そうりゅう 単語


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ソウリュウガタセンスイカン

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そうりゅうとは、海上自衛隊の最新鋭潜水艦のネームシップである。

概要

計画名16SS。現在「そうりゅう」が竣工。二番艦「うんりゅう」が建造中。

海上自衛隊初の本格的スターリング・エンジンによるAIP搭載潜水艦。
「はやしお」での運用テストを経て、本格的に搭載されたAIPによって潜水航行は数日間が可能だったのが二週間以上に伸び、飛躍的な進歩を遂げることになった。

外見的特長は、前級である「おやしお」型より変更された艦尾のX舵(従来までは十字舵)。X舵に変更することでより高い水中運動性を得られることになった。
また他にも、それまでの光学式潜望鏡だけではなくカメラとモニタの組み合わせによる非貫通型潜望鏡など様々な新機軸を搭載している。

五番艦(改そりゅう型?)からは、従来の鉛蓄電池方式のバッテリから、リチウムイオン蓄電池に変更。
発火などの問題点もあるが、メモリ効果による蓄電能力の低下などは低く、長時間の放電が可能でありその性能は従来のものにくらべて2.5倍とのこと(技術研究本部発表)。
これによって、さらに長時間航行が可能になると思われる。

武装についてあまり大きく取り上げられていないが、通常の魚雷のほかに対艦ミサイル、ハープーンblock2を搭載。実はこのハープーンblock2、巡航ミサイルとまではいかないが対地攻撃能力をもつ。つまり「そうりゅう」は水上艦艇も持ちえていない攻撃能力をもったということになる。

艦名について

それまで潜水艦は「~しお」という名称基準があったが、2007年の名称基準の改正で潜水艦に「瑞祥動物(縁起の良い動物)の名」が使用できることになった。これにより龍、鳳凰、雉、麒麟などの命名が出来る。

海上自衛隊その前身である海軍とで「そうりゅう」が使われたのは実は三度目。
一度目は明治時代で御召艦として使われた木造船。二度目は言わずと知れた旧日本帝国海軍の空母「蒼龍」。二番艦「うんりゅう」も空母「雲龍」で使われているが、これは当時の空母の命名基準も「(空を飛ぶ)瑞祥動物」だったことから。

ただ、「~りゅう」もあまりバリエーションがあるわけではない。平成18年度艦(つまり4番艦)までは「~りゅう」となるという話もあり、5番艦からは新たな命名がスタートするのであろう。

関連動画

関連項目

  • 軍事
  • 海上自衛隊
  • 潜水艦
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最終更新:2025/12/07(日) 22:00

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