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この項目は、漫画『まちカドまぞく』原作3巻以降のネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
なんとかの杖とは、まちカドまぞくに登場するアイテムの一つである。
主人公であるシャミ子(吉田優子)の所持するアイテムで単行本三巻で町外れの廃工場の敷地で不思議な声に導かれるように手に入れる。
その由来はメソポタミア文明まで遡り、シャミ子の先祖である闇の一族に伝わるアイテムでその力は所有者の魔力をかけ算的に増幅させることができるという。
そのため闇の一族直系しかつかうことができず、現時点ではシャミ子が使用するシーンのみ描写されている。(ごせんぞが使えるかどうかは不明)
また、一世代前の所有者はシャミ子の父であるヨシュアであったことが明かされている。
杖自体の能力として「変形」が可能で、本人が「棒状」と認識しているものであればなににでも変形できるという驚異的な能力を持っている。桃からは「伝説級」の代物と言わしめた。
通常は先端に星のついた魔法のステッキのような形を取るが、シャミ子が所持しているときはフォークの形状をとることが多い。
また、シャミ子自信の「棒状」の定義が曖昧なせいで、持ち手がついているものなら魔力が許す範囲で大体何にでも変形できる。
反面、シャミ子が棒状であることに疑問を持つと変形できなくなってしまう。
尚名前については登場人物が正式名称を思い出せず、「えーっと、なんとかの杖」と呼んだことから以後作中では「なんとかの杖」と呼ばれるようになる。
正式名称と思われる元ネタについては下に記載する。
ユダヤ伝承の三種の神器の一つ「アロンの杖」。文字通り聖書に登場するアロン(アーロン)の杖で、彼はかの有名な預言者モーゼのお兄さんである。モーゼは兄からこの杖を借りて、蛇に変形させてファラオ配下の魔術師たちが召喚した蛇を全部食い殺したり、水を血に変えて魚を大量死させたり、カエルやらアブやらイナゴやらを大量発生させたり、疫病を流行させたり、雹を降らせたり等の災いや奇跡を起こした。また、かの有名なモーゼが海を割ったシーンで使った杖も「アロンの杖」だと言われている。他の三種の神器(十戒の石板・マナの壺)と一緒に聖櫃(契約の箱)に納められていたが、ソロモン王の時代には石板以外は紛失してしまったらしい。
シャミ子が物語の中で入手するアイテムの元ネタはこの「アロンの杖」だと思われる。
原作での、このアイテムの情報は、↓
・名前は「ア」から始まる印象のうっすいヨコモジネーム
・「なんとかの杖」
・変形能力(棒状の物限定)
・由緒正しきメイドインメソポタミア
・下手したら伝説級
・夢の中限定とはいえ、シャミ子はこの杖を使って炎や雷やお菓子を繰り出す事が出来る
原作では明言されていないが(つーか誰も名前を憶えていない)、全ての条件を満たすのは「アロンの杖」以外ないので、これが元ネタとみて間違いはないだろう。
シャミ子が杖を手に持った際に自然とこの形を取る。
一巻で「武器の支給」を母にシャミ子が求めた際に渡されたのがフォークだったため、武器=フォークと潜在的に考えている様子。
(3巻45~50p)
「強い武器」をイメージしたときの形。ただし重すぎるせいでシャミ子には制御できなかった。
(3巻45~50p)
流れでいろんなものに変形させるのを試す一環で変形。
桃から「なくさないようにね」と言われた矢先に「なくしそうな形」に変形させた。
シャミ子「桃、見て!インクがいっぱいのボールペンに変身しました」
(3巻45~50p)
ボールペンを見た桃から「もっと便利そうな(弾切れしないロケットランチャーとか)姿にできないのか」と言われて変形させた。
シャミ子「桃 見て!スコップ!!」
(3巻45~50p)
母、清子の依頼で変形。
ヨシュアもかつてこれで3枚の布団を干していたらしい。
(3巻45~50p)
桃を笑顔にさせるためにシャミ子が体を張った一発逆として使用。
フォークの先端が悪者っぽいデザインかつ黒色のデザインになっている。
尚、シャミ子が体を張り切れず不発に終わった。
シャミ子「まぞくの一発芸・・・「虫歯菌」・・・」
桃「・・・・・えっ?」
(3巻45~50p)
パソコンの使い方がわからない際にごせんぞが「たたけば直る」と提案。
(3巻55p)
素直にインターネットの使い方を教えてもらいたくないシャミ子が桃に対してメッセージが書かれた看板として使用。
桃「なんとかの杖の使い道おかしくない?」
シャミ子「言いにくいことを伝えるためにおとーさんの力を借りたんです!!」
(3巻56p)
1巻で接着剤で固めたごせん像のスイッチをとるために変形。
ドリルでごせん像をなるべく傷つけないように桃が作業しました。
変形したものを人に貸すことが可能なことがここで判明。
(3巻61p)
桃「今日は町に出てまぞくを探そう」
シャミ子「?まぞくならここにいます」
自身を指さすために使用。
(3巻69p)
夢の中で過去のトラウマと戦うために変形。
大きさはほぼ「ツヨイブキ」と同じだが、先端の形状などディティールが少し異なる。
また、夢の中なので自由に取り回すことができ、あらゆる敵を一撃で倒すことができた。
(3巻101p)
※重大なネタバレの為白塗り
自身に埋め込まれてしまった桜のコアをのどに詰まった餅の要領で取り出せないか?というシーンで変形。
(3巻116p)
ただの中華鍋ではなく「完全に育ち切った中華鍋」
白澤を「法則を超越して変形したぞ・・・!?」と驚かせた
(4巻30p)
(4巻46p)
現実世界にて使い魔(最弱設定)に襲われた際に使用した。
桃を「若干パチモノっぽいけど性能は大まかコピーできてる」と驚かせた
(4巻56p)
桃に「杖の運用をもっと考えて」と言われて変形させた姿。
「桃ちゃんやみおちして」と書かれている。
尚「それは棒状なのか」と突っ込まれたところ、シャミ子が疑問に思い変形が解けてしまった。
(4巻70p)
「黄金の割り箸を生成して片方売った後に変身を解いたらどうなるのか」という桃の魔法少女らしからぬアイデアを試すために変形。
しかしシャミ子の魔力不足で現実世界では普通の割り箸が精いっぱいだった。
(4巻71p)
リリスの封印空間で杖を使いこなすための修行を行う一環で変形。
ごせんぞの寂しさをこねこねして用意したこせん像サンドバッグ三万体を倒す訓練にて、良からのアドバイスで「大陸を蒸発させる剣」を具現化しようとした結果。
らくがきのような見た目で「たいりくけん」と書かれた剣が具現化した。性能は不明。
(4巻74p)
良から「お姉が好きな昔のゲームを参考にするのはどうかな」とアドバイスされて成功した変形。
メラゾーマっぽい範囲技で合わせて543体の像を焼き尽くした
ファンシーな見た目でおやつを無限生成する。
リリスからは「それ必要か?」と突っ込まれたが、真に寂しさを癒やすのは甘いもの…ということで約9000体の像を破壊した。
どうやら魔力を使用するらしく、4巻ラストでは肉を生成しようとして「無理です、おかゆの杖ならいけそう」と発言した。
(4巻75p)
修行のラストアタックを決めた杖、相手を氷漬けにする。
(4巻75p)
ミカンの転校時の自己紹介を応援するために変形。
「かんきつ」(柑橘)と書かれている。
前日のことを忘れてしまったのか、やはりうちわは棒状だと再認知したのかは不明。
(4巻81p)
ミカンの夢の中で使用。
見た目はただの枝で倒れた方向に進めばよいらしい。
一見信用ならない見た目だが、結果的に正しい進むべき方向を指していた。
(4巻99p)
良からかつて聞いた言葉を覚えていたシャミ子がミカンの夢の中にある「混沌」を形作るために変身。
結果としてこれがミカンの呪いを解く重要なカギとなった。
能力は伝承に伝わる天沼矛そのものだが、見た目はシャミ子の想像力の影響で「泡立て器」の形を取った。
尚魔力消費が激しいらしく、使い切ったシャミ子は倒れてしまった。
(4巻101p)
魔力消費して浪費した体で立ち上がるために使用。
(4巻108p)
おくおくたまの森に酔っ払ったリリスのリバースしたものを埋めるために使用。
(5巻46p)
テレパシーの音量(?)を増幅させるために使用。
大音量のテレパシーは鼓膜や脳を揺さぶるようで、結果として周りに立つ人たちをスタンさせる威力となりシャミ子の有効な攻撃技の一つになった。
その直後リコ君を説得する際荒波渦巻く深層意識の中、声を届けるために通常の拡声器としても使用している
(5巻87p,102p)
(68話)
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最終更新:2025/12/09(火) 23:00
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