お父様とは、鋼の錬金術師に登場する人物である。
CV:家弓家正
ホムンクルス達の創造主にして統括者であり、文字通りホムンクルス達の父親。自身もホムンクルスである。生み出したホムンクルス達からは「お父様」(グリードは「親父殿」)と呼ばれ、ヴァン・ホーエンハイムからは「フラスコの中の小人(ホムンクルス)」と呼ばれている。
生み出された直後はフラスコの外では生きられなかったが、クセルクセス王を騙して国土錬成陣を発動させた後は「皮」を作ることでフラスコの外でも行動できるようになった。その後、現在のアメストリスの地へと移動し「完全な存在」になるためにアメストリスを建国させ、国土錬成陣の作成をしつつ「人柱」と呼ばれる真理の扉を開けた錬金術師5人を探す。
「約束の日」に国土錬成陣を発動させ、自身が「神」と呼ぶ力(惑星の真理の扉内にある情報)とアメストリス国民の魂を錬成した賢者の石を手に入れた。しかし、ヴァン・ホーエンハイムによるカウンターとして仕掛けた錬成陣が発動しアメストリス国民の魂を解放させられたことで「神」を封じる余力を失う。さらに、スカーが発動した「逆転の錬成陣」により後述する「錬金術封じ」が無効化される。ブリッグズ兵や錬金術師の攻撃、さらにグリードの造反により賢者の石を消費させられ「神」を手放してしまう。最後には右腕を取り戻したエドワードとの一騎打ちの末に敗北。一騎打ちの際にあけられた胴体の穴から無数の黒い手によって真理の扉の前に送られ、絶望しながら扉の中に引きずり込まれていった。
ヴァン・ホーエンハイムとそっくりの見た目ではあるが本人よりも老けた容姿をしている。
その理由は本編開始前までに遡る。お父様はクセルクセスという国で偶然生み出された。生み出された直後は目と口がある黒い球状の靄から2本の腕が生えているという見た目だった。クセルクセス全土を使った国土錬成陣を発動した際にヴァン・ホーエンハイムの遺伝子情報を基に「皮」を作り出したためヴァン・ホーエンハイムとそっくりの見た目をしている。ただし、作り出した直後はコピーしたかのようにそっくりではあったが、「皮」と中身が合っていないため冒頭の容姿となった。
「皮」の中に入っている本体は黒いスライムのような不定形の物体で、無数の口と目が備わっている。
「神」を手に入れた後は若いころのヴァン・ホーエンハイムの容姿(エドワードと似ている)になった。
生み出された直後は感情豊かであった。しかし、完全な存在になるために人の持つ七つの大罪(「色欲」、「暴食」、「嫉妬」、「憤怒」、「強欲」、「怠惰」、「傲慢」)を自らの魂から切り離してそれをホムンクルス達に与えたため、感情や欲望などが薄くなった。
そのためか非常に合理的で冷酷である。よってホムンクルスや人柱など自身に有益な者にはある程度の厚遇をするが、用済みとなった者は容赦なく切り捨てる。
生まれながらにして人智を超えた知識を持っているため、国家錬金術師を遥かに凌ぐ技術(人造人間・疑似真理の扉の生成など)を持つ。
さらに自身の中に賢者の石を持っているためノーモーションかつ等価交換の原則を無視した錬金術の発動ができる。
また、アメストリスの錬金術のメカニズムに深く介入し、アメストリス全土の地下に張り巡らせたパイプで循環させている自身の賢者の石を媒介させることで錬金術を発動させるようにしていた。そのため、賢者の石の循環を制御することで錬金術の発動そのものをできなくする「錬金術封じ」を行える。
「神」を手に入れた後は手のひら上で疑似太陽を作り出すなどさらに高い技術を身に着けた。
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最終更新:2025/12/10(水) 01:00
最終更新:2025/12/10(水) 00:00
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