この大空に、翼をひろげて
| 発売日 |
2012年5月25日 |
| 対応機種 |
WindowsXP/Vista/7 |
| ジャンル |
アドベンチャー |
| 原画 |
八島タカヒロ
基井あゆむ |
| シナリオ |
紺野アスタ
七烏未奏
奥田港 |
| 発売元 |
PULLTOP |
| レイティング |
ソフ倫:18歳未満購入禁止 |
| 価格(税込) |
9240円 |
『この大空に、翼をひろげて』(このおおぞらに、つばさをひろげて)とは、PULLTOPから発売されたアダルトゲームである。
概要
2012年5月25日発売。
2011年12月16日にティザーサイトが公開、同年12月21日発売のPUSH!、TECH GIANにて誌面掲載。
PULLTOPとしては第11作となるこの作品では、表現したいことを全て行うために、既存のウェブサイトから独立してドメインの取得を行った[1]。
なお、ドメインの取得では複数の候補があったが、「konosora.jp」を使用することとなった[2][3]。
尚、2012年8月10日にPULLTOP初となるファンディスクの制作決定が発表された。タイトルは「この大空に、翼をひろげて FLIGHT DIARY」で、2013年1月25日に発売された。また、本編とFDの同梱パックも同日発売されている。
さらに、FD第2弾として「この大空に、翼をひろげて SNOW PRESENTS」が2014年7月25日(同年5月30日より延期)に発売予定となっている。また、本編とFD2本の三作品が同梱されたCOMPLETE BOXも同日発売予定。
ストーリー
Boy & girls meets the sky.
少年と少女たちは、空と出会い、そして焦がれた。
いつか、自分たちの翼で飛んでみたいと
舞台は、さわやかな風が吹き抜ける町━━━風ヶ浦。
夢を失い、故郷へ帰ってきた少年・水瀬碧は、風車の立ち並ぶ丘で、
車椅子がパンクして動けないでいた少女・羽々音小鳥と出逢う
そして、ふたりがいる丘の上空を渡っていく、白い大きな翼━━━グライダーとも
まだその時、ふたりは気が付いていなかった。
それが全ての始まりなんだと・・・・・・。
やがて彼らは、碧の幼なじみ・姫城あげはも巻きこんで、
廃部寸前だったソアリング部の立て直しを始める
誰もが子供の頃、思い描いた夢━━━
「紙飛行機に乗って飛んでみたい!」
そんな憧れをかなえるために。
見あげる空は、どこまでも高い。
彼らが目指す場所は━━━遥か雲の彼方。
公式ホームページより引用
登場人物
メインキャラクター
- 水瀬碧(みなせあおい)
本作の主人公。親の都合により風ヶ浦を離れていたが、自身が打ち込んでいた自転車競技での事故、引退を機に数年振りに風ヶ浦に帰ってくる。風ヶ浦への帰郷は碧自身の都合に依るものだった為、母親から条件としてトビウオ荘の管理人を命じられ、寮生の面倒をみることに。 事故により大事なものを失ったことから、風ヶ浦帰郷時はやや諦観のきらいがあったが、小鳥や天音との出会い、幼馴染達との再会により新たな目標を見出し、本来の前向きな性格へと戻っていく。
- 羽々音小鳥(はばねことり) CV:星咲イリア
碧が風車の丘で出逢った車椅子の少女。トビウオ荘の住人であり、彼女の部屋の先代の住人であった「イスカ」が残した「航空日誌」を読み、イスカへの共感と空への憧れを抱く。2年前に事故により足に障害を負っており、完全バリアフリーの恵風学園に転入した経緯がある。かつては才色兼備の優等生で男女問わず人気があったが、現在は障害へのコンプレックスから周囲と馴染む事が出来なくなり、碧と出会う前の彼女にとっての友人はハットだけであった。碧とグライダーとの出会いにより、彼女は自分自身と未来を取り戻していく。くーるびゅーちーさん。
- 姫城あげは(ひめぎあげは) CV:萌花ちょこ
碧の幼馴染の一人。幼少の頃はボーイッシュな容姿であったが、再会時には碧が一目では気付かないくらいの「いい女」に成長していた。但し、見た目以外はあまり変わっていない模様。手先が器用で在籍していたロボット部でもそれなりの成果を出していたが、碧や小鳥、天音と共にグライダーを作ることを優先し、部の掛け持ちを経て正式にソアリング部へと転部する。かつて碧が風ヶ浦を去る際に碧から告白を受けているが、彼女のなりの考えがあり気持ちに応えることはしなかった。
- 望月天音(もちづきあまね) CV:五行なずな
恵風学園を何年も留年している「超留年生」で、唯一のソアリング部員。父親が著名な発明家であり、天音自身も非常に優秀で天才と呼ばれる。その才能故に、学内での彼女の行動は大方が黙認されており、彼女が授業をさぼり、一人グライダーを作り続けるのは、かつての親友であるイスカとの約束を果たすためである。 見た目はスレンダーな美人ではあるが 、一般常識に欠ける天然系で実技・運動能力も他人よりかなり劣る。食事の作法が絶望的であり、その姿を見た周囲も絶望させる残念美人。
- 風戸亜紗(かざとあさ) CV:雪都さお梨
碧たちが3年生に進級した際に新入生として恵風学園に入学してきた。依瑠の双子の姉。恵風学園の理事長の孫でありながら、夏休みを前に妹の 依瑠と共にトビウオ荘に入寮してくる。その際に碧たちがグライダーを製作していることを知り、積極的にソアリング部に関わっていくことになる。 ぽわぽわとした性格に愛らしい容姿からソアリング部の癒し担当。 優秀な人材を数多く輩出している風戸一族の中にあって、凡庸な才能しか持ち合わせず、それが 亜紗のコンプレックスとなっている。専用ルートでは初体験にも関わらずに碧に高度なプレイを要求される。
- 風戸依瑠(かざとよる) CV:有栖川みや美
亜紗の双子の妹。容姿は亜紗と瓜二つではあるが、性格はクールなニヒリストで、他者との関わりあいを求めず、無駄なことを嫌う。それ故にソアリング部の活動にも興味を持っていないが、亜紗が入部した為にしぶしぶ活動を手伝うことに。しかし依瑠にとって無意味であるはずのソアリング部の活動が少しずつ依瑠の気持ちと考え方を変えていくことになる。風戸一族の中でもかなり優秀な頭脳を持ち、周囲からは天才と認められている。
サブキャラクター
- 羽々音ひばり(はばねひばり) CV:遠野そよぎ
小鳥の姉で、5ヶ国語(日本語含む)を話すことが出来る才媛。度々トビウオ荘を訪れては小鳥の世話をし、小鳥と寮生の間を取り持つ。その語学能力の高さから海外出張へ行かされることがあるが、「小鳥ちゃんと逢えなくなるくらいなら、いっそ会社辞めちゃおう」と思ってしまうくらい小鳥を大事に思っており、小鳥のことになると周りが見えなくなる。料理を含めた家事全般にも長け、柔和な性格、母親譲りの美貌と、小鳥のことに関して以外は非の打ちどころのない女性である。
- 姫城ほたる(ひめぎほたる) CV:羽鳥空
あげはの妹であり、碧の幼馴染の一人。幼少の頃から碧に仄かな恋心を抱いていたようだが、あげはに遠慮をしてか帰郷後の碧に対しては一歩離れた立ち位置を取る。が、なぜかそのあげはルートにおいては碧に積極的にアピールし出し、計算高さを垣間見せる。
- 雲居朱莉(くもいあかり) CV:如月葵
碧の恵風学園編入時は生徒会副会長、後に生徒会会長。理に合わないことならば教師相手でも立ち向かう、「味方にすれば頼もしい、敵に回すと恐ろしい」人。公明正大な性格ではあるが、天音に対しては尊敬の念があるのか、やや甘いところがある。入学早々に問題児であった小鳥と天音と仲良くなった碧に警戒心を抱くが、後に碧を認め、生徒会としての公平性を欠かない範囲で碧とソアリング部の活動を支援していくことになる。
- 時雨佳奈子(しぐれかなこ) CV:優希芹果
トビウオ荘の住人で、恵風学園での碧たちの1つ上の先輩にあたる。寮内を下着姿でうろつき、碧を困らせている。実家でも下着姿でうろついていたため、母親の再婚相手とその連れ子への配慮から実家を追い出されてとびうお荘にやってきた。一見して飄々として掴みどころのない性格ではあるが、誰よりも場の空気を読み、他者に気遣いの出来る人。小鳥が入寮してきた際に上手く接することが出来なかった後悔から、風戸姉妹に対しては実の妹のように接し、少しでも早く寮やソアリング部に馴染める様に尽力した。朱莉とは友人関係。
- 五十嵐達也(いがらしたつや) CV:小次狼
碧たちからは「あんちゃん」と呼ばれる年の離れた幼馴染で、恵風学園のOB。在学中はソアリング部に所属していた。現在は実家の工場で働いており、職人としての腕を着実に磨いている。その容姿と落ち着いた物腰から女性受けは非常に良いが、本人は純情一途な性格で、自分から女性を誘った事はないとのこと。
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関連項目
関連リンク
脚注
- *2011年12月21日のツイート参照。
- *2011年12月21日のツイート参照。
- *2011年12月21日のツイート参照。