とんでも戦士ムテキング

とんでも戦士ムテキングとは、タツノコプロの制作で1980年9月7日～1981年9月27日までフジテレビ系で放送された、パヤッパッパッパヤッでありその名を尋ねられちゃったりするローラーヒーローが出てくるテレビアニメである。全56話。

間違えてもムシキングでも（公式ェ…）ムケテングでもない。

かつてはここニコニコでも配信していたが、2015年4月30日をもって配信は終了してしまった。

概要

宇宙から「クロダコブラザーズ」を追って地球のヨンフランシスコまでやってきた保安官助手のタコローは、協力者である少年・遊木リンを「ムテキンチェンジ」で無敵のローラーヒーロー「ムテキング」に変身させ、色んなメカやアクションで彼らに立ち向かうのである（だいたいこんな感じ）。

舞台は当初はヨンフランシスコで、中盤以降は日本の下町となる。どちらもムテキングのアクションがメインには変わらないが、ドラマパートはヨンフランシスコ時代はクロダコたちが引き起こすドタバタがメインであったのに対し、日本編ではリンやタコローと下町の人たちとの交流を描く藤子チックな日常ものに変化していった（その他にも話を追うごとに連れて、テンプレが変化しノリが変わっていく）。

また本作品を代表するのが、とりわけ「タコの頭にハチマキ巻いて～」で始まるクロダコ踊りPART1が有名な、数々の歌による尺稼ぎミュージカル要素である（ただしこれも後半影をひそめる）。

なお、変身シーンでは毎回リン（1回だけサユリ）が痛みに苦しんでいるシーンが挿入されるが、『宇宙の騎士テッカマン』のテックセッターのテイストが若干入っているようなないような…。でも、両者とも変身時に苦しんでいるのは同じ。

その作風からタイムボカンシリーズだと思っている人も中にはいるが、シリーズではない。

2013年4月2日よりタツノコ劇場で毎週2話無料配信されていた（現在は有料）。しかし2015年4月30日に配信は終了してしまった。

主な登場人物

遊木リン/ムテキング　CV:井上和彦

主人公の少年。変身前後で声優は同じだが、変身前はよくあんな声出せるもんだ。ムテキングになると体格が大人になり、顔色も若干浅黒くなる（ような気がする）。

波打際のむろみさんにも出てきたような…？

タコロー　CV:有崎由見子

もう一人の主人公。第14話では間違ってリンのガールフレンド・サユリをムテキンチェンジでムテクイーンにした。
かわいこちゃんには目がないエロダコ。
ちなみに放映当時、メカやホットケソーサー、ムテキングに混じって超合金の玩具が発売されている。タコなのに硬いとはこれイカに（タコなのに）。

ホットケソーサー　CV:加藤治

タコローの載ってきた宇宙船で、意識がある。戦闘中にヨンフランシスコ編ではシリアス玉、日本編では救援玉を発射しリンたちを支援する。

トカゲッテル　CV:千葉繁

ホットケソーサーに格納されてる救援メカ。テンションは高いが割と無能。

遊木小晴　 CV:小宮和枝

美人でスタイルのよいリンの母親でヨンフランシスコ警察署長。
彼女が日本に転勤することになったので家族のほとんどが引っ越すことになり、日本編へ。

遊木団吉　CV:田の中勇

見た目から勘違いされがちだが、リンの祖父ではなく父親で、小晴の夫である。普段は研究室にこもって、タコベーダーの侵略に対抗するためにタコジキを解読している。

遊木サニー　CV:納谷六朗

リンの兄の無能警官。あまりにも無能すぎて日本編では一人だけヨンフランシスコにおいていかれてしまった。

ミッチー　CV:筒井たか子

遊木家があずかっているリンのいとこ。エロダコタコローに一目ぼれをされて事あるごとにアプローチされている。

ヌーボン　CV:中村武己

遊木家のペットで、1話から特に説明もなくナチュラルに人語をしゃべる。タコローの恋のライバル。

サユリ　CV:横沢啓子（現よこざわけい子）

ヨンフランシスコ編のリンのガールフレンド。ムテクイーン回が有名だが、全体通してみるとあんまり出てこない。

セイコ　CV:高木早苗

日本編のリンのガールフレンド。日本編の展開が彼女を介すことが多いので何かと出番が多い。小学生なのに割と巨乳。

タコキチ　CV:大平透

クロダコブラザーズのリーダーであり長男。

タコマロ　CV:辻シゲル（現・辻三太郎）

キザな次男。兄弟の中ではややパッとしない。

タコサク　CV:青森伸

宇宙人なのに東北訛りが強い三男であり、番組のサブタイトルコール担当。

3匹とも体型こそ違いはあれど、人間体はドクター・エッグマングラサンをかけたひげ面の男で共通している。

タコミ　CV:高坂真琴

一番下の妹で、兄弟達に溺愛されており、戦闘ではタコキチに毎回ひいきされている。ムテキングを「ムテキング様」と呼び慕っているが、リンがムテキングであることは知らない。ムテキング戦では殆ど無力だが、第14話のムテクイーン戦では異常なほどの闘志と容赦ない攻めでムテクイーンを敗北させた。

チビタコ

クロダコブラザーズの子分でわらわらいる。一応男女それぞれいるらしい。日本編に入ってからはあまり出番がない。

モンスターの皆さん

ヨンフランシスコでのクロダコブラザーズの根城の本来の住人。ドラキュラ、女ドラキュラ、狼男、フランケンシュタイン、ミイラ男の五体。持ち歌はあるが、引っ張った割にあまり本編に絡んでこないような…。

キャスターマン（1話～32話）/おまつりマン（33話～56話）　CV:安原義人

ハイテンションにナレーションを担当するキャラクター。日本編に入る際模様替えをしてノリが変わった。

主題歌

• ローラー・ヒーロー・ムテキング（OP主題歌）
  作詞：康珍化　作曲・編曲：渡辺宙明　歌唱：水木一郎
• おれたちゃクロダコブラザーズ（ED主題歌）
  作詞：丘灯至夫　作曲・編曲：渡辺宙明　歌唱：こおろぎ'73

関連動画

関連商品

関連項目

• MUTEKING THE Dancing HERO
• タツノコプロ
• タツノコ劇場
• 科学忍者隊ガッチャマンF（前番組）
• ダッシュ勝平（後番組）
• 波打際のむろみさん
• テレビ番組の一覧
• アニメ作品一覧