マイクラにじさんじサーバーかまど事件 単語


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カマドジケン

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マイクラにじさんじサーバーかまど事件(カマド事件)とは、バーチャルライバーグループにじさんじメンバーによるMinecraft専用サーバーで起こった事件である。

正式にはMinecraftのマルチ用ワールドのサーバーを運営管理しているドーラから(2019年10月29日時点)【マイクラにじさんじサーバー】アップデート説明会【 #マイクラにじさんじ鯖 」の中で説明されている。事件に関する情報のまとめがツイッターで公開されているのでそちらだけでも参照すること。

※この件についてサーバーを運営管理しているドーラから、今回の件で他のライバーの配信でコメントをしてライバーに問いかけたり憶測を話したり犯人探しをするのは止めてほしい。」(非公式wikiから引用)、といったような旨のお願いしている。(要配信動画確認)

また不確かな情報を広めるといった行為は単純に迷惑であり、また不確かなまま誰々がやったという情報を広めた場合などは名誉棄損など法律的な問題になりうる点にも注意すること。

件のにじ鯖ではもしも今後不明な動きがあったとして現在はそれに対応できる体制が整えられているため大きな心配は無用だろう。

概要

  • 要約:「確認をしておきたい動きがあった→誰がしたのか聞いたけど分からなかった→今後は詳しく調査できるようにしました」→おしまい
  • 影響:管理者がいつも以上に苦労した。メンテが長くなった。

管理者ドーラのまとめツイート:https://twitter.com/___Dola/status/1189167908435312640

経緯

配信動画を一通り見るつもりのない人向けに管理者であるドーラから発表されてる情報などから経緯をかいつまんで整理して文字に起こしておくと

  1. にじさんじメンバー専用のMinecraftサーバー(以下、にじ鯖)内でメンバーから「(設置していた個人の)かまどが無くなっている」という報告があった。突然無くなったことにより「盗まれた」と認識、言及するメンバーもいた。
  2. 状況よく確認していくと「一定の範囲(※実際は広範囲、多数の場所に及ぶとのこと)で建物の内外問わず、設置されていたかまどがアイテム化されて近くのチェストへと入れられていた(単純な盗難でもない)」という状態。また撤去した場所には松明を置くといった明確に人為的な処置が見られたことからほぼバグではないだろうと判断する。
  3. 管理者ドーラの「おそらく」の推測としては「発生時期がサーバーが著しく重かった時期」で、「負荷軽減のために、負荷になりうる大量のかまどを撤去したのではないか?」と考えられた。ただ管理者は(かまどの負荷はたしかにあるが、にじ鯖においてそこまで問題ではなかった)とも書いている。
  4. しかしなんの確認や相談、報告もなく無断で多数メンバーの建物に手を加える行為があったという状態であり、管理者が「事実確認のために」参加メンバーへと呼びかけを行うが一週間弱待つもそれを誰がやったのかは判明しなかった。
  5. なお混乱を防ぐため呼びかけに併せてメンバーにはこの件について今後は詳細が確認できるまで言及しないよう専用の連絡手段でメンバーへ通達したが、その前は話題になる状態だった。
  6. この事実確認は「メンバーの中の誰かがやったと分からない場合、外部から誰かが入ってきている可能性が出てくるためサーバーの一時閉鎖をする必要がある」ためで、もしメンバー内の誰かであればおそらく善意でやったのだろうから怒っているわけではないのでご協力をお願いしますとメンバーへ再度呼びかけて待つも判明せず。
  7. それからさらに、もしも外部の誰かとなると「本格的に調べないといけない(めちゃくちゃ大変)」や「長期メンテなどをして対策用のプラグインを入れるなど対策を整える必要に迫られる」(ドーラはそれをしたくない)という説明も併せ、「メンバーの誰かがやっていた=外部からの侵入はなかった」という確証だけを求めて「にじさんじ運営をはさみ、にじさんじ運営へメンバー内の個人の誰かが名乗り出たなら、管理者ドーラへ"名乗り出た人がいたかどうかという事実のみ"を伝える形」で再三の呼びかけを行うも、誰も名乗り出ることが無かった。
  8. そうして「メンバーの誰かがやった」ということの確認ができなかったため、「不正なログインがなかったか調べる(日時の特定ができなかったため膨大なログを調べることになる)」「他の建物内外で同じことが起きていないかの確認」「今後の対策を練る」などのため、メンテナンスと称してサーバーの一時停止をする運びとなった。(メンテナンス自体は予定があったがこの事件でメンテナンスがより長期化をすることになった
  9. まず今後の対策として本来荒らし対策に使うようなプラグインを導入することになった。(今後はより詳細なログが残るようになり、これからのことは調査できるようになるとのこと。今後はもし万一何かあれば対策用のプラグインを使って対応できるようにしたので大きな心配は無用ということ)
  10. そして膨大なログの確認の結果、メンバーのID以外からの不正なログインは確認できなかった。(なお元々にじ鯖はホワイトリスト方式で、通常許可設定をされたメンバー以外がログインできないはずであるがその確証を得るために確認が行われた)
  11. 「メンバーのアカウントのどれか」以上は分からない状態である。もしメンバーのアカウントが本人以外に利用されていたとかがあってもそれはマルチサーバーの管理者側にはどうしようもない。
  12. 以降お気持ち(配信参照)。

というのが2019年10月31日現状で正式に発表されている顛末。誰がやったのかについては結局不明なままである。(発生したタイミングを詳細に絞り込むことができず、発生時期がアバウトで出入りが頻繁だとログを確認してもどのメンバーIDが怪しいか絞り込むこともできなかった可能性は高い)

書いた通り管理者ドーラは当初善意による行動だと考えているため、かまどを撤去したことについても怒っていたわけではなく"それを誰がやったか分からないこと"を不安視し、そして"誰も名乗り出なかったこと"で非常に手間のかかる確認作業と、今後の対応せざるをえなくなったという話となっている。

一応、よく知らない人への補足として

  • MinecraftのアカウントはMinecraftの販売運営元で管理提供されている。マルチはそのMinecraftのアカウントを利用してログインする。マルチ用ワールドの管理者はそのワールドとその出入り管理をしているだけで、他人のMinecraftアカウント自体の管理はできない。ワールドの管理者として確認できるのはあくまでもワールドに関する情報、記録されてきたログなどだけ。
  • 「にじ鯖はドーラ個人で運営管理をしている(管理に関連する費用も全てドーラ個人の負担とのこと)」「にじ鯖の管理をにじさんじ運営へ移すことは不可能(Don'tではなくCan't)」「現状では副管理人的な人なども作るのは困難である」ということなので常駐して管理するといったことはこれまでもこれからもほぼ不可能とのこと。負担軽減もままならない。
  • 「メンバーは現在70人超の規模であり、またMinecraft自体初心者で経験知識の少ない人が多い」「メンバーの善意とマナーに頼って運営されている(いた)ため、監視やよくない行為に関する対策は行ってこなかった。ただそれでもかまど事件以外は解決できない問題もなく運営できていた」これまでこの事件のような状況に対する対策をとっていなかったため事件をすぐに調査・特定することもできなかった。これからは対策によって対応を行いやすくなった。しかし当然その分管理者ドーラへの負担はより大きくなる可能性がある。
  • にじ鯖自体がにじさんじにおける主要なコンテンツの一つとして大きな存在感を持っているため、立場として管理がドーラ個人でも、強い需要などの問題もあってドーラの一存で退くことはできないという状況で、また今回メンテナンスが長期化したことについても他のメンバーの配信活動へ影響が出たとも言われる。
  • 色々と大変だがそれでも「これからもメンバーへ無償での開放、ドーラが運営を続ける」としている。
  • なお管理者のドーラもMinecraftに関して特別豊富な知識や技術をもっているというわけではなく、必要に応じて調べながら運営を行っている。
  • ドーラはあくまでも「にじさんじ所属のバーチャルライバー」の一人であり、にじ鯖管理専門のスタッフなどではない。あくまでライバー活動の一環、活動の一部としてにじ鯖を運営管理しているだけである。
  • ちなみに「にじさんじ引退メンバーはホワイトリストから外される」ため入れなくなる

Minecraftについてのさらに補足・詳しくない人向け

  • Minecraftのマルチのルールなどは管理者次第・サーバーのルール次第ではあるものの、通常の多人数共有系のMinecraftマルチで考えれば「無断で他人の建物を破壊する」のは即BANもありえるし、あるいは情状酌量の余地があって自首もするなら注意などで済むような緩いサーバーだろうと「呼びかけに名乗り出ない」のであれば調査後即BANも当然とさえ言える。そもそも制限系の対策プラグインで破壊が不可能な場合もある。
  • ただ一応、気の知れた仲間内の限定されたグループでのマルチなどであれば、その信頼関係を前提として楽しめる範囲で壊したりして遊ぶということもありえるし、それもまたMinecraftマルチの楽しみ方の一つではある。…が、それでも「いじられたのに誰も名乗り出ず、誰がやったか全くわからない」となると話は違う。それはグループ内の信用問題で、場合によってはかなり重い事態にもなりうる。
  • つまりこの事件は誰かがMinecraftマルチにおける当然のマナーを違反している重大な問題という見られ方もある。呼びかけにも応じないのは例え初心者だろうが厳しく見られる。
  • にじ鯖は限定されたグループのマルチとして自由度の高いマルチサーバーで、破壊によって遊ぶこともなくはないがそれは当事者同士の信頼関係をもって事前または事後の承諾を前提として行われているものであり、基本的なマナーとしては他人の建物を勝手に破壊しないように気をつけられている。もし何かあれば報告し、必要に応じて話し合って解決してきた。
  • そうしたにじ鯖の運営上としてもかまどを撤去したこと自体や事前に確認をとらなかったことなどよりも、事後報告もなく「呼びかけたのに誰か分からなかった」のが大変になったポイントである。また理由がありそうな状況と酌量の余地もあり、もし早期に名乗り出るようならここまで大変なことにはならなかっただろう。管理者としてはメンバーを信頼しておりそれから手間をかけてメンバー以外からのアクセスがないか調べた結果メンバーIDのみと判明して不安が残る状況となり、また今後のために対策系のプラグインをしかたなく導入することとなった。
  • (この件ではそうした行為により管理者が大変な確認作業などを強いられたこと、またそれによるメンテナンス延長といった影響はあるものの、にじ鯖の性質なども踏まえてか管理者ドーラはそれ以上この件について追及はしていない。今後は調査や対応をできるようにしたとして表向きの対応を終えている)
  • なお管理者ドーラはにじ鯖はあくまでもメンバー同士の信頼関係をもとに活動していくことを望んでいて、監視する性質を持ったプラグインの導入について今回の事件でしかたなく導入することにした。
  • 一般的なマルチサーバーとして考えるならば最初から、あるいは多くなってきた段階で早期に導入を進めるべきものであるものの、にじ鯖は規模が大きくなっても「仲間内のグループのマルチ」として厳しくせずに運営されてきて以前までは導入の必要性が薄かったのである。
  • ちなみにMinecraftにおける「かまど」は安く簡単に作成できるアイテムで、序盤に作って長く使われるものである(盗難するような価値も無くそれはネタにしか見えない)。そして「ゲームシステムの処理で設置されたかまどは中のものが燃やせるものか確認する処理をしている」らしく、非常に大量に設置されているとゲームが重くなる可能性はありえるとのこと。(管理者ドーラはかまどについて「にじ鯖においてそこまで問題ではなかった」とも書いているが)
  • 特にマルチでは各自が好きなようにものを増やすとゲーム全体が重くなってしまうことがあり、通常の多人数マルチでは処理の重いものの数の制限して対策する。ただにじ鯖は当初動作が軽く、バージョンアップによるマイクラ本体の問題もあって急に処理が重くなるという流れで、また元々初心者が多いこともあり当初は厳格な管理も行われてこなかった模様。重くなってからは目立って重そうなものは節度をもって扱われるようになった。

不正ログイン疑惑チャット事件について

なお配信内でかまど事件よりも前にあった「マイクラ内のチャットに知らない人が呼びかけをしていて、不正ログインの存在が疑われた」といった事件についても言及されたが、そちらはブラウザからMinecraftの特定サーバー内ワールドのマップを観測できるプラグインDynmapでの対策不足によるもので今回の件とは概ね無関係である。

Dynmapのプラグインについて説明しておくとDynmapはMinecraftにプラグインが導入された状態であれば「サーバーのIPアドレス」と「開放ポート番号」さえわかればwebブラウザから設定したワールドのマップの閲覧が可能になる。また設定次第で「(認証など無しで)ブラウザ上からそのままゲーム内へチャットを送信する」ということも可能なもので、この件の不審なチャットはこの機能によるもの。あくまでDynmapの機能によるもので、ゲーム内にじ鯖内部への不正ログインではなかった。

なおこの件ではチャットをしてきた相手は管理者への連絡を求め、連絡を受けたドーラがDynmapのチャットに関する問題、脆弱性に関して教わることとなった。一応それまでも各種不正などへの基本対策としてIPアドレスが公になってしまったという報告があれば逐一IPアドレスを変更する手続きを行っていたのだが、(一応ここでの詳しい説明を控えるが)「力業」でアドレスを見つけてそのことを報告してきたとの話である。

(もしこの問題を残したまま悪用されていた場合、メンバーの配信中に悪意あるチャットが通知されるといった問題を引き起こしていた可能性もありえただろう)

※ちなみにこうした"表示できるwebページの探索"自体は「公開されてる情報を閲覧しているだけ」であるとされ、法的には通常、不正アクセスの範囲ではないとされる。webブラウザから閲覧可能なものを扱う際はよく注意しよう。

憶測や推理について

※まずこの件についてサーバーを運営管理しているドーラから、犯人捜しなどで特に他のメンバーへこの件について配信でコメントしたりツイッターアカウントへのツイートしたりすることはやめてほしいといったお願いをしているため必要な配慮をしましょう。

この事件では「誰がやったのか」が判明していないためその辺りを詮索する視聴者なども多い。ただし不確かな情報を広めるといった行為は単純に迷惑であり、また不確かなまま誰々がやったという情報を広めた場合などは名誉棄損など法律的な問題になりうる点にも注意すること。

またにじ鯖では今後不明な動きがあってもそれに対応できる体制が整えられたため大きな心配は無用だろう。以下のような推理などももはや余計なおせっかいである。

現状判明、発表されているのは「ログを確認する限りではホワイトリスト内のメンバーアカウントのどれかによる行為」だけである。そのため「メンバーの誰々がやったのでは?」という憶測も流れているが、そもそも「メンバー本人による行為」であるという確証も実は無い。

発表されている情報から可能性として単純に考えられるだけでもおおよそ4パターンもある。

  1. メンバー本人による行為だが、呼びかけを確認しながら黙秘している。
  2. メンバー本人による行為だが、何らかの理由で呼びかけを確認できない、あるいは返答できるほど重大な案件だと認識できていなかった。(正式に発表された現段階ではほぼ1と同じ)
  3. メンバー本人ではなく、メンバーの身内などによって本人にも気づかれない内に行われた。(呼びかけを認識しにくい)
  4. メンバー本人ではなく、メンバーのMinecraftのアカウントへ不正ログインした第三者が行った。(呼びかけをほぼ認識できない) ※「不正なログインがなかった」のはあくまで「マルチ用サーバーへのメンバーID以外からのログインが確認できなかった」だけでありワールドサーバー管理者でも、Minecraft自体の運営管理者ではないためメンバーのアカウントの詳細な状態は確認できない。

またこの他にもパターン2の亜種として「メンバー本人がやったが、酩酊などで当時の記憶が無く無自覚である」(それにしては範囲が広すぎる)といった可能性や、パターン4の異種として「サーバー側に気づかない範囲で不正な働きかけがあったのでは」という可能性も単純には考えにくいが、もしかしたらありえるかもしれない。

一応ではあるがこれらのパターン全てで現状の事態が起こせる。パターン1~2の場合は単純なマナーの問題でこれはこれで悩ましいが、パターン3~4の場合では各メンバーのセキュリティに関する問題で、身に覚えのないメンバーもそうした点についてはマイクラに限らず常々注意するべきである。

もちろん正式な発表があるわけではないので「絶対にこうである」と断言することはできないが、こうした可能性もありえると考えられるのだ。

パターン1・本人が黙秘

「可能であるか」という点では最も分かりやすいパターン1。誰でも気づかれない状況でやって、あとは黙っていれば成立する。個人への攻撃になりかねないため詳しい可能性は言及しないこととする。

なお再三の呼びかけに応じなかった点が対応として非常に悪いと言える。マナー最悪で普通なら調査できれば即BANも考えられる。ただ当時のにじ鯖は即時かつ詳細な調査ができないという事情もあるが、管理者のドーラはこのパターンを想定しつつも処罰をしない方向で話を進めていたため「なぜ名乗り出なかったのか」という印象になる。

ただ呼びかけで「誰かを特定しない」という段階でも自首しなかったということは、その人は管理者のことも、あるいは間に入れられた運営のことも、自首できるほど信用していないのではという想定になる。管理者ドーラもこれを想定し、自身が信用されていないではないかと考え落胆していた。

パターン2・連絡環境の不足

これは管理者の行動にも言及することになるが、呼びかけが不十分であると起こりうるのがパターン2。呼びかけに気づけなければ自首することはできないからだ。

事件に関する報告の同じ配信で管理者のドーラはにじ鯖内でのメンバーの行動についての話(21:55~22:55辺り)で「説明・Slack(チームコミュニケーションツール)をしっかり読んでくれない人もいる」という旨を言及しており、もし仮に「呼びかけがにじ鯖用のSlackなど限定的だった場合」と「やった側がSlackなどをちゃんと確認せず他の情報があっても十分確認することをしなかった」という場合でも、パターン2として発生しうる。

ただ管理者にとっては今後を左右する重要となる案件において少ない手段で呼びかけをしていたとは考えにくいが、配信において最初の呼びかけで「にじ鯖用のSlack」を使ったと言っており、その後・その他の呼びかけの方法については分からない。また最初の呼びかけでも一週間弱とその都度待ってから判断しているため、よほどのことが無ければ考えられないだろう。

これはこれでしっかりと確認するべきお知らせなどを確認していないというあまり好ましくない状態ではある。

パターン3・メンバーの身内

「ほぼ絶対に呼びかけに応じることができない」という前提条件を満たしつつ比較的可能ではないかと考えられる例がパターン3

この例はさらに言及しにくいが、非常に多くメンバーがいて家族と一緒に暮らしている例も少なくなく、「もしかしたら」という話として浮かぶ。

この場合も呼びかけを確認することは難しく、元々こっそり使ったとなれば自首する可能性も低いだろう。

ただ今回の例がこのパターンで無かったとしても、家族がいる場合には例え親しく信頼できるとしても、特に配信に関係するPCやスマホは「不用意に利用されると自身や周囲へ多大なる影響を与えうる」という事を理解して、不意に利用されることのないような対策を講じておくことが望ましい。

そもそも当然な話ではあるが「所有者の本人の許可なしに他人がオンラインのアカウントを利用する」ということは大抵の場合、もちろんMinecraftのアカウントであっても違反行為であり、それこそ不正アクセスの一種として扱われうるかもしれない。

パターン4・不正アクセス

「可能であるか」「やりそうであるか」という点では全く考えにくい、もしかしたらありえるかもしれないという程度のパターン4。それこそ疑心暗鬼からの妄想みたいなものとさえ言えるだろう。なお例え今回が不正アクセスではなかったとしても不正アクセスに対する警戒、注意はマイクラでもマイクラ以外でも必要である。

まずこうした不正アクセスがありえるのかという点については、まずアカウント自体はMinecraftのセキュリティは特別厳重というわけではないようで、ログインに必要な情報が盗まれる・精確に予想されるといった事態が起きると気づかれずに侵入されてしまうという可能性自体は否定できない。

ただしアカウントに入り込めたとしても「使用するワールド・サーバー情報」などについてはアカウント側で管理保存されていないので侵入するためには別途サーバーのIPアドレスまで入手する必要がある(はず)。一応サーバーの情報はメンバー側のミスで漏れる事はあるものの適時変更しているそうで一筋縄ではない。プラグインのDynmapを安易に利用している場合は力業でIPアドレスを特定できてしまうような例もあるが、時期的には前記したDynmapの問題が起きてからしばらく後に今回の事件が起きた順序で、その時から十分な対策がとられているなら無関係である。

そしてもしそうした不正アクセスであったとしてもその動機が自然には考えにくく、「そうした人はかまどを撤去するといった小さいことではなく、もっと派手な破壊行為に及ぶのでは?」という想定になり、「わざわざアカウントに忍び込んでまで、全体の補助を試みるような動きをしていたのかが分からない」ということになる。

ただ脆弱性を利用するようなタイプの人でも、必ずしも害意を持って行動するとは限らないこととしてDynmapのような例もある。(※一応Dynmapについてはあくまで法的にはセーフともされる範囲で管理者宛にその脆弱性を報告するという形だったが

しかしながらこの例では「何かしらの好意をもちつつ高度な技術や執念で不正アクセスをするような人が紛れ込んだ」という人物像を想定しなければならなくなり、考えにくいというより考えたくないという状態となるわけである。なお不正アクセスは処罰のある違法行為である

あと、万が一こうしたパターンでなおかつ善意の行動ではないという狡猾な人物像も全く想定できないわけでもない。

なお一応補足しておくと不正アクセスに関する情報を集める行為自体はハッキング・ネット経由などに限らない。あまり考えたくないかもしれないが、身内や知り合いなどに情報が抜きとられている場合にも不正アクセスは可能となってしまう。パターン3は「本人が使っている機材をこっそり利用する」という場合だけでなく、「こっそりログインに必要な情報だけ抜き出し別のPCで使う(※不正アクセス)」という場合でも起きうる。

動機の憶測について

管理者のドーラは動機の推測として「負荷軽減のために行ったのだろう」としている。ただ誰がやったかもわからないので当然その動機についても推測でしかない。

特に善意だとしたらなおさら「やったことを報告しないのはなぜか」ということが大きな疑問になる。そのため「報告できない」という可能性も考えてられてしまう。

あえて悪意の想定をするのならば「あえて地味ないたずらをすることでバレにくくしている」という推測もでき、その方法で「誰かのものか分からない悪戯によってにじ鯖へ影響を与える」といった目論見なんかも想像できてしまう。

あるいは「こうした問題が発生した時に必要な対応できない状態である」という事実を突き付けて内外や管理者含め全員に、にじ鯖への対策プラグイン導入の口実を作り強引に入れさせるためではといった憶測までありえる。

ただしこれらもあくまで憶測である。

プロレスについて

ちなみににじ鯖の一部のメンバー同士は配信上で演出として普段からプロレスのように互いの信頼と合意(事後承諾含む)の上でやり合っていることがあり、明確に行き過ぎた行為でなければネタとして言及し話題にされやすく、事件の当初もそのような状態だったとのこと。特に一部のメンバーは、何かあったときに配信の演出として「誰かにプロレスをしかけられた」と反射的にファイティングポーズをとる人もいて、その辺りから顕在化してしまうことになった。

最初から「バグかな?」といった対応に統一しておくことができたならこうした無用な詮索も避けられたかもしれないし、もしもこれがプロレスでない悪戯で「話題性などが目的だった」とすればその術中にはまってしまうような環境ではあるが、色んなネタに対応できる柔軟性があるからこそそれぞれで多彩な配信を行えている面もある。

特に配信しているのであれば誰がやったか・いつやったか明らかになっている状態であり、アーカイブが残っていれば事後確認も可能である。それぞれの行動や責任の所在もハッキリしやすく、そうした信頼があるからこそ時折過激になるプロレスも忌憚なく行えるわけである。

かと言ってただ単に配信外のプレイが悪いというわけではなく、直接他人に影響のある行為をしなければ疑問視されることもない。この件は「他者にも影響がある行為を、誰がやったか分からないようにした」という状態だったために外部からの侵入を想定しなければならなくなり大変だったという話。

そもそもの話として当初の事件自体はそれほど大きなものではなく、何も分かっていない現状では誰かが特別悪いという話はできないし、改めて今後は気をつけようという形で済ませている。

一応注意しておくが「にじ鯖のルール」は基本あくまで管理者やメンバー同士で決めることで、視聴者が制定管理監督強制するものではない。

ただもしもの話でしかないが。もしメンバーの誰かが黙秘しているという場合は、それにより特に管理者へ多大な負担をかけることになったわけであり…。またもし万が一不正アクセスが原因ならば、不正アクセスは悪い。

視聴者への注意点

この件についてサーバーを運営管理しているドーラから、「今回の件で他のライバーの配信でコメントをしてライバーに問いかけたり憶測を話したり犯人探しをするのは止めてほしい。」(非公式wikiから引用)、といったような旨のお願いしている。(要配信動画確認)

※筆者が配信で確認した範囲として配信以外でもツイッターなどでライバーへ直接問いかけるといった行為に関しても控えるよう話している。

またライバー宛の話に限らず不確かな情報を広めるといった行為は単純に迷惑であり、不確かなまま誰々がやったという情報を広めた場合などは名誉棄損など法律的な問題になりうる点にも注意すること。

例え当人がネタのつもりでも、相手の受け取り方によっては笑い話で済むとは限らない。

そもそもにじ鯖ではもしも今後も不明な動きがあった場合は、それに対応できる体制が整えられているとのことなので大きな心配は無用だろう。

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  • マイクラにじさんじ鯖シリーズ

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最終更新:2025/12/09(火) 17:00

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