しんざん型巡視船 単語

シンザンガタジュンシセン

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しんざん型巡視船とは、海上保安庁が保有する巡視船である。

1番船の配置替えに伴い、みはし型→あきよし型→しんざん型へと名称が変遷している。

導入に至る経緯

1989年、高速の不審船に追いつくことができず逃走を許すという事態(日向灘事件)が発生。

高速で軌道できる巡視船の必要性を実感した海上保安庁により計画され建造された。

性能諸元

全長 46.0メートル
全幅 7.5メートル
排水量 総トン数182トン
満載排水量200トン 
乗員 15名
兵装 13mm単銃身機関銃 *1
→JM61-RFS Mk.2 20mm機関砲 *1
速力 35ノット
機関 ディーゼルエンジン 3機
スクリュープロペラ 2軸+ウォータージェット1基
C4IS RFS射撃指揮装置(機関砲用)

同型船

船名 艦番号 竣工日 所属
みはし
→あきよし
→しんざん
PS-01 1988年9月9日 浜田(第八管区)
→徳山(第六管区)
→新潟(第九管区)
→秋田(第二管区)
さろま PS-02 1989年11月24日 根室(第一管区)
いなさ PS-03 1990年1月31日 長崎(第七管区)
→唐津(第七管区)
きりしま PS-04 1991年3月22日 串木野(第十管区)
→宮崎(第十管区)
→日向(第十管区)

その活躍

九州南西海域工作船事件に際し、3番船「いなさ」及び4番船「きりしま」が従事
不審船(のちに北朝鮮籍の工作船と判明)に対し「いなさ」がJM61-RFS Mk.2 20mm機関砲で威嚇射撃を実施
「きりしま」が強行接舷を試みるも「いなさ」及び「きりしま」は不審船からの銃撃を受ける。
そのため、「いなさ」が正当防衛射撃を不審船に対して行い自爆・沈没(轟沈とも)させた。

そのときの功績により、海上保安庁では転属の際に船名が変更されるが例外として
「いなさ」及び「きりしま」は転属後もその名前をとどめている 

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関連項目

  • 海上保安庁
  • こんごう型護衛艦 4番船と同名の艦名をもつ2番艦が存在する。

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最終更新:2025/12/07(日) 13:00

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