きまぐれスタジオ美水かがみギャラリー幸手

きまぐれスタジオ美水かがみギャラリー幸手とは、埼玉県幸手市北3丁目に所在する、漫画『らき☆すた』を主題とした、幸手市商工会運営のギャラリー兼交流施設。2009年3月28日開館。

概要

『らき☆すた』の作者である幸手市出身の漫画家、美水かがみの旧宅を改装し、『らき☆すた』作中に出てくる泉家を再現したギャラリー兼交流施設。泉家自体がこの家をモデルにしているため、忠実に再現できている。このため一部報道では「究極の聖地」と呼ばれていることも。

もともと幸手には鷲宮の鷲宮神社、春日部の春日部共栄高校に匹敵する聖地と呼べる場所がなかった（せいぜいOPや作中に出てくる権現堂堤ぐらい）。そうした中、美水家が2008年5月にさいたま市に転居、これまで住んでいた家が空き家となった。そこで美水の母（アニメ後期提供クレジットバックの写真で、美水家の愛犬チェリーにパンチされてるご婦人です。通称チェリーママ）が、幸手市に貢献、恩返ししたいということで「この家をファンのために開放できないか」と幸手市商工会に打診。観光の目玉となるものがほしかった商工会もこれを受け入れることでプロジェクトが始まった。当初は2009年9月末までの期間限定で運営される予定だったが、好評を博したため、期限を設けずに（閉館告知は2ヶ月前に行う予定）運営することが決まっている。

展示内容は美水家の監修や協力を得ているほか、市内の商店や春日部共栄高校からも協力を得ている。さらに巡礼に訪れたファンからも意見や協力を受けているのも特徴。また、前述のような経緯から美水母がオープン時に案内をおこなっており、以後休日にはちょくちょく訪れて案内をしたり差し入れをしたりしているという。

一般住宅としてもかなり立派な作りになっており、それを見るだけでも価値はある。事実近隣住民に開館に当たって説明会を開いたら、いつの間にやら住宅見学会になっていたとか。建物探訪ごっこをしたい方もどうぞ。

なお泉家の住人（そうじろう・こなた・ゆたか、並びに故人であるはずのかなた）が2010年元日付で住民登録され、同年1月3日より特別住民票の交付が行われることになったが、登録時の住所は本ギャラリー所在地にされることとなっている。

施設案内

開館日時・料金

2009年12月時点でのデータです。変更等があり得ますので公式サイトにて事前確認されることをおすすめします。

• 開館日：毎週土・日曜日、祝日（長期休暇期間には別途運営日を設定）
• 開館時間：11:00～16:55（1時間の入れ替え制、各時間20名まで入場可）
• 入場料（いずれも税込み）
  • 1時間券：420円（市内取扱店）/630円（ギャラリー）
  • 1日券：840円（市内取扱店）/1050円（ギャラリー）
  • 小学生未満の幼児は無料
• 入場券販売箇所：ギャラリーまたは市内の商工会加盟店舗で販売（後述）

館内施設

• 1階：こなたの部屋（旧美水かがみ自室）、ゆたかの部屋、美水かがみギャラリー、展示用トイレ
• 2階：そうじろうの部屋、リビング（ネットスペース）、売店（軽食・特産品の販売）、女性用トイレ
• 3階：コミュニティスペース、男性用トイレ

構成を見ての通り、原作ではついこないだから泉家にホームステイしているパティの部屋はありません。こればかりは仕方ないか。

入館の手引き

以後は行くに当たっての簡単なガイドを記述します。極力守るようにしてください。守られない状況が多い場合、早期閉館も避けられない事態になるかもしれません。

入場券入手

ギャラリーまたは幸手市内の入場券取り扱い店舗で発売されている。市内店舗で買った方がギャラリーよりも安く購入でき、事前の予約を受け付けているため、基本的には市内店舗での購入が奨められる。

市内店舗分の入場券は、日ごとに販売店を替えて発売されている。取り扱い店舗は幸手市商工会公式サイトで発表されているので、行く予定の日時の入場券を取り扱っている店舗をあらかじめ調べて、その店で購入することが基本となる。また、幸手市中心部の店が割と早く売れやすく（つまり混雑しやすい）、離れた店がけっこう狙い目だったりする。ただしその店まで行くのが一苦労だったりもするが。

ともあれ、なんらかの変更は起きえるので、逐次商工会公式サイトのチェックをお忘れ無く。

アクセス

東武日光線幸手駅が最寄り駅。入場券には地図があるのでそれを元に行くことになる。

しかし、幸手駅から歩くと余裕で30分はかかる。バスの場合幸手駅から朝日バスの系統2番（幸手駅→辰堂→五霞町役場前）に乗り、熊野神社前で下車徒歩3分になるが、1時間に1本しか走っていない。タクシーの利用でも900円近くかかる。おすすめなのは駅前でレンタサイクルを借りて、それで向かうのがいいかも。

他の聖地からのアクセスの場合、春日部は東武鉄道で幸手駅に向かえばいいとして、鷲宮の場合は、

• 東武伊勢崎線鷲宮駅から東武動物公園駅で日光線に乗り換えて幸手駅下車
• JR東北本線（宇都宮線）東鷲宮駅から久喜駅で東武伊勢崎線に乗り換え→東武動物公園駅で日光線に乗り換えて幸手駅下車
• JR東北本線（宇都宮線）東鷲宮駅から栗橋駅で東武日光線に乗り換えて幸手駅下車
• 東鷲宮駅からタクシー利用（2000円近く）かレンタサイクル（バス使用時の補足求む）

が考えられる。

車・バイクの場合は日光街道沿いを走り、権現堂堤の駐車場に駐車後徒歩10分。（車でのアクセスに詳しい方の補足希望）

あと、初めて来る場合は迷う可能性大です（経験者談）。詳細な地図や携帯のナビ機能などを使うことを推奨。

諸注意

• ギャラリーのある場所は住宅地です。絶対に騒ぐな。ゴミは付近に捨てずに持ち帰ろう。
• 入場券購入者以外の、用のない人は行かないように。
• 館内禁煙。愛があるなら喫煙は我慢しましょう。
• コスプレして来場しないように。
• 指定された駐車場以外での駐車（特に近隣の店舗・神社等での無断駐車、路上駐車）も禁止。
• 展示物に触れたり、ふすまや扉を勝手に開け閉めしないこと。3階のベランダも立ち入り禁止。
• この他入館前に注意事項を言われるので守ること。スタッフの指示・注意に従うこと。
• 爆破予告など犯罪に触れるようなことは自分の人生をおかしくするので止めましょう。というかやらかして捕まった馬鹿がいるし（参照記事）

こぼれネタ

• 上述の通りこなたの部屋は美水先生の自室を元にしている。こなたの机は美水先生が実際に原稿を書くのに使っていた机だそうな。この机を含め、館内には美水家が使っていた家具等がそのまま現状保存のまま使われている。
• 1階のトイレは「そうじろうが用を足しているのをゆたかが目撃して固まる」というシーンを再現するため、扉は開放されたままになっている。ということでこれも展示物ゆえ、座ることはできる物の、用は足せません。女性は2階、男性は3階のトイレでどうぞ。
• この他館内にはいろいろと小ネタが満載。風呂場にティモテがあったり、リビングにゆい姉さんが使ってたロデオボーイがあったり。
• 1階のギャラリーには美水先生が描いた同人誌も展示されている。またチェリーにまつわる物や写真が展示された「チェリーちゃんコーナー」もある。可愛いので写真を見て和みましょう。
• 基本的に展示物に触れることはできないが、1階のトイレに座れるほか、リビングのロデオボーイを使うことができる、そうじろうの部屋にある丹前を着ることができるなど、一部体験できることもあり。ちなみに丹前は商工会女性部の方が作られた物。
• そうじろうの部屋には仏壇があり、かなたさんの遺影も。拝んでおきましょう。
• リビングにはノートパソコンが5台設置、ネットが使用可能。と思ったら2chのらき☆すた関連スレがブックマークされてたり、Janeがインストールしてあるんだが。入れた奴自重。ってこの項目もブックマークされて、ここのスレにも記念カキコあるんだろうなぁ。
• 3階はコミュニティスペースとなっており、くつろぐことが可能。おなじみの落書きノートもあります。巡礼写真を貼れるコルクボードもあり。
• ここからちょっと歩くと、アニメのオープニングでこなたが踊っている、権現堂堤へつながるあぜ道がある。ここで記念写真なども一興かと。

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関連項目

• 幸手市
• らき☆すた
• 美水かがみ
• チェリー
• 泉家
• • 泉そうじろう
  • 泉かなた
  • 泉こなた
  • 小早川ゆたか
  • パトリシア・マーティン
• 聖地巡礼
• 聖地の一覧

関連リンク

• きまぐれスタジオ美水かがみギャラリー幸手