おしりかじり虫 単語


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オシリカジリムシ

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おしりかじり虫とは、NHKの歌番組『みんなのうた』で2007年6月~2008年3月まで(但しラジオでは2008年5月まで)放送された楽曲、及びその歌手名義、曲中に登場するキャラクターの名前である。

ここでは特にキャラクターについて説明する。

概要

古代アッシリア(現在のイラク)を起源とする妖精(笑)で、大航海時代に木っ端同然の舟で黄金の国・ジパングへ向けて出発。どこの誰だかまるっきり分からない(いや、ホントに)一世から数えて17代目に当たるチチ・ハハが日本に辿り着きそして何故か大阪で生まれたのがこの項目で触れているおしりかじり虫18世ということになる(なお、長ったらしくて呼んでいられないよ、という人のために、とあるおしりかじり虫ファンの発案で、おしりをかじることで幸福をもたらすことから旧約聖書の福音の天使ガブリエルとの関わりがあり、尚且つおしりを「ガブリ」とかじるという洒落から「ガブリン」という仮の呼称が検討されているが、ここでは余り気にしないで頂きたい)。

4月1日生まれの8歳(発表当時)と言う事を考えると、生まれた年は1999年ということになるが、これも気にしなくて良いだろう。

身長は25cm、体重は2kg…ということだが、「空想科学読本6(柳田理科雄著)」によると、25cmという身長に対して体重が余りに重すぎるという指摘が為されている。飽くまでも人間の、それも8歳という年齢から考慮してローレル指数に基づいて適正体重を算出したところ、約200グラム強程度の体重が適正であるらしい。

 

ヒョウタンともヘチマともつかない形をした黄色の余りに大きな頭部と、申し訳程度に頭の下についている末成りの茄子のような形状の胴体、針金のように細い事から俗に言う「箸より重いもの」は明らかに持てそうもない両手と、おしりをかじるのに人間のおしりの高さまでジャンプできるのか?という疑問が最後まで付きまとう華奢な構造の両足を有する。

頭の上にある触覚状の器官は「おしりレーダー」と呼ばれるもので、彼らの言うところの「おいしそうなおしり」を何らかの形で感知する働きがあると考えられるが、おしりかじり虫は「歌って踊る」という行動をとるために、明らかに別の感覚器官としても機能している可能性があると筆者は示唆する。即ち、耳に相当する器官も兼ねているのではなかろうか、ということである。尤も、本来の働きからすると、音でおいしそうなおしりかどうか分かるのか?と一笑に付されるかもしれないので飽くまでも仮説という事にさせていただきたい。

人間で言うところの鼻にあたる器官がどこにも見当たらないところからすると、彼らには嗅覚はない…と思われていたが、うるまでるび作の絵本「おしりかじり虫物語2 だいすきプリン」では、誤って巨大なプリンに突っ込んでしまったおしりかじり虫18世が「あぁ、なんともいえないあまいかおり…」と感嘆している事から、彼らにも一応嗅覚は備わっている事が窺える。その際、目と口以外でそういったものを感知する器官は彼の体の構造上おしりレーダー以外には考えられないことから、おしりレーダーは嗅覚をも感じ取る器官…ということになる。

上下二本ずつしか歯がないように見えるが、おしりにかじりつくときだけは何故か歯が増えているという訳の分からない構造の歯を持っている。先祖代々の「かじり稼業」を営んでおり、虫歯になる事は命取り、即ち「死」を意味すると恐れているらしい。

尊敬する人物は、チチ、ハハ、そして何故かクインシー・ジョーンズ…訳が分からん。

バックダンサーのかじりGALSを従えて歌い踊る姿は大変キモ…あ、あまりけなすと削除される(謎)。

彼におしりをかじられた人間は、たちまちのうちに明るく元気になったり、勇気が湧いてきたり、はたまた心がときめいたりするようだが、何故そのような効果が現れるのかについては現代医学・生物学・生理学ありとあらゆる学問でも未だ解明されていない。先述の「空想科学読本6」によると、

1:アミノ酸やビタミンといった人間の体調を良くする物質を、おしりをかじることによって注入している。

2:神経のツボを刺激している。

3:人間の体に悪い物質を、おしりをかじることによって吸い出している。

という説が挙げられていたが、どれも決定的とは言えなかった。

まず、1だが、アミノ酸やビタミンがおしりかじり虫にとって有害な物質であるという前提条件が必要となる。

更に付け加えるなら、これは明らかに医療行為にあたり、そうなるとおしりかじり虫は無免許で医療行為を行っているという廉で医師法違反で逮捕される(爆)ということになってしまう。あの、柳田先生、こいつ虫ですよ?(笑)…あ、人間の言葉を喋って尚且つ人間の社会の中で暮らしているとしたら、人間ではないものの「人間に類するもの」として基本的人権が類推適用されるかもしれないか…(←深く考えすぎだって)。

次に2だが、おしりには坐骨神経痛に効能のある「環跳(かんちょう…うぷっ)」というツボがあるため、こちらは信憑性が高いが、「そんな切実な病気の人が虫に頼るのか?」という疑問が残る。確かに、虫に病気を治してもらうというのはどうもなぁ…。

さらに3はというと、こちらはぐっと信憑性が強まる。

元気なおしり(おしりかじり虫が好きそうなおしり)には、筋肉の活動に伴い、疲労の原因となる乳酸が溜まっている(疲労の原因であるからして、乳酸が溜まりすぎたおしりは、即ち疲れているおしりには却っておしりかじり虫はかじりつかない。果物で言うと熟れ過ぎているようなものだから却って美味くない、ということなのだろう)。これを吸い出す事で乳酸が取れて人々は元気になるというわけだ。もし、おしりかじり虫が乳酸を主な栄養分としているのなら1のような相利共生関係が成立する…というわけだ。

物事を余り深く考えない…というより考えられない性格でいつも口を開けて笑っているような表情をしている事から、不機嫌さについふさぎ込みがちな現代人には鬱陶しがられているようだが、前述の性格から余り気にはしていないらしい。また、『みんなのうた』での放送が終わってしまい、2008年11月現在すっかり忘れられてしまった感が強くなっているが、やはり前述の性格から恐らく全く気にならないのではと推測される。要は何も考えていない、ということか。

 

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