かまど事件 単語


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カマドジケン

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かまど事件(カマド事件)とは、バーチャルライバーグループにじさんじメンバーによるMinecraft専用サーバーで起こった事件である。

正式にはMinecraftのマルチ用ワールドのサーバーを運営管理しているドーラから(2019年10月29日時点)【マイクラにじさんじサーバー】アップデート説明会【 #マイクラにじさんじ鯖 」の中で説明されている。事件に関する情報のまとめがツイッターで公開されているのでそちらだけでも参照すること。

※この件についてサーバーを運営管理しているドーラから、今回の件で他のライバーの配信でコメントをしてライバーに問いかけたり憶測を話したり犯人探しをするのは止めてほしい。」(非公式wikiから引用)、といったような旨のお願いしている。(要配信動画確認)

また不確かな情報を広めるといった行為は単純に迷惑であり、また不確かなまま誰々がやったという情報を広めた場合などは名誉棄損など法律的な問題になりうる点にも注意すること。

概要

管理者であるドーラから発表されてる限りの経緯をかいつまんでおくと

  1. にじさんじメンバー専用のMinecraftサーバー(以下、にじ鯖)内で(設置していた個人の)「かまどが無くなっている」という報告があった。突然無くなったことにより「盗まれた」と認識・言及するメンバーもいた。
  2. 状況よく確認すると「一定範囲において建物の内外問わず、設置されていたかまどがアイテム化されて近くのチェストへと入れられていた(単純な盗難でもない)」という状態で、また撤去した場所には松明を置くといった人為的な処置がなされておりバグではない考えられる。
  3. 管理者ドーラによる推測として発生時期がサーバーが著しく重かった時期であり、おそらくかまどによる負荷への影響を軽減するために行ったのではないか?と考えている。ただしにじ鯖のかまどの負荷はそれほどではなかった。
  4. しかし「なんの確認や相談もなく、無断で多数メンバーの建物に手を加える行為があった」という状態であり、事実確認のために参加メンバーへと呼びかけを行うも、誰がやったのか判明しなかった。
  5. なお混乱を防ぐため呼びかけに併せてメンバーにはこの件について今後は詳細が確認できるまで言及しないよう専用の連絡手段でメンバーへ通達した。
  6. この事実確認はあくまでもメンバーの中の誰かがやったと分からない場合は特別な確認作業(めちゃくちゃ大変)が必要になるためで、(善意でやったのだろうから)誰か分かっても処罰や出禁などをするつもりは無く確認をしたいだけとメンバーへ再度呼びかけるも判明せず。
  7. そして「メンバー以外の誰かがやったわけではない」という確証だけを得るために、当初の呼びかけからしばらく後に「にじさんじ運営をはさみ、運営へメンバー内の個人の誰かが名乗り出たなら、管理者ドーラへ"名乗り出た人がいたかどうかという事実のみ"を伝える形」で再三の呼びかけを行うも、誰も名乗り出ることが無かった。
  8. そうして「メンバーの誰かがやった」ということの確認ができなかったため、「にじ鯖長期メンテナンス」としてサーバーを長期間停止し不正ログインがなかったかの確認、同じような事象が他にもなかったかの確認、今後の対策を行う運びとなった。(メンテナンス自体は予定があったがこの事件によりメンテナンスの早期化と長期化をすることになった)
  9. そして膨大なログの確認の結果、メンバーのID以外からの不正なログインは確認できなかった。(なお元々にじ鯖はホワイトリスト方式で、通常許可設定をされたメンバー以外がログインできないはずであるがその確証を得るために確認が行われた)
  10. 以後は対策として、本来荒らし対策に使うようなプラグインを導入することになった。(今後はより詳細なログが残るようになり、これからのことは調査できるようになったとのこと)

というのが2019年10月31日現状で正式に発表されている顛末。誰がやったのかは不明なままである。(発生したタイミングを詳細に絞り込むことができない状態とのこと。発生時期がアバウトで出入りが頻繁だとログを確認してもどのメンバーIDが怪しいか絞り込むこともできなかった可能性は高い)

書いた通り管理者ドーラは善意による行動だと考えているため、かまどを撤去したことについても怒っているわけではなく"それを誰がやったか分からないこと"を不安視し、そして"誰も名乗り出なかったこと"で対応せざるをえなくなったという話となっている。

まとめツイート:https://twitter.com/___Dola/status/1189167908435312640

一応よく知らない人への補足として

  • MinecraftのアカウントはMinecraftの販売運営元で管理提供されている。マルチはそのMinecraftのアカウントを利用してログインする。マルチ用ワールドの管理者はそのワールドとその出入り管理をしているだけで、他人のMinecraftアカウント自体の管理はできない。ワールドの管理者として確認できるのはあくまでもワールドに関する情報、記録されてきたログなどだけ。
  • 「にじ鯖はドーラ個人で運営管理をしている(管理に関連する費用も全てドーラ個人の負担とのこと)」「にじ鯖の管理をにじさんじ運営へ移すことは不可能(Don'tではなくCan't)」「現状では副管理人的な人なども作るのは困難である」なので常駐して管理するといったことはこれまでもこれからもほぼ不可能である
  • 「メンバーは現在70人超の規模であり、またMinecraft自体初心者で経験知識の少ない人が多い」「メンバーの善意とマナーに頼って運営されている(いた)ため、監視やよくない行為に関する対策は行ってこなかった。ただそれでもかまど事件以外は解決できない問題もなく運営できていた」(これまでこの事件のような状況に対する対策をとっていなかったため事件をすぐに調査・特定することもできなかった。これからは対策によって対応を行いやすくなったが、しかし当然その分管理者ドーラへの負担はより大きくなる可能性がある)
  • 「にじ鯖自体がにじさんじにおける主要なコンテンツの一つとして大きな存在感を持っているため、立場として管理がドーラ個人でも、強い需要などの問題もあってドーラの一存で退くことはできない」「これからもメンバーへ無償での開放、ドーラが運営を続ける」としている
  • ちなみに「にじさんじ引退メンバーはホワイトリストから外される」ため入れなくなる

なお配信内でこれよりも前に「マイクラ内のチャットに知らない人が呼びかけをしていて、不正ログインが疑われた」といった事件についても言及されたが、そちらはブラウザからMinecraftの特定サーバー内を観測できるプラグインDynmapでの対策不足によるもので今回の件とは無関係である。

憶測や推理について

※まずこの件についてサーバーを運営管理しているドーラから、犯人捜しなどで特に他のメンバーへこの件について配信でコメントしたりツイッターアカウントへのツイートしたりすることはやめてほしいといったお願いをしているため必要な配慮をしましょう。

この事件では「誰がやったのか」が判明していないためその辺りを詮索する視聴者なども多い。ただし不確かな情報を広めるといった行為は単純に迷惑であり、また不確かなまま誰々がやったという情報を広めた場合などは名誉棄損など法律的な問題になりうる点にも注意すること。

現状判明、発表されているのは「ログを確認する限りではホワイトリスト内のメンバーアカウントのどれかによる行為」だけである。そのため「メンバーの誰々がやったのでは?」という憶測も流れているが、そもそも「メンバー本人による行為」であるという確証も実は無い。

発表されている情報から可能性として単純に考えられるだけでもおおよそ4パターンもある。

  1. メンバー本人による行為だが、呼びかけを確認しながら黙秘している。
  2. メンバー本人による行為だが、何らかの理由で呼びかけを確認できない、あるいは返答できるほど重大な案件だと認識できていなかった。(正式に発表された現段階ではほぼ1と同じ)
  3. メンバー本人ではなく、メンバーの身内などによって本人にも気づかれない内に行われた。(呼びかけを認識しにくい)
  4. メンバー本人ではなく、メンバーのMinecraftのアカウントへ不正ログインした第三者が行った。(呼びかけをほぼ認識できない) ※「不正なログインがなかった」のはあくまで「マルチ用サーバーへのメンバーID以外からのログインが確認できなかった」だけでありワールドサーバー管理者でも、Minecraft自体の運営管理者ではないためメンバーのアカウントの詳細な状態は確認できない。

このうちの4パターン全てで現状の事態が起こせる。パターン1~2は単純なマナーの問題だが、パターン3~4の場合では各メンバーのセキュリティに関する問題で、身に覚えのないメンバーもそうした点についてはマイクラに限らず常々注意するべきである。

もちろん正式な発表があるわけではないので「絶対にこうである」と断言することはできないが、こうした可能性もありえると考えられるのだ。

またこの4パターン以外にも可能性は考えられなくもない。例えばパターン2の亜種として「当人がやったが、酔っているなどして当時の記憶が無く無自覚である」というパターンの可能性も全くあり得ない話ではないだろう。

あるいはパターン4の異種、可能性として考えにくいものの管理者が気づけない範囲、ログにも残らない状態でサーバー側に不正なアクセスを受けていたなど未知の脆弱性からきたものというパターンも、もしかしたらありえるかもしれない。それが可能であるかどうかも不明で単純には考えにくいが。

なおパターン4などについて「もし不正ログインするような輩ならもっと派手な破壊行為をするのでは?」という見方もあるが、不正ログインをするような人でも害意からの行動をしないことはDynmapのような例がある(Dynmapについては力業で不正にログインした人が管理者宛にその脆弱性を報告するという形だが)。ただし不正アクセスは処罰のある違法行為であるまた、もしパターン4かつ善意の行動ではないと邪推するならば、あまりに派手な行為をした場合データのロールバックでなかったことにされる可能性やどのアカウントがやったか明確になってしまうとセキュリティの再確認・対策をされる可能性もあり、「何かあったと明確に分かり、事件性を感じさせて話題になりやすいが、問題だとハッキリ気づかれるまでやや時間が掛かりやすいため悪用したアカウントもバレにくく、ロールバックなどにより無かったことにもされにくい行為」という点では「かまどを撤去してチェストへしまう」というのは軽いイタズラのような行為に思えてネタにされやすいくらいで、悪用の隠匿性と話題性の両面で非常に理にかなっているさえ考えられる。

特ににじ鯖の一部のメンバー同士は配信上の演出として普段からプロレスのように互いの信頼と合意(事後承諾含む)の上でやりあっていることがあるため行き過ぎた行為ではないとされれば特に言及されやすい。それこそ初めから「バグかな?」という対応で統一しておく方が現状の様な外野の混乱も避けることもできたはずだが、配信の演出のために「誰かにプロレスをしかけられた」と反射的にファイティングポーズをとる人も一部いて、ちょっとしたトラブルならあまり内密にしない環境なのである。ただそうした柔軟性があるからこそ、それぞれで多彩な配信を行えている面もあり、事件自体がそれほど大きなものではなく現状では誰かが特別悪いという話ではない。もちろん誰かが黙秘しているのならば(結果として管理者ドーラへ多大な負担を強いることになったわけであり)それは良くないことだが。…ただ、もし万が一不正アクセスなら、不正アクセスは悪い。

一応もしパターン1、メンバー本人による行為かつ黙秘である場合は事件自体より再三の呼びかけに応じなかった点が対応としてはるかに悪いとは言える。その場合「誰かを特定しない」という段階でも自首しなかったわけでその人は管理者のことも、あるいは間に入れられた運営のことも、自首できるほど信用していないのではという想定になる。管理者ドーラも自身が信用されていないではないかと考え落胆していた。

視聴者への注意点

この件についてサーバーを運営管理しているドーラから、「今回の件で他のライバーの配信でコメントをしてライバーに問いかけたり憶測を話したり犯人探しをするのは止めてほしい。」(非公式wikiから引用)、といったような旨のお願いしている。(要配信動画確認)

※筆者が配信で確認した範囲として配信以外でもツイッターなどでライバーへ直接問いかけるといった行為に関しても控えるよう話している。

またライバー宛の話に限らず不確かな情報を広めるといった行為は単純に迷惑であり、不確かなまま誰々がやったという情報を広めた場合などは名誉棄損など法律的な問題になりうる点にも注意すること。

例え当人がネタのつもりでも、相手の受け取り方によっては笑い話で済むとは限らない。

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関連項目

  • マイクラにじさんじ鯖シリーズ

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