はくたかとは、国鉄及びJR西日本・北越急行の特急の名称である。
現在国内の狭軌路線(1067mm)を走る特急の中では最高速で運転されている特急で、名前の由来は立山開山伝説に登場する白い鷹から取られている。
現在160km/h(ほくほく線内)で運転されているが、これはほくほく線に踏み切りがない事やATS-P、GG信号を導入している事から行う事が出来ている。また、狭軌路線では技術的にこれ以上の速度は困難である。
なお、北陸新幹線金沢開業に伴い現行の「はくたか」は廃止される事が発表されている。
1965年10月にそれまでの白鳥号の上野~金沢間を分離させて「はくたか」が誕生した。この時の車両はキハ82系。
4年後には485系へと変更となり電車特急となる。その後489系へ変更されるが、1982年の上越新幹線開業に伴い「北越」に統合される形で消滅した。
1997年3月22日に運転を開始。当初JR西日本は681系に限り「くろしおオーシャンアロー」「スーパー雷鳥(サンダーバード)」に倣い「はくたかホワイトウイング」という名称を提案するも北越急行とJR東日本の反対もあり全列車「はくたか」となる。これにより北越急行は独自の愛称を付ける事が可能となり自社の車両に「スノーラビット」という愛称を付けている。一方、JR西日本は「ホワイトウイング」という愛称を付けた。
運転開始時はJR東日本とJR西日本に485系があったものの、681系の速度向上とJR西日本の増備によりサービス格差が生じた為、2005年に北越急行が683系8000番台を1編成投入。これによりJR東日本は「はくたか」定期運用から撤退している。
なお、乗務員は直江津で交代する(直江津以西はJR西日本、直江津以東はJR東日本)。
2009年6月1日より全車両禁煙となっている。
ちなみに、「はくたか」決定以前に北越急行社内で提案されていた名称に「八海山」や「こしひかり」があった。
余談だが、JR西日本の681系はくたか編成はW編成を名乗っている。が、金沢総合車両所から京都総合運転所へ転属した681系・683系サンダーバード編成も基本編成がW編成を名乗るようになっている(京都配置の付属編成はV編成を名乗る)。
この結果、基本・付属の違いがあるものの2010年4月時点においてW12・W13編成は金沢と京都に存在する事となった(金沢の編成は付属編成、京都の編成は基本編成)。
| 駅名 | 金 沢 |
石 動 |
高 岡 |
富 山 |
滑 川 |
魚 津 |
黒 部 |
入 善 |
糸 魚 川 |
直 江 津 |
十 日 町 |
六 日 町 |
越 後 湯 沢 |
| ○ | △ | ○ | ○ | △ | △ | △ | △ | △ | ○ | △ | △ | ○ |
○:停車 △:一部通過
列車によっては福井駅・和倉温泉駅発着となる場合もある。
福井駅発着の場合は金沢~福井間において小松・加賀温泉・芦原温泉に停車。
和倉温泉駅発着の場合は金沢~和倉温泉間において羽咋・七尾に停車する。
福井・金沢⇔越後湯沢(※はくたか7・23号、2・10号は6両編成)
なお、和倉温泉発着は3両(7~9号車)で、金沢⇔和倉温泉間の進行方向は逆向きとなる。
| 1号車 | 2号車 | 3号車 | 4号車 | 5号車 | 6号車 | 7号車 | 8号車 | 9号車 |
| グリーン | 指定席 | 指定席 | 指定席 | 自由席 | 自由席 | 自由席 | 指定席 | 指定席 |
| 681系2000番台 スノーラビット |
| 北陸へ向かう特急・急行 |
| 雷鳥・サンダーバード─しらさぎ─はくたか─北越─北陸─能登─ひだ |
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最終更新:2025/12/07(日) 20:00
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