さんまの名探偵とは、ナムコ(現在のバンダイナムコゲームス)から1987年4月2日に発売されたファミコンソフトである。ジャンルはアドベンチャーゲーム。
概要
主人公の明石家さんまや、被害者の桂文珍、そして容疑者の1人である島田紳助など、登場する人物は一部を除き殆どが実在する吉本興業所属のタレント。
被害者の桂文珍がパーティで何者かに殺害され、更に吉本興業が所有する「アフリカの星」という大きなダイヤモンドが盗まれている事が発覚する。この事件について、名探偵さんまが相棒であるプレイヤー(自分)と一緒に犯人を捜すというストーリーとなっている。
直系の続編ではないが、1999年にプレイステーションで『ナイナイの名探偵』という派生作品が発売されている。
また本作の改造ロム、通称ハックロムで『はまだの名探偵』というものも存在する。
ゲームシステム
はじめに自分の名前を登録し、探偵の明石家さんまと一緒に事件を捜査していく。
画面は見下ろし型の地図のようになっており、目的地がアイコンで表示されている。捜査を進めていくと目的地が増えていく。目的地でボタンを押すとキャラクターや風景、操作コマンドのアイコンが表示される。各地で吉本系芸能人に聞き取り調査を行っていくが、場合によってはミニゲームを行わないと先に進めないこともある。
登場人物
- 明石家さんま
- ゲーム中では探偵役を務め、また狂言回し的な役回りも持つ。彼と一緒に操作を進めていく。
- 吉本高行
- 吉本興業の社長。架空の人物。名前の由来は「吉本興業」で、モデルは林正之助。自身の別荘に保管していたダイヤ「アフリカの星」も盗まれていた。
- あや子
- 事件捜査の依頼人でもある高行の娘で、桂文珍の恋人。架空の人物。
- 今いくよ・くるよ
- 吉本の漫才コンビ。2人ともダイヤに興味があるようで、実際にパーティーでもダイヤのことを話していた。
- 大平サブロー・シロー
- 吉本の漫才コンビ。サブローは紳助を疑っており、シローはパーティ当時、のりおとコソコソと話をしていた。
- オール阪神巨人
- 吉本の漫才コンビ。巨人は遺体の第一発見者である。事件後にスランプから抜け出した。
- 横山やすし
- 吉本の漫才師。ミニゲームの競艇はこのゲーム最大の壁。
- 西川のりお
- 吉本の漫才師。西川のりおとしては一度しか現れない。どうやら怪しい行動を取っているようだ。
- 島田紳助
- 吉本の漫才師。会話が噛み合わない。何か、金に対しての噂が流れているようだが…。
- チャタ
- 東京で宝石店を経営しているインド人。架空の人物だが、モデルはインド人演歌歌手のチャダ。
- たけちゃんの写真
- せんりがおかの画面左下端を調べると見つかる。たけちゃんとはもちろんビートたけし。
「なんや これ? たけちゃんのしゃしんや! こんなん こうしてやる グシャ ビリビリ!」
- エミ・エミコ
- クラブポピーに勤める女性。モデルはポピンズの金子恵実・芳賀絵巳子。
ミニゲーム一覧
- 墓地
- 墓地で画面端にある捜査メモを取るミニゲーム。上から落ちてくる障害物を避けながら進む。捜査メモがあるとコンティニューのためのパスワードを聞くことができる。
- 競艇
- 横山やすしと競艇で競うミニゲーム。定規必須。
- 追いかけっこ
- お邪魔キャラクターを避けながら、特定のキャラクターを追いかける。捕まえられない場合、ゲームオーバーになることもある。
- ねずみ避け
- スポーツクラブでエアロビ女子と一緒にネズミをジャンプで避ける。
- ギャラクシガニ
- ゲームセンターでプレイできるシューティングゲーム。クリアすると攻略のヒントを貰える。
関連動画
プレイ動画
BGM
その他色々
パロディ
はまだの名探偵
その他
関連項目
- アドベンチャーゲーム
- 名探偵
- 明石家さんま
- ナムコ
- ゲームのタイトル一覧