ならず者国家

ならず者国家(Rogue State)とは、国際安全保障上好ましくない国家に対して用いられる表現。

概要

基本的に自国民への人権侵害や他国への侵略行為、大量破壊兵器の拡散を行っている国を指す。

1994年1月にビル・クリントン大統領（当時）が演説で使用したことが初出とされる。概ねテロ支援国家と一致する。アメリカによる安全保障上問題のある国家に対する表現としては「悪の枢軸(Axis of Evill)」という言葉も使用される。これは2002年に子ブッシュが演説で述べたことに起因する。

イラン、キューバなどは日本との関係が比較的良好なのに対し、北朝鮮とは拉致問題や核開発問題などから深い対立関係にある。

以下に記載する国家は、政府の統治方法が「ならず者のようだ」と例えているのであり、決して国民及び民族に向けての呼称ではないことをここに示しておく。

ならず者国家の一覧

テロ支援国家（2025年2月時点）

• 朝鮮民主主義人民共和国
• イラン 
• シリア

過去にテロ支援国家に指定されていた国家

• 南スーダン
• イラク
• リビア
• キューバ
• スーダン

テロ支援国家に指定されていないならず者国家

• 中華人民共和国
• ロシア連邦

一部の人にならず者扱いされている国家

• アメリカ合衆国
• イスラエル

関連動画

関連項目

• 国家
• テロ国家
• テロ支援国家
• 共産主義