かぼちゃマスク(閃光のハサウェイ)とは、小説・劇場用アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の登場人物。 (※ただしこの「かぼちゃマスク」という呼称は公式のものではない。後述。)
声:柴本浩行(SDガンダム GGENERATION SPIRITS)/新祐樹(機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ)
このキャラクターは、小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の上巻、「4 ハイジャック」の章から登場した男性キャラクターである。ハサウェイ・ノアやギギ・アンダルシアやケネス・スレッグといった劇中の主要人物が搭乗した月と地球の往還シャトル「ハウンゼン356便」をハイジャックして乗客を恐怖のどん底に陥れた集団のリーダーだが、次章である「5 ハサウェイ」の章においてハサウェイに撃退され早々に退場するという所謂やられ役である。53頁から登場し64頁でハサウェイから顎にアッパーカットを貰い気絶とその出番僅か12頁であった。
このハイジャック集団は、ハロウィンの時に仮装に使われる被り物で変装しており、海賊マスクや魔女マスクなどを被った仲間がいる。リーダー格である彼は頭に「顔が彫られたかぼちゃ」(いわゆる「ジャック・オ・ランタン」、絵文字で表すと「🎃」)のマスクを被り小型のマシン・ガンで武装している。小説ではかぼちゃのマスクの挿絵は無かったのだが、ゲーム「SDガンダム GGENERATION-F」からデザインされ、映画では額にマフティー・ナビーユ・エリンのマークが刻まれるようになった。(マフティーのマークは映画化に際して初めてデザインされた。)
ハイジャック中はかなりナーバスになっており、ゆったりとした喋り方が気に障ったらしく保健衛生大臣ハイラム・メッシャーをマシン・ガンで射殺。夫ハイラムが殺されてヒステリーになった夫人がいっそ死んだ方が良いという内容を叫んだ直後に射殺、短時間で2名を殺害した。
反地球連邦政府組織マフティーのリーダーであるマフティー・ナビーユ・エリン(小説・映画の台詞ではハサウェイ達と同様にマフティー・エリンと省略)を騙っていたが、その素性はオーストラリアの北部の街に集結しているオエンベリ軍の一味に過ぎなかった。
小説やゲームでは素顔を見る事は出来なかったが、映画ではマスクを脱がされ素顔が確認出来る。
2000年8月3日にバンダイから発売されたゲーム「SDガンダム GGENERATION-F」では、閃光のハサウェイのSTAGE「テイク・オフ」に登場。ここでの表記はハイジャッカー。べース・ジャバーでハウンゼンに接触してくる部分はそのままだが、原作とは異なり海賊マスクや魔女マスクなどの仲間は登場しない。やはりハサウェイに撃退されてしまう。声なし。
2007年11月29日にバンダイナムコゲームスから発売されたゲーム「SDガンダム GGENERATION SPIRITS」では、閃光のハサウェイのSTAGE 1「テイク・オフ」に登場。ここでの表記もハイジャッカーで、その顛末や海賊マスクや魔女マスクなどの仲間も登場しないのはGジェネFと同様である。今回はストーリーパートがフルボイスの為、声を柴本浩行が担当した。
2016年11月22日にバンダイナムコエンターテインメントから発売されたゲーム「SDガンダム GGENERATION GENESIS」では、DLCの閃光のハサウェイののSTAGE 01「テイク・オフ」に登場。表記がハイジャッカー、仲間も登場しないのは過去二作と同様である。声なし。
2021年5月21日に公開された映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』において銀幕デビューを果たす。声を新祐樹が担当した。ここでの表記はハイジャック犯。
YouTube上では映画封切り前のおよそ一ヶ月前から動画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|冒頭15分53秒(Aパート)【5月21日(金)全国ロードショー】」が公開される。かぼちゃマスクの出番はこの15分の冒頭部分のみなのだが、動画が公開されるや否やYouTubeのAIによる衝撃的な誤字幕が発見されており、すぐさまハイラム・メッシャーと共にMAD動画が多数制作され、ネット上でカルト的な人気を誇るようになった。そして連邦に反省を促すダンスやマフティー構文といったネットミームへと発展していった。
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https://twitter.com/cospa_inc/status/1447849530611884038
株式会社コスパでは2021年10月現在、かぼちゃマスク達ハイジャッカーが来ていたジャケットをコスプレ衣装として制作中であるという。
1989年に発売された富野由悠季著の小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (上)』で登場したハイジャッカー達は被り物によってキャラクター名で区別されていた。
かぼちゃマスクが、左右の席をゆったりと観察しながら全身をして~
かぼちゃマスクにつづいて、アイパッチをした海賊のマスクが
小説 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (上)』 55頁より
このニコニコ大百科記事のタイトルは、原作に準拠した形で「かぼちゃマスク(閃光のハサウェイ)」となっている。
上記の小説を元にしたゲーム作品の『GGENERATION』シリーズでの表記は「ハイジャッカー」であった。
2021年に公開されたアニメ映画のクレジットでの表記は「ハイジャック犯」で、映画公式サイトのキャラクター紹介ページでも、他のマスクを被った一味全員まとめてではあるが「ハイジャック犯」と表記。アニメ映画の公式Twitterでも「ハイジャック犯(カボチャマスク)」といった表記をしている。
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https://twitter.com/gundam_hathaway/status/1408711883595649026
2021年10月現在では、映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が公開されてから数ヶ月経過しているので、小説未読者の間からも「偽マフティー」、「ハイジャック犯」の呼称といった呼び方も広まっているようだ。
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最終更新:2025/12/07(日) 20:00
最終更新:2025/12/07(日) 20:00
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