がんばれゴエモン きらきら道中 ~僕がダンサーになった理由~ 単語

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きらきら道中 タイトル画面

がんばれゴエモン きらきら道中 ~僕がダンサーになった理由~とは、KONAMIから発売されたアクションゲームである。

ストーリー

がんばれゴエモン きらきら道中 ~僕がダンサーになった理由~
基本情報
ジャンル アクションゲーム
対応機種 スーパーファミコン
開発元 コナミ
発売元 コナミ
発売日 1995年12月22日
価格 9,980円
その他
  • マルチプレイヤー5対応
ゲームソフトテンプレート

からくりじいさんの98歳の誕生日を祝いに向かった、ゴエモン・エビス丸・ヤエ、そしておみっちゃん。
サスケも加わり和気藹々のムードだったのだが、そこに来客が…。
なんと、その来客とはインパクトであった。元はからくりじいさんの作ったロボットだったはずが、実は惑星インパクトのインパクト星人だったのだ!彼曰く、ふるさとがセップク丸という悪いスポーツマンに荒らされており、助けに行かないといけないのだった。
勿論そんな話を聞いて黙っていられないゴエモン達は惑星インパクトを救うため、一緒に行くことになった…。

操作キャラクター

今作から、ヤエちゃんをはじめ本格的に声優を起用。様々なアクションなどに応じて声が出るようになった。

  • ゴエモン CV:太田真一郎
    操作性は従来作と大きく変わらないが、チャージ小判が3WAY弾になったり、チェーンキセルで卍ブロックにぶら下がってブランコのように使うことができるようになるなど固有アクションの重要性が上がっている。終盤に連続卍ブロック渡りというアクションが要求されているため、操作に慣れておく必要がある。
  • エビス丸 CV:緒方賢一
    今回の武器はバトンやリボンにボールと新体操の道具。特殊能力はエビス丸の憧れであるバレリーナの衣装を着て回転しながら特定のブロックや地形を破壊できる「バレリーナドリル」。合流後はほぼ特殊能力が要求される場面でのワンポイント起用になってしまいがち。
  • サスケ CV:堀絢子
    使いやすさは従来通り、特殊能力「くない壁登り」のおかげで落下死する危険が大幅に減るため、合流後のメインキャラとして起用されやすい。ただ頭上の攻撃はちょんまげ攻撃しかなく、花火爆弾の射程も短いため上からの攻撃に弱い。当たり判定が見た目より少々大きめ。
  • ヤエ CV:小野綾子
    前作の性能があまりにも強すぎたため、今回は剣シールドの廃止と、地上での人魚変化の無敵がなくなっている。ただサブウェポンのヤエバズーカは強化されており、チャージ攻撃のロックオン機能が追加されると対多数の戦闘でその性能を発揮してくれる。

概要

対応機種はスーパーファミコン(SFC)で、1995年12月22日に発売され、がんばれゴエモンシリーズとしては実質4作目。

前作はアクションアドベンチャー形式だったが今作はマップからのステージ選択制に戻った。最初から好きなエリアを選べる方式となっている。
今作では2人プレイの時に片方がひょうたんになれるシステムが復活している。

今作のゴエモンインパクト戦は各惑星のボス戦であるミニゲーム戦となり、前作までおなじみのロボット対ロボット戦はなくなってしまった。
しかし、そのミニゲームはボタン連打であったりタイミングがシビアであったりと、いつも通り難易度が高い。単なるボタン連打ではなく、ABを交互に連打という仕様が更に拍車をかけた。
ちなみにそのミニゲームはタイトル画面の「遊技場」から遊べるようになっており、4人対戦が可能。
それとは別に、ゲーム本編クリアで「惑星インパクトを救え!」、達成率100%で「タイムパイロット95」が遊技場に入荷される。なお、「惑星インパクトを救え!」のシステムはビシバシチャンプシリーズで恒例のミニゲームとして収録されている。

今作のテーマは「スポーツ」。一部を除いた敵キャラクターのデザインや各惑星のボスステージである城のギミックなどは、ほぼスポーツに関連したもので構成されている。中には著作権的にアウトに限りなく近いものも。カバディカバディカバディ(ry

OVA「地球救出大作戦」という名前で、ゴエモンシリーズの中で唯一アニメ化された作品である。
ちなみに、サブタイトル「僕がダンサーになった理由」については物語のラストでやっとわかるようになる。

ゲームオーバー画面がおそらく日本のゲーム史上他に類を見ないハイテンション極まりないものとなっており、一見の価値あり。これ以降の作品のゲームオーバー画面はこれを踏襲している。コンティニューすればハイテンションのまま画面が終了するが、ゲーム終了を選ぶと一転して寂しい演出になる。この際の鬼のドットの作りこみが凄まじく、爆笑するプレイヤーもいる反面、リアルすぎてトラウマになった子どももいたとか。

余談だが、本作には「プロローグデモの後にいきなり最終エリアのマップに飛ばされる」というバグが発生することがある(本来ならゴエモン担当の惑星クバーサマップになる)。当然だがルートが開通していないため一切の操作ができずリセットするしかない。ゲーム開始直後なので実害はほとんどないのが救い。これは、「ゲームオーバーでコンティニューしなかった場合、次のデータでのマップ初期位置の情報を保持してしまう」ことが原因。そのため、惑星インパクトでゲームオーバー後タイトルに戻り、最初からプレイするとマップ初期位置が惑星インパクトになってしまう。

敵キャラクター

セップク丸
本名「ハラキリ=セップク丸」。ありとあらゆるスポーツを極めた宇宙人であり、今回の騒動の張本人。
なぜか、セップク(切腹)を「誰も極めたことのないスポーツ」と勘違いしており、それを習得しようとしている。しかし彼の体内には爆弾が仕込まれており、セップクを行うとその爆弾が爆発してしまう。威力は少なくとも惑星インパクトが吹き飛ぶレベルであり、終盤はこれを阻止することが目的になる。
最終ステージにおいて、「惑星インパクトを救え!」のミニゲームで勝負を挑んでくる。
ストーリーラストのリアクションは、当時最後までプレイしたTVの前のチビっ子達を大爆笑させたに違いない。ゲームオーバー画面同様、トラウマになったチビっ子も少ないながらいた。
つじぎり四人衆
セップク丸の配下であり、セップク丸のセップクを阻止させるためにあらゆる妨害手段を講じている。
ゲーム中では名前は無かったが個別の存在として描かれ、アニメ版ではちゃんと名前がある。
  • つじぎりイタカロー:対ゴエモン戦で登場する好戦的な吊り目なつじぎり。
    ジャンキーというロボに乗り、「バンジー真剣白刃取り」の勝負を挑んでくる。
  • つじぎりロクデーナシ:対エビス丸戦で登場する、扇子を持ったにこやかなつじぎり。
    モンタナQというロボに乗り、「ふすまのぞきクイズ合戦」の勝負を挑んでくる。
  • つじぎりハッタリーノ:対サスケ戦で登場する、毛の生えた饅頭長楊枝を咥えている落ち着きあるつじぎり。
    サムライナーというロボに乗り、「からくりサバイバルレース」の勝負を挑んでくる。
  • つじぎりニャンコ:対ヤエ戦で登場する常に涙目でハンカチを持って激情しているつじぎり。
    ミス・ミズゲイというキモいロボに乗り、「超対戦ぱずるだま」の勝負を挑んでくる。

ステージ

今作は惑星インパクトとその周りにある4つの惑星が舞台となる。ゲーム開始時点では、惑星インパクトは周りの4惑星の仕掛けによりガードされており入れない。まずは仕掛けを外すため、キャラクターごとに担当惑星が割り振られてそれぞれ固定されたキャラクターで攻略する(2P同時プレイでも合流前は色違いの同キャラになり変更できない)。4惑星全てをクリアすることでガードが解除され、惑星インパクトに入ることができるようになる。以降は前作同様、4キャラクターを場面に応じて使い分けて進んでいく。

各惑星ごとに金・銀・銅の招き猫が設置されており、同惑星で3種類そろえるとライフゲージの上限が増える。担当のキャラクター以外でないとクリアできない仕掛けも用意されており、招き猫を合流前に揃えられるのは惑星クバーサのみ。他の惑星には必ず1つは他のキャラクターを使わないと抜けられない仕掛けがあり、後述のとあるステージに至っては合流後でないとクリア不可能となっている。招き猫を回収する、イベントをすべて消化するなど完全クリアしたステージはマップにマーキングされるため、やり残したことがあるステージは一目瞭然になっている。

各惑星ごとに固有イベントが存在し、スキヤキ・朝刊配達・ナンパイベントなど面白いものが多い。

各ステージでジャンルに富んだBGMが用意されている。ステージBGMはそれぞれの惑星の町ステージで流れている楽曲のアレンジになっている。

惑星クバーサ 担当:ゴエモン

名前通り惑星の大半が砂漠に覆われている惑星。プロローグ終了後最初からカーソルが合っているエリアだが、実は全エリア中最難関。最初の道中であるクバーサ街道は簡単だが、それ以外の道中ステージと城ステージは即死トラップが非常に多く、このエリアをクリアするだけで数十回ゲームオーバーに追い込まれたプレイヤーも珍しくない。

サソリ・シティに辿り着くと町全体がどんよりとした様子で、エビス丸の葬式やゴエモンとおみっちゃんの結婚式会場があったりどこかおかしい。更に出口に行くとなぜかおみっちゃんがいる。そこで色々質問をしてくるのだが…。ここを突破するヒントはとある場所で聞くことができ、町の中でもその手掛かりを得ることができる。

城ステージで登場するスポーツはサッカーや野球というメジャーどころにカバディが混ざっている。サッカーは落下死しやすいジャンプアクションエリアの上中ボスがなかなかの強敵。野球エリアは各ゾーンにあるベースを順番通りに踏んでホームインまでもっていかないと延々ループすることになる。極めつけはロボットに追いかけられるカバディ。焦燥感を煽るBGMにロボットの不気味さ、捕まると即死となることからトラウマになったプレイヤーも少なくない。

ボス戦は「バンジー真剣白刃取り」。宇宙空間から飛び降りてくるジャンキーの刀をインパクトで受け止め、連打でその刀を折るというミニゲーム。白刃取りのタイミングがシビアで、慣れないうちは腕を壊されるインパクトや真っ二つにされるインパクトを何度も見る羽目になる。そのやられようは多くのプレイヤーの爆笑を誘った。受け止めてから早く刀を折るほどダメージが大きくなるが、雲を抜けると連打を受け付けなくなり失敗が確定する。とにかく反応とスピードが求められるミニゲーム。

惑星フォレス 担当:エビス丸

竹林と森林に覆われた自然豊かな惑星。エビス丸の性能に合わせてなのか難易度はそれ程高くない。しかしそれなりにジャンプアクションが要求されるので油断は禁物。

ナンパ・シティでは逆ナンが流行しており、モブキャラクターが専用のキャラクターになっている。民家も全て専用キャラクターになっているが実はこれがミニゲームのキーになっている。出口前にエビス丸のそっくりさんキャラクターであるオビス丸がおり、売り言葉に買い言葉でナンパ対決のミニゲームが行われる。時間内に美人を4人連れて出口に行くというミニゲームで、民家に入るとそこの住人を連れていくことができる。もちろんそれ以外のキャラクターもおり、民家で会話が始まると強制的に連れていくことになる。また町中を動き回っているモブも接触すれば連れていくことができる。これに勝利すると特殊能力「バレリーナドリル」が習得でき、以降のステージはこの能力を多用する展開になる。

城ステージではバスケットボール、バレーボール、ウェイトリフティングなどが登場する。飛び道具が多く足場も狭いため、ダメージを受けてノックバックで落下死という展開が多い。ノックバックを防ぐかぶとや鎧を用意して乗り込むと安全。終盤アリーナになっている箇所があり、そこからの歓声がオブジェクトになって降ってくる。ここも足場が狭いので、タイミングよく対空攻撃を当てて回避したい。

ボス戦は少し風変りな「ふすまのぞきクイズ合戦」。ふすまが開くと閉まり始めるので、連打でゲージを貯めてストップさせる。ゲージが満タンになった瞬間にふすまの向こうで何かが通り過ぎるので、選択肢の中から正しい答えを選択する。開いているふすまの感覚が狭いほど正解時のダメージ量が増える。4回お手付きするまでにボスのライフを0にすれば勝利となる。

惑星スーイア 担当:サスケ

惑星全体が氷雪地帯の惑星。断崖絶壁が多くアクションの難易度は高めだが、中盤でサスケが習得する特殊能力「くない壁登り」のおかげで落下する危険は少ない。

2つ目の町であるデリバ・シティでは体調を崩した店主に代わって朝刊を配達するミニゲームを行う。この際のサスケの固有ボイス「ちょうかんでござる」は多くのプレイヤーの耳に残った。またこの町はお金をくれるボーナスキャラの出現率が高く、入り口から突き当りを数回往復するだけで1000両以上稼ぐこともできる。

スーイア城で登場するスポーツは剣道・空手・ボクシングといった格闘技系がメイン。しかし途中で明らかにアウトなキャラクターも登場する。ソニックブームを放つ固定敵や落下トラップとして昇竜拳をかましてくる敵、外見は一緒だがパワーゲイザーを使ってくる個体もいる。

ボス戦は「からくりサバイバルレース」。レースは加速エリアと洞窟エリアに分けられ、スタートから加速エリアの間はひたすら連打して速度を稼ぐ。洞窟エリアに入るとその速度を維持したまま設置されているシャッターを指定された方向キーを入力して開いていく。ボタンミスや間に合わなかった場合はシャッターにぶつかりタイムロスとなる。3コースあり、全てのコースでボスに先着できればクリア。

惑星アクアン 担当:ヤエ

水が豊富で、フォレスとは別の意味で自然豊かな惑星。最初の町ステージクリア後から城ステージに入れるが、特殊能力「人魚変化の術」が必須のため門前払いを食らう。難易度は4惑星中最も低いとされるが、最初の道中ステージであるサッカスの森だけは少々難しいジャンプアクションが要求される。フービーシティクリア後に入れるダイバー峠は合流後でないと招き猫はおろか正規ゴールにすら入れない。

フービーシティではとんでもないインフレが発生しており、食材が10万両単位で取引されている(よろずやや宿屋などはいつもの値段に抑えられている)。またこの町の出口に行くためには1億両が必要で、その資金を稼ぐためにスキヤキ屋で○○な仕事をする羽目になる。

アクアン城のスポーツはゴルフ、フィッシング、射撃などが登場する。間の通路は魂斗羅をイメージしたような構成になっている。ゴルフエリアは初見殺しのトラップが多く、ゴルフボールに当たると即死。

ボス戦は唯一連打を必要としない「超対戦ぱずるだま」。いちミニゲームの扱いのため降ってくるたまのパターンは全て同じ。連鎖をすると小玉攻撃ができる上に相手のライフゲージを削ることができ、ライフを削り切るか2回相手を手詰まりにできれば勝利となる。

惑星インパクト

最終エリアでありインパクトの故郷。町ステージであるセクター17の住民は店員を除いて顔がインパクトになっており、初見だと名前の通り強烈なインパクトを残してくれる。

突入後のストーリー展開はセクター17最後にいるつじぎりたちとの会話以降最終ボス戦まで一切なく、途中のステージを通過するストーリー展開もゲームをやるだけではわからなくなっている。この点についてはコミックボンボンの漫画版で補足が行われているが、ゲーム内でこの説明がなかった理由は不明。

4人合流後に突入するステージのため、場面に応じてキャラクターを変えながら攻略していく。クバーサやスーイア程ではないがそれなりに難しく、特にスノーウォールは長丁場と一つのミスが大きなやり直しにつながる構成のため文字通り多くのプレイヤーの壁となった。

マップが2部構成になっており、後半は4惑星それぞれの城ステージをモチーフとしたタワーを攻略する。4つすべて攻略すると最終ボス戦に進むことができる。

最終ボス戦はセップク丸と衛星爆弾を投げ合う「惑星インパクトを救え!」。クバーサのミニゲームである「バンジー真剣白刃取り」の上級版といった位置づけとなっている。爆弾を受け止めた際に押している上キーの長さで投げ返す角度を決定してから連打でパワーを貯めて投げ返す。この際角度が誤っているとどれだけパワーがあっても失敗が確定する。有効角度からわずかにずれたくらいであればパワーでごり押しも可能。1回成功で2ポイントダメージが与えられ、角度が完璧だとクリティカルヒットとなり、与ダメージが2倍になる。4ダメージごとにセップク丸が惑星インパクトから遠ざかり、ノルマが厳しくなっていく。遠ざかる際の会話をXボタンでスキップすると距離が変わらないまま続行できるという裏技がある。

関連動画

プレイ動画

BGM・音源集

その他

MAD

関連項目

  • がんばれゴエモン
  • 切腹
  • バンジー真剣白刃取り
  • 惑星インパクトを救え! / なんだとーっ!
がんばれゴエモン
FC からくり道中 - がんばれゴエモン2 - きえた黄金キセル - 天下の財宝
SFC ゆき姫救出絵巻 - 奇天烈将軍マッギネス - 獅子重禄兵衛のからくり卍固め - きらきら道中
それゆけエビス丸
PS 宇宙海賊アコキング - 綾繁一家の黒い影 - 大江戸大回転
N64 ネオ桃山幕府の踊り - でろでろ道中 - もののけ双六
GB さらわれたエビス丸 - 黒船党の謎 - 天狗党の逆襲 - もののけ道中
星空士ダイナマイッツあらわる!!
DS 東海道中 大江戸天狗り返しの巻
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最終更新:2025/12/07(日) 17:00

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