「保護者」たる青年冒険者。魔力の籠った黒のロングコートがトレードマーク。チートじみた才能を持ち、その高い戦闘技術から、若いながらも歴戦の猛者に引けを取らない名声を得ている。
しかし、その持って生まれた資質のために果たすべき「役目」も持たされており、それによって心身を損耗している頃にラティナに出会う。そのせいか、我が子たるラティナを依存症レベルで溺愛する親バカと化してしまい、周囲を困惑させていく実に残念な男である。
地元では実力あるらしいけど気のいい兄ちゃんといった感じの性格だが、戦場では冷酷な殺戮者となる二面性も持っている。物語後半にはその凄惨な戦闘描写も登場する。
- ラティナ CV:高尾奏音
- デイルの「養女」。魔獣の棲みつく森でデイルと出会った、頭に2本の角を持つ種族・魔人族の少女。罪人の烙印として片方の角が折られている。故郷を追われ、家族を失ったところでデイルと出会って保護されたため、デイルの存在を救いと感じて強く依存している。
はじめは人間族の言葉もままならなかったが、割と早くに言葉を覚え、また家事や接客、さらに魔術も習得していくなど天才的な素質を見せるようになる。そんな彼女の正体は何なのか、なぜ罪人として故郷を追われたのか、過去に何があったのか、あとなんでこんなにかわいいのか、などが物語が進むにつれて徐々に明らかになっていく。
用語
「7」という数字が絡む用語が多い。この世界の暦や時刻も7の倍数で刻まれていたりする。
- 七色の神
- この世界の創造と維持に関わっているとされる七柱の神。虹の色になぞらえて、それぞれ「赤の神アフマル」「橙の神コルモゼイ」などと個別に呼ばれている。神を祀る神殿では、それぞれの神の役割に沿った内容の事業を行っており、たとえば商売を司る「青の神アズラク」の神殿は銀行になっている。
これらの神の「加護」を持って生まれたものも存在し、神殿の神官には加護を持った者のみが就くことができる。多くの加護持ちは単一の神の加護だが、デイルは複数の神の加護をその身に受けた稀有な存在であったりする。
- 七種の人族
- デイルら一般人の「人間族」や、ラティナの「魔人族」など、この世界には「ひと」に類するものが7種類存在している。種族によって寿命や出生率が違い、寿命の長い種族は出生率が低く、寿命の短い人間族が世界人口の多くを占めている。
種族によって特性があり、たとえば魔人族は魔術言語を公用語としているため魔術の才能が高く、人間族は「魔力付与」によって魔導具を作るのに長けている。
もちろん、この世界にも人種差別は存在している。
- 七つの魔術属性
- この世界の魔法は、「火」「水」「風」「土」「天」「冥」という6つの属性と、いずれとも干渉しない「央」属性を含めた7つの属性に分類される。ロマサガ2みたいだなぁ
どの属性を使えるかは生まれ持った資質によるところが大きい。資質で使うことができる魔法が限定されるため、それを補う目的で魔導具が使われることも多い。この世界の冷蔵庫は水+冥属性の魔導具だったりする。
「央」属性は割と珍しい属性で、動物を使役する魔法などを使うことができる。
- 七人の魔王
- この世界は常に「魔王」という存在によって脅かされている。魔王はいずれも魔人族の出身で、気に入った存在を「魔族」として配下にする。「魔族」と「魔人族」は別のものであるが、魔人族出身の「魔族」が多いため、同一視されて畏怖の対象になりやすい。冒頭に引用した、この作品のあらすじですら混同されているのはご愛嬌。
七人の魔王には協力関係があるわけではなく、魔王が別の魔王に殺されるケースもある。世界を脅かす存在とされているが、いずれも魔王各自の性格や本質によるところがあり、為政者として魔人族や他の種族を「支配」ではなく「統治」している魔王もいる。
魔王は世界の敵となる存在だが、それの「対存在」として、魔人族以外の種族に「勇者」が生まれることがあるという。
関連漫画
アニメ
アニメーション制作はMAHO FILMが担当する。2019年7月放送開始。
スタッフ
- 原作:CHIROLU
- 監督:柳瀬雄之
- シリーズ構成・脚本:吉岡たかを
- キャラクター原案:景・トリュフ
- デザイン協力:ほた。(MFC/KADOKAWA)
- キャラクターデザイン・総作画監督:西田美弥子、舛舘俊秀、出口花穂
- プロップデザイン:大久保富彦、児玉 萌、大場優子、小池瞳子
- 色彩設計:渡辺亜紀
- 撮影監督:山根裕二郎
- 編集:小峰博美
- 音楽:横関公太
- 音響監督:土屋雅紀
- アニメーション制作:MAHO FILM
キャスト
- ラティナ CV:高尾奏音
- デイル CV:岡本信彦
- ケニス CV:小山剛志
- リタ CV:沼倉愛美
- クロエ CV:桑原由気
- シルビア CV:高野麻里佳
- ルディ CV:田村睦心
- マルセル CV:広瀬ゆうき
- アントニー CV:福原かつみ
放送局・配信サイト
放送情報
| 放送局 |
放送日 |
曜日 |
時間 |
備考 |
| TOKYO MX |
2019年7月4日 |
木曜 |
23時30分~ |
|
| BS11 |
|
| AT-X |
2019年7月5日 |
金曜 |
21時00分~ |
リピート放送あり |
| 北陸放送 |
25時55分~ |
|
| J:COMテレビ |
2019年7月6日 |
土曜 |
25時00分~ |
|
| とちぎテレビ |
2019年7月10日 |
水曜 |
23時00分~ |
|
配信情報
| 配信サイト |
配信日 |
曜日 |
時間 |
備考 |
| U-NEXT |
2019年7月4日 |
木曜 |
23時30分~ |
地上波同時・独占配信、一週間無料配信 |
主題歌
- オープニングテーマ「I'm with you」
- 歌:ラティナ(CV高尾奏音)
- エンディングテーマ「This is 勇者, but 残念!?」
- 歌:デイル(CV岡本信彦)
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表紙のラティナもかわいいな!

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音楽
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映像
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関連項目
- 小説家になろう
- ライトノベル
- かわいい
- 2019年夏アニメ
外部リンク